2019.05.17
数ヶ月前まで毎月赤字だった我が家。将来の不安から夫婦喧嘩も絶えなかったし、夢や目標も持たずにいましたが、ある「考え方の転換」で事態は好転しました。
今日は、その「考え方の転換」について書いてみます。
そうだ!「社長になろう」と思った夜
いつものように「お金がない、お金がない」と騒いでいたある日、ふと気がついたんです。「あれ?家庭も会社みたいなものじゃない?」と。
つまり話はすごく単純で、支出より収入が多ければ家計は回っていく。給料が安いとか、子供がいるからとか、不満ばっかり言ってないで、自分が家庭を経営している社長だと思って回すべきなんじゃないか、と考えたんです。
そう考えると、家賃や光熱費、食費などは「経費」となり、夫婦のお小遣いは「お給料」となります。
また、我が家は共働きなのですが、夫婦の「労働力」という商品をお客様である会社に提供して対価を得ています。もしお客様(就業先)からの対価を多く受け取りたいのであれば、商品の価値と価格を上げたり、お客様の数を増やすという方法もあります。
ここで気がついたことは、収入が低いとか支出が多いことは運や環境のせいではなくて、できの悪い経営をしている経営者、つまりわたしの責任だということでした^^
経営者になったつもりで勉強する
家計を担っている人のうち、一体どのくらいの人が経営を学んできたのでしょうか。きっと多くはないはずです。もちろんわたしも、経営のケの字も知りませんでした。
それなのに、家族の命や未来を預かっていると言っても過言ではない家計という経営を担っているのって、すごく危険なことなんじゃないかと思いませんか。
それまでのわたしは、社会とか行政とか会社の責任にしたりしてきましたが、シャチョウになってしまったのでそうはいきません^^
それでお金の勉強を始めました。主婦たちに人気があるのはいつも「節約」ばかりですが、お金の勉強を初めてわかったことがあります。
それは支出の縮小だけを考えていてもダメだってこと。長年に渡って家計をうまく回していくには、お金の「使い方」だけではなく、お金の「稼ぎ方」「増やし方」「守り方」も学ばなければいけません。
さらに従業員の教育もです。自分も含めた家族、つまり社員が、いかに利益に貢献してくれるようにするかです。
勉強を始めたら変わったこと
お金の稼ぎ方を勉強していくと、稼ぐということは信用を得ることだとわかってきました。
このことがわかった上で働いてみたところ、3ヶ月後に在宅勤務の希望を会社が叶えてくれたおかげで通勤時間がゼロとなり、時短勤務しなくても保育園のお迎えに余裕で間に合うため、必然的に収入が増えました。
また、その1ヶ月後、別会社からお誘いを受けてさらに良い条件で働けることとなり、転職することに。自分の労働力というサービスの品質向上が成功したのだと思います。そんなわたしを見て夫も良い刺激を受けているようで、働き方がずいぶん変わってきた様子です。
家族の意識も変わってきた
経営者になったつもりでお金の勉強を始めて、夫とのお金の話が、不満の言い合いから前向きな話題へと変化しました。きっかけはわたしがお金の増やし方、つまり投資を学んでそれを夫に伝えたところ、夫婦で実践することになったことです。
投資なんてギャンブルだと考えていた夫に、自分が学んだ理論やリスク管理について説明したら、納得できたようで、一緒に始めることに。その結果、実際に少しずつ増えているお金を見て、夫も家計の経営に前向きに参加してくれるようになりました。
そして、教育資金や引っ越しなど、それまで夢物語でしかなかった目標を具体的に立てていくことができるようになり、さらに深く学んでいこうという話になりました。
従業員の教育は子育てにも通ずる
経営について学んでいると、従業員や部下に対する教育方法が、子育てに応用できることが多いことに驚きます。例えば、従業員に自主的に店内を綺麗にさせる方法として、店長が楽しそうにトイレ掃除を続けること、というようなことがあります。
これが子育てにも応用が利くんです。親であるわたしが、好きで仕方がないから子供にはやらせたくない(独り占めしたい)という感じで、すごく楽しそうにおもちゃを片付けると、ほぼ100%の確率で娘も「自分がやりたい」と言い、競うように片付け始めます。
経営を学ぶと、子育ても楽に楽しくなるのですね^^
ママこそ家のシャチョウになろう
家計を担うということは、「絶対につぶせない会社を経営する」ことと同じなんですね。
だとすれば、節約の特集だけ見ていては不十分なことは明白です。それなのに数ヶ月前までのわたしは、自分の責任として捉えていなかったのです。
もしも家計に不安や悩み、そして問題を抱えているかたがいらっしゃれば、家庭という会社の社長になったつもりで勉強してみてはいかがでしょうか。
この勉強はすごく楽しいです。いかにして利益をあげ、いかにして経費を削り、いかにして従業員のモチベーションを上げていくかは、家計を担っている自分次第なんだなって思えます^^
我が家では今月から、わたしの美容院代も「経費」として認められました笑。前向きなお金の話ができるようになって、言い争いもずいぶん少なくなりましたので「考え方の転換」おススメです!
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松本 てんさん
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夫と娘の3人暮らし。「普通」に憧れつつも底辺から抜け出せない夢見がちママですが、家族のためにお金の勉強始めました。日々学んだこと、体験したことを紹介します。