初の出産祝いは 祝福オーラ全開アイテム

6年前、産休に入る直前の送別ランチで、私がいただいた初の出産お祝いギフトがこちら、aden+anaisのスワドルでした。

「ありがとう。きれいな…布だね」
「スワドルです」
「え?」
「ス ワ ド ル」
「それは(なに)?」
「たかままさん、『おひなまき』って知ってますか?」
「知らない」

赤ちゃんはせまい子宮の中でしっかりホールドされているから、生まれてからもきっちり包まれると安心すること、その習性を利用した万国共通のねんねアイテムが「スワドル」、巻く行為を「スワドリング」「おひなまき」ということを教えてもらったのでした。

やわらかでサラサラ、いつまでも触っていたくなるような肌触りとしっかり丈夫そうな頼もしさが共存する絶妙な素材感、そして、混じりけのない真っ白に品よくちりばめられたクリア&フューシャピンクのお花たち。

「さあさあ、これであなたの小さな女の子(なぜか直訳風)をくるんだり抱っこしたり、思いっきりかわいがればいいじゃない」と言っているような祝福オーラ全開のアイテムに、「その日」が近いことを改めて感じました。

スワドルに心地よさそうに包まれたわが子を抱き、聖母のように静かなほほえみを浮かべる自分をうっとりとイメージしたことを覚えています。

いまとなっては遠いような話です。

赤ちゃんとのお出かけをサポートするママバッグの中のユーティリティプレイヤー

破水からお産が進まず、陣痛促進剤を投与されながら4日間じんわりまったり苦しんだ挙げ句、タイムオーバーで緊急帝王切開を経て無事に我が子を腕に抱いた後。

やってきたのは、ママバッグいっぱいの携行品と、出産後ぐっと小さくなった脳の記憶メモリーに入りきらないTODOリスト、こちらのタイミングを一切考慮せず24時間予告なしで放たれる大音量アラート、それらに常時取り囲まれ、追い立てられ続ける、ネバーエンディングカオスの世界でした。

えーと、お着替え、おむつセット、哺乳瓶、おもちゃ、抱っこひも、母子手帳ケース、おしぼりケースにいれた赤ちゃんせんべい、etc、etc…。

わちゃわちゃバッグに詰め込んでは出したり、忘れたり、用心しすぎて2こ持ったり、とにかく、赤ちゃん連れには、ないと即座に露頭に迷う必需品が驚異的な数存在して、しかも他のものでは代替が効かないこと、従って、時間的にも空間的にも、ほんのわずかでも余白があれば、即座に「忘れちゃいけないもの、こと」がどーっと占領してきて埋めてしまうことを知りました。

そんな中、急に寒さにも、強すぎる日差しにも、とっさの雨にも対応、おむつ替えの敷物にも、授乳ケープにも、変幻自在に姿を変え、いろんなことを「とりあえずね」とさらりとカバーしてくれるこのたった一枚の布。

さながら、ドナルドダック、ジーニー、銭形警部、デスラー総統、ジャムおじさんのとこのチーズまで、みーんな一人でこなせる山寺宏一みたいな存在。

これさえあれば、の安心感なのでした。

ねんね期名物、寝ずの番のおともにも

TVがついていようが、長女が友達と枕元で大騒ぎしていようが、ねむくなれば寝る次女の姿を見たいまとなってはこれまた遠いようなお話ですが、長女が生まれたばかりの頃は、とにかく早く寝かせなきゃいけないんじゃないかと必死でがんばっていたこともあり、スワドルを本来の用途に使ったこともあります。

YOUTUBEをみて巻き方を覚え、きつすぎも、ゆるすぎもしないように、やさしく、でもしっかりと…。これで…いいのかな…。

暗くした部屋の中で立ち抱っこでしばらくゆらゆら歩いていると、長女は、気持ちよさそうにあくびをひとつした後、普段なら考えられない早いタイミングでゆっくりと目を閉じました。

(ほんとに寝るんだ!!!!!)

寝息を確認してから心の中で300数え、そ~~~っとベビーベッドにねかせ、成功の記念写真も気持ちそっとシャッターを切り、さあ、久々に温かいうちにお茶でも飲みに

いけませんでした

だって、なんだか怖くて。

やり方、ほんとに合ってんだろうな。
寝てるっていうか、苦しすぎて息止まってるだけじゃなくて?
まさかまさかだけど、虐待なんてことは…?

ベビーベッドにはりついたまま鬼のように「おひなまき」で画像検索。

そこでふと興味が湧いてワード「モンゴル」を追加してみると、さらにひもで固定された姿までヒット!

なななななんという!!!!!

でも、それがアリなら、これはこれでいいんだろな、きっと。きっとね…。

とは思いつつ、結局わが家では、自分が適切に使えるかについての不安を克服できず、1回か2回しか試すことはありませんでした。

世界共通の古来からの方法「おひなまき」、そんなに恐ろしいものであるはずはない、とは思います。

が、股関節はM字型に、腕はW型に保ち、まっすぐ伸ばして固定はしないように、とか、注意するべき点はやっぱりいろいろあるようです。

育児に関して「なにがいいか」という知識は日進月歩。トライするにあたっては、都度、信頼できるソースで最新の情報を確認するのがいいかもしれません。

時が経ってもユーティリティプレイヤーぶりは健在

ねんね期が過ぎ、卒乳もすると、子の成長とともに携行品も減っていきます。

長女は6歳、自分のハンカチとティッシュは自分のポシェットに入れて持ち歩くのがうれしいお年頃。

次女3歳も、トイトレがほぼ完成、食べこぼしも減り、となると、ずいぶんと楽になってきました。

そんな今でも、このアイテムのユーティリティープレーヤーぶりは健在です。

急な来客にもあわてずに

ファサッ、と一秒で即解決!

楽しいピクニックのおともに

いつものピクニックシートの上に重ね、ときには気分を変えて

ちょっとしたパーティにも

眉上バングとワンショルダーのラップ型トップスでハイファッション風に。

お水こぼしてお着替えなかっただけなんですけどね。柄ちがいは、次女誕生時に、いただきました。

ところで「ちょっとしたパーティ」って行ったことあります?

ふんどし一丁で臨む「子育て」という名のジャングルで

確か、よしもとばなながなにかで書いていた気がします。曰く、

「『こどもを産む』というのは、ジャングルにふんどし一丁ではいっていくようなこと」。

このスワドル、私にとっては、さながらふんどしのような存在、なのかもしれません。

子育てグッズとしての使命を終えたとしても、まだまだ万能の働きをしてくれそうなふんどし、じゃない、スワドル、これからもよろしく!

実際、ふんどしにもなりそう

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たかままさん

「保育園児ママの今こそ育児の青春時代!」がモットーの更年期ちらつく歳女(としおんな)。不条理だらけのワンオペ育児、ビジネス文書でみかける用語で考察してみたいと思います。

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