2019.03.30 / 2019.04.01
ゴールデンウィークや夏休みに家族での海外旅行を計画されている方も多いかもしれませんね。かつては海外旅行添乗員として世界を飛び回っていましたが、子連れでの海外はこれが初めて!さらに息子は様々な食物アレルギーあり。
空港・機内編、滞在編に続いて、今日はハワイでの食事編をお届けします。 食物アレルギーがあっても工夫しながら楽しい旅を過ごすことができますよ。
日本から持っていく食品は原材料を確認!
息子は卵、小麦、大豆などの食物アレルギーがあり、海外旅行を考えたときに一番心配だったのは食事のことでした。
自炊するためにキッチン付きのコンドミニアムホテルを予約。普段から食べ慣れているアレルギー対応のレトルトを日本からたくさん持っていけばなんとかなるだろうと思っていたのですが、実はハワイにはお肉や肉エキスが入っている食品は持ち込めないんです!
ハンバーグやミートボールはもちろん、スープの素やレトルトカレー、パスタソースにもお肉やエキスが入っているものがほとんど。。。知らずに持っていって検査なく持ち込めたというケースもありますが、税関ですべて没収になった方もいます。
そこで、持っていける食品を探したのでご紹介します。
左のアンパンマンカレーのレトルトには豚肉やポークエキスが入っているのですが、同じアンパンマンカレーでも右の粉末ルーにはお肉もエキスも入っていません!
カレーのチェーン店、CoCo壱番屋にはアレルギー対応のレトルトカレーがあるのをご存知ですか?持ち帰り用で店頭でもひとつから購入できるのですが、実はこれにも肉類は入っていません。野菜の優しい味なのでアレルギーでなくても小さいお子さんには便利だと思います。量も子供にはちょうどいいです。
他にはハワイ現地で探すのは大変そうな食品、例えば米粉パン、お湯を注ぐとできるおにぎり、卵なしマヨネーズなどの調味料、ビーフやチキンエキスなしのコンソメ、そしていつも食べ慣れているお菓子やジュースを持っていきました。
現地のスーパーで食材調達!
ホノルルは各地にいろんなスーパーマーケットがあります。大型チェーン店、オーガニック専門店、日本食材店などなど。
これまでも海外旅行では、現地の人達の食文化や生活が垣間見れるスーパーに行くのが好きだったのですが、今回はそれに加えて本格的に食材探し。地球の歩き方から出版されている「ハワイスーパーマーケット完全ガイド」はいろんなスーパーが紹介されていて旅行前からワクワク楽しみになりました。
買い物しながら子供も楽しめる「アラモアナセンター」
大型ショッピングモールのアラモアナセンターには、たくさんのお店が揃っています。子供の遊び場があって、フードコートも充実。買い物カート専用のエスカレーターもあって息子はびっくり、大興奮!
さらに、中央ステージではフラダンスのショーも無料で観ることができて、小さい子供連れでも気軽にハワイ文化を楽しめます。
このアラモアナセンターにあるスーパー「フードランド」に行きました。ハワイ発祥のスーパーマーケットで、どのコーナーも品揃え豊富。パイナップルやバナナなどハワイ産の新鮮なフルーツ、牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品、ミネラルウォーターも買いました。
フードランドはお惣菜デリも充実していて、なかでもハワイ名物のマグロの漬け丼「アヒポキ」が美味しいと人気です。テイクアウトできるのでぜひ!
日本食スーパー「ニジヤマーケット」
次に息子の食事に欠かせないお米を買いに日本食材店へ。ワイキキにもいくつかお店がありますが、品揃え豊富と聞いた、アラモアナショッピングセンター近くにある「ニジヤマーケット」に行きました。
ハワイの現地スーパーではお肉は大きな塊で売られていることが多いですが、ここでは手軽に使える薄切り肉や魚の切り身も揃っていました。
お米は短期滞在にちょうどいい小さめのパックから、2キロ、5キロとサイズも選べます。品種も数多くありました。
お味噌、醤油などの調味料もたくさん揃っています。
すぐに食べられる和食のお惣菜やお弁当もあります。
絶対行きたい!「ホールフーズマーケット」
大人気の現地スーパーといえば「ホールフーズマーケット」でしょう。食品、日用品から化粧品まで基準を満たした選りすぐりの商品が揃っています。
今回はワイキキからトロリーに乗ってカハラという街のショッピングセンター「カハラモール」の中にあるホールフーズに行ってきました。このトロリー、海岸沿いからダイヤモンドヘッドのふもとまで行く絶景ルートなのです。海の景色が観たい方は進行方向右側の席がオススメです!
ホールフーズには質の高いオーガニック&ナチュラルフードがたくさん並んでいます。店内で作られているカットフルーツだけでもたくさんの種類があって目移りします。野菜もすぐ食べられるような切り売りパックもありとっても便利。
ここでのイチオシは自分でボタンを押して作ることができるピーナッツバター!できたて新鮮で美味しかったです。
息子にはハワイで買ったお菓子も食べさせてあげたいなぁと思っていましたが、アレルギー対応の食品も充実していて、グルテンフリー、卵や乳製品、大豆不使用のクッキーもいろんな種類が並んでいました。表示もイラスト付きでわかりやすいものが多かったです。
ホールフーズにはプライベートブランドの商品がありそれらには「365」のラベルがついています。ホールフーズ限定のオリジナル商品でありオーガニックでお手頃価格。何を買ったらいいか迷ったらこのラベルを参考にしてみてください。
食品以外にもホールフーズといえば、オーガニックソープとエコバッグが有名です。カラフルな石鹸はハワイの野菜や果物から作られているそう。
エコバッグはビニールのものから、布製のしっかりした作りのものもあって、デザインもたくさん揃っています。ちなみに、ハワイではスーパーでもお土産屋でも袋はすべて有料なので、エコバッグは重宝しますよ!
キッチン付きホテルでクッキング!
日本から持ってきた食品とハワイで揃えた食材を組み合わせながら料理するのも楽しかったです。
朝食は米粉パンに現地のジャムとハチミツ、ピーナッツバター。オレンジジュースにヨーグルト、そしてハワイのコーヒー。それをテラスで海をみながら食べるだけで素敵なモーニングでした。
おでかけ中のランチはスーパーのお惣菜デリやショッピングモールのフードコートを利用して(息子用にはおにぎりやレトルトカレーなどお弁当を持っていきました)、夕飯はホテルでのんびり手巻き寿司やお鍋もしました。
一度は外食にも行きました。ステーキハウスでのディナー。事前に子供にアレルギーがあることを伝えたところ、食事の持ち込みもオッケーで、食器なども丁寧に対応してもらいました。
最終日の朝、ホテルのルームサービスを頼んで、パンケーキとフルーツを持ってきてもらいました。息子にはキッチンで米粉のパンケーキを焼いて、ハワイで調達したバターとホイップクリーム、フルーツで飾り付け。喜んでくれて嬉しかったです。
小さいお子さん連れ、特にアレルギーもあると旅行中の食事はとても心配になると思いますが、持っていけるもの、現地で買えるものが分かるとよりイメージが湧くと思います。
今回は初めての子連れ海外ということもあり、念のためにかかりつけ医に英文の診断書を書いてもらい、頓服薬も多めに持っていきました。準備は大変でしたが、家族みんなでハワイを楽しむことができました。チャレンジして良かったです!
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さとみさん
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関西在住、4歳の男の子がいるワーママ。元海外旅行添乗員で訪れた国は60カ国。アレルギーっ子の育児に奮闘中。お役に立てる情報をお伝えしたいです。