友だちの作り方を忘れた…。ぼっちワーママにママ友ができるまでの全記録

転居を期に誰も知らない土地へ。

私は結婚を期に地元を離れ、旦那と暮らし始めました。

知り合い無し、仕事無し。

お腹には長女が居たため、外出もあまりしない引きこもり生活を送っていました。

話し相手は旦那と、時々訪ねてくる義両親のみ。

それは長女が産まれてからも変わらずでした。

たくさん寝て、あまりぐずらない非常に手のかからない赤ちゃんだった長女。

次第に私は時間をもて余すようになりました。

友達の作り方、忘れました。

住んでいたアパートの目の前は保育園。
毎日子供たちの元気な声が聞こえてきていました。

長女は幼稚園に入れるつもりだったので、あと数年は専業主婦を続けるつもりでした。

が、次第にこの何とも言えない孤独感に耐えられなくなってきていました。

近くの子育て広場に顔を出してみたものの、すでにグループが出来上がっており馴染めなかったり、連絡先を交換したものの、なかなか仲良しとまでにはいかなかったり。

友達の作り方ってどうやるんだっけ。

初めての育児、初めての土地、知り合いゼロの状況は私の心を追い詰めていきました。

学生時代の友人に電話を掛けては話を聞いてもらっていました。

とにかく人と繋がりたい、まさかの就職。

失業保険を貰いにハローワークには何度か足を運んでいました。

働く気持ちはまだなかったのですが、時間があり余っていたので求人検索でポチポチと仕事を探していました。

家から近くて、残業無し、休みやすくて、子育て中OKの週2くらいのパートなんて無いかなー・・・あった。

あったのです、そんな仕事が。

週2で一時保育を使いながらなら私も気晴らしにもなるし、収入も得られる。
家から近いから知り合いも増えるかも！

そんな安直な理由から早速履歴書を持って面接へ。

6ヶ月の赤ちゃんが居たらまず無理だろうとは思っていたのですが、面接の最後で「ではいつから来れますか？」とのまさかの即日採用！

バタバタと預け先を探し、ワーママ生活がスタートしました。

先輩ママさんたちとの出会い

小さな会社ですが、入社してみると、働いている方はみなさん3歳～小学生のママ。

ここでやっと同僚兼先輩ママ友ができました。

みなさん先輩ママなので育児の相談もでき、私の孤独感は薄らいでいきました。

そして、保育園への正式な入園が決まり、一時保育のちょこちょこ勤務から、ガッツリ働くワーママとなったのです。

問題発生、保育園ママ友ができない

会社でママ友ができましたが、あいかわらず保育園ではママ友はできませんでした。

なぜならみな忙しいから！

お迎えから寝かしつけまで、ママはハードモードで大忙し！
お迎え時間がかぶっても、挨拶もほどほどに帰り支度をして「帰るよ！」と子供を呼び、手を引いていかなくてはなりません。

お互い立ち話をする暇はなく、お休みの日に遊ぶ約束をするなんて夢のまた夢だな、と感じていました。

転機は妊娠。育休がママ友を育んだ！

なんやかんやと過ごしているうちに娘はあっという間に3歳。

相変わらず挨拶を交わす程度のお付き合いしかなく、ぼっちは健在でした。

私は第2子を妊娠、出産し、育休に入りました。

育休は時短になるので16時半お迎えになります。

すると自然と育休ママたちはこの時間に集合することになります。

時間的余裕が比較的ある育休ママたちとは立ち話をするようになり、仲良くなりました。

こうして、やっとママ友らしいママ友ができたのでした。

さらに小さな赤ちゃんを連れているおかげで「良かったらお古いる？」と何人ものママさんに声をかけていただき、ここでまた連絡先を交換したりして仲良くなることができました。

年長になった今。ママ友というより戦友が増えた。

現在長女は年長。
保育園生活5年目になりました。

娘と仲良しなお友達のママさんとは時々、お休みの日に約束をして遊んだりするようになりました。

連絡先は交換していなくても、「お疲れ様ー！」とか、会話をするママさんも増えました。

もう5年もいると毎日の送り迎えに加え、懇談会、参観日、お祭り、遠足、運動会など、保護者同士が話す機会は思っていた以上にありました。

「イヤイヤがすごくて、、、」　
「うちも一緒！」

「習い事してる？」
「うちはスイミングはじめたよ」

など、限られた時間の中でもほぼ毎日会うので、一日一問一答くらいの会話でも親しくなれることがわかりました。

同じ悩みをもち、同じ壁を乗り越えて来るともはやママ友というよりかは戦友に思えてきます。

忙しく時間に追われているママ同士、ベッタリグループ化しないでドライな関係なのも非常に気楽で私には合っていたなと思います。

孤独感で押し潰されそうだった昔の私に「大丈夫、何とかなるよ！」と声をかけてあげたいです。