投資信託を買う時は、大まかな投資先を決める必要がある

こんにちは。ことさくらです。
4月ということもあり、投資信託のキホンについて書いています。投資信託の仕組みについては別記事を書いてます。一番下にリンクをはりましたので、どうぞ。

その時に書いたのですが、投資信託はたくさんの人からお金を集めて、プロにそれを託し、プロが様々な資産に投資をするという仕組みです。投資自体はプロにお願いするのですが、大まかな投資先はご自身で決める必要があります。日本の株式に投資をするつもりだったのに、ブラジルの債券に投資をされてた、みたいなことだと困ってしまいます。

そこで、投資する資産について、ざっくりと説明します。初心者が目にするであろう、株、債券、REITについて。

株式は企業の成長とともに価値が高くなっていく

まずは株式から。会社がビジネスをしようとすると、たくさんのお金が必要となります。そこで「誰かお金を出してくれませんか。儲かったら、お金を出してくれた分は分け前を払いますよ」というのが、株式の仕組みです。「株式を買う」とは、その会社がビジネスをするためのお金を出してあげるということです。お金を出すと「株主」となります。分け前のことを「配当」と言います。

「株」とは、お金を出すときの単位です。株を持っている人は会社が儲かったら分け前がもらえるので、会社が成長すればするほど株が欲しい人が増えて、その株の価値も高くなっていきます。それが「株価」として表されています。

つまり株式を保有すると、「株価が上がれば、売ったときに値上がり益が得られる」「配当として儲かった分の分け前がもらえる」となります。また、一部の企業では株主になってくれた人に、自社の商品やサービスを提供する「株主優待制度」を設けています。

債券は国や企業が発行する借用証書のこと

債券は、お金が必要な国や地方公共団体、企業などが発行するもので、いわば借用証書です。例えば、国が橋を作ろうとしたら、莫大なお金がかかります。そこで「誰かお金を貸してください。そのかわり、定期的に利子を払いますし、満期日にはお金を返しますよ」となるのです。

日本や米国といった大きな国は、利子をたくさん払わなくてもお金を借りることができます。そのような国がお金を返せなくなることは、まずないからです。お金があまりない新興国や、業績があまりよくない会社などは、お金が返せなくなる可能性があるので、利子をたくさん払う必要があります。

債券は満期日になる前でも市場で売買されている価格で売り買いができます。「それだけの利子がもらえるなら、100円分の債券を102円で売ってくれませんか」という感じです。

REITは不動産に投資をする投資信託

REITは不動産に投資をする投資信託です。たくさんの人からお金を集めて、オフィスビルやショッピングモール、賃貸マンションなどの不動産を買い、それを管理して賃料収入などの収益を得ます。

不動産は数千万円以上であることが多いので、直接投資するのはなかなか難しいです。物件探しは難しいですし、不動産の運営も手間がかかります。REITなら小口の資金でも投資ができ、売買もREITの市場などで取引できるので簡単です。

REITファンドは投資信託が投資信託に投資しているような形になるので、少し分かりにくいかもしれません。REITだけに投資をする投資信託もありますし、様々な資産に投資をするバランスファンドに含まれることも多いです。

まずは3つの資産をつかむこと

株、債券、REITのイメージがつかめたら、投資信託の投資先については、だいたい理解できるかと思います。一つの資産に投資しているものもあれば、いくつかの資産に分散投資しているものもあります。それ以上複雑なものは、ひとまず考えなくてよいと思います。

投資信託を選ぶときには、どんな資産に投資しているかを必ず確認しましょう。

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ことさくらさん

40代ワーママが目指すシンプルライフ。ズボラでも気持ちのいい暮らし、身を粉にせずに成果を出す仕事が目標です。お金についても考えていきます。夫、5歳の息子、2歳の娘、猫2匹との暮らし。カープファン。

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