転職？残留？復職1ヵ月の急な異動。働くアラフォーママの厳しい現実

突然の異動に衝撃を隠せなかった朝

復職して1カ月。ようやく新しい仕事にも慣れてきた頃…突然私の所属する部署全員が別室に呼ばれました。1カ月後、部署ごと勤務地の異動を告げられました。そして、取り急ぎ明日から3人行って欲しいと。

沿線上、近い人から3人。私はその1人。

それでも通勤時間は1時間以上。今は自転車で15分。一気に生活リズムが変わること、そしてフルタイム勤務から時短勤務にチェンジしないと保育園の送り迎えが間に合わない事態…

この日は落ち込みすぎて、身の回りとロッカーの片付け定期の購入、保育園への連絡。何がなんだかわからないまま主人に電話し、泣きながら帰ったことしか記憶にありません。

しかも次の日から出社したものの、上から言われた仕事内容とは全く違い物流作業がメインの日々。こんなはずじゃなかったのに。頑張って育休中の分まで早く挽回して責任ある仕事がしたかった。こんな気持ちでいっぱいになりました。

残留か転職か…

悔しさと理不尽さでどうしようもない気持ちでいっぱいになり、主人に相談し転職活動を開始することに。まもなく40歳になる自分にとって最後のチャンスかもしれない。

18年間勤めてきた会社に未練はありながらも、通勤時間の長さと時短勤務での給料の激減。何より相談もなくあまりに理不尽な異動にこの時は納得ができず様々考えてやるだけやろうと腹が決まりました。

ネットの転職サイト5社に登録し、気になる求人に手当たり次第応募。厳しいと覚悟しながらも今の状態から抜け出したい、絶対自分の新しい居場所を見つけたい！という希望を込めて、祈るような気持ちで応募ボタンを押しました。

厳しい現実と何の為に働くのかということ

毎晩、子供の寝顔を見ながら何が1番大切なのかを、自問自答。毎日どんよりしたママで良いはずがない。早く結果を出してスッキリしたい。

しかしながら予想していたものの、その予想以上に書類選考で落とされる。その中でも、何社か面接をしてもらえることになり嬉しさと不安が入り混じりながらも面接に向かいました。

有難くも1次面接から好印象を持って頂き、その場で2次面接（最終）へ進めるお話をいただきました。仕事内容も自分がやってみたかった仕事。出張もあるけど主人も協力してくれる。ドキドキしながら次への面接の日程調整を待つことに。

しかしながら、企業からきた返信は次への日程ではなく役員との日程調整中に「やはり子供が小さいからお断りしたい」とのこと。

愕然としながらも企業側の気持ちもわかる自分がいました。娘はまだ1歳。面接して下さった方もかなり頑張って下さったことを知り、それだけでも感謝でいっぱいになりましたが、やはりショックは隠しきれませんでした。

現実を受け入れる強さと諦めない気持ち

約1カ月、転職活動を頑張っていますが応募は20社以上、面接までこぎつけたのは4社。中にはあまりに内容が違いすぎ、こちらから辞退した企業もありますがいくつか面接を受けながら、初めの気持ちより少し冷静に考えられるようになってきました。

ある日の休日。4歳の息子が書いてくれた1枚の手紙。「ままだいすき」「（す）がちょっと難しかったねん」と恥ずかしそうに渡してくれました。これを見た瞬間、涙が止まりませんでした。

この1カ月、急に早く保育園に連れて行かれお迎えも遅くなり、寂しい思いをしていたはず。ママは帰ってからもイライラ、どんよりで辛かったはず。子供達が寝たあとに今日もごめんねって思う毎日。

それでもこんな私を必要として、小さいながらも一生懸命私を元気にしようと考えてくれた息子に、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。同時に、改めて1番大切な自分の居場所に気づけた気がしました。

どんな仕事でも今は家族の為に働く。自分のやり甲斐や、認めてもらいたいという気持ちは一旦横に置いて考えよう。息子のお陰でストンと自分の中で腹が決まりました。

全てを受け入れ、プラスに転換する忍法を身につける

ママでも40歳でも^^;必要としてくれる会社はあるかもしれない！転職活動もしながら、とりあえずは今いる場所でやってみようと思えるようになってきました。

また何か経験値を上げる為の異動なのかもしれない。答えは全くわからないし、きっとすぐにこのモヤモヤが晴れる訳ではありません。

でも、家族と子供達の笑顔があれば乗り切っていける気がしてきました。転職活動をして改めて感じたことも多々あり時間を見つけて勉強してみよう！と思えたことも事実。

異動がなかったら、きっとこのままやりたいことに目を向けず、会社に認めてもらいたい！その気持ちだけで頑張っていたかもしれません。

最大のメリットは、朝早くなった分主人が今まで以上に朝早く起きて子供達の用意や保育園の送り迎えに積極的になってくれたこと。ダメージを受けすぎ今までで一番落ち込む私を心配し（笑）労わり一緒に悩んでくれることに夫婦の絆も深まったような気がします。

まだまだ消化しきれない気持ちはありますが、いつか振り返って笑えるぐらい今の状況を楽しめる自分になりたいと思います。

転職も残留も全ては自分が納得できるなら結果オーライ！で、まもなくやってくる40歳の記念日を明るく家族と一緒に迎えていきたいと思います。