発酵食品が便秘に効かない?!

2回連続で便秘改善話です(笑)。今回は薬すら効かない頑固な便秘を持つ友人が、便秘が治ったという話。
彼女は便秘を改善するために発酵食品を毎日積極的に採り入れていました。しかし、どうやっても改善する気配がなく、医師に相談したり、自分で調べているうちに、こんな病名に出会ったそうです。

その名も” 過敏性腸症候群”

一般的には、発酵食品って便秘に効くイメージがありますよね。しかし、同じ食品でも、アレルギー反応が起きる人と起きない人がいるように、身体と食品には相性があります。
そのため、「腸の調子を整えます」とうたわれている食品が、人によっては効果がないばかりか、逆効果となることさえあるのです。
過敏性腸症候群の人は、フォドマップ(FODMAP)という発酵性の糖質を消化・吸収しづらく、大量摂取すると小腸内で濃度が上がってしまうそう。それを薄めようと、血管内から小腸内へ大量に水分が送りこまれるのですが、その結果、小腸は「水浸し」状態に。
過剰な水分により、腸が刺激され、運動が活発になりすぎ、おなかのゴロゴロや張り、下痢などが生じてしまいます。

フォドマップって具体的に何?

“FODMAP”のうち”F”と”A”を除いた”ODMP”の4文字から始まる発酵性の糖質を指します。糖質の名称と代表的な食材は、下記をご覧ください。
1.オリゴ糖 ガラクトオリゴ糖(レンズ豆、ヒヨコ豆などの豆類)、フルクタン(小麦、玉ねぎなど)
2.二糖類 乳糖 ラクトース(牛乳、ヨーグルトなど)
3.単糖類 果糖=フルクトース(果実、蜂蜜など)
4.ソルビトール キシリトール(マッシュルーム、カリフラワー、人工甘味料など)

一般的にお腹に良いと言われている食材が多くないですか?

低フォドマップ食は、これら全ての摂取を一時的にお休みします。そして、腸の調子が落ち着いたところで、1週間に1種類ずつ4つの糖質を徐々に再開していきます。
そうすることで、身体と相性の合わない食材を摂取したときに、身体が反応を示すので、何が自分に合って、何が合わないかが明確になってくるのです。
友人は1のオリゴ糖が合わなかったことが判明し、これを境に積極的に食べることは止めたところ、お腹の調子が改善されました。
もし皆さんの中でも同じように、いわゆる「お腹に良い」とされる食品をとっても便秘が治らないという方がいたら、一度試してみると良いかもしれません。(ただし、これにより健康上の被害が出たとしても、私は責任を負いかねます。)

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sariさん

夫、7歳&5歳の娘と4人で海外生活中。シンガポールとベトナムでの子育てや仕事の経験をもとに、アジアの子連れ観光スポットや、現地の教育事情など、日本にいる方にもきっとタメになる情報をお伝えしていきます。

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