/ 2019.12.01

1歳3ヶ月の息子が車の後部座席から道路に転落

結果的に、ケガは大事には至らず軽傷で済んだのですが、救急で病院を探すのが本当に大変でした。

何があったかというと

この日は、当初の予定では、3歳のお姉ちゃんの七五三のお参りに行く予定でした。
少し雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、決行することに。
朝からお姉ちゃんと私(母)は美容院へ着付けとヘアメイクに行き、弟とパパは後から車で迎えにくることになっていました。

パパと弟が車で迎えにくる約束の時間が近づき、お姉ちゃんと私はバッチリ着付けをしてもらい、ヘアメイクも可愛くしてもらい「お姉ちゃん可愛い!」「ママ可愛い!」と2人で褒めあって、ノリノリ気分で待っていました。

そこへ、迎えの車が到着。
天気は小雨。
私はトランクへ荷物をしまっていて、パパは道が狭くて車を駐車できないので運転席のまま…
せっかくキレイに着物を着たお姉ちゃんが雨に濡れると悪いなと思い、美容師さんが親切に車の後部座席のドアを開けてくれようとした…そのときです。

車内ではそのとき、弟が後部座席のチャイルドシートを抜け出し、車のドアに寄りかかって外の様子を見ていました。
美容師さんはまさか弟がチャイルドシートを抜け出しているとは思わないですし、弟に気がつかずドアを開けてしまったので、弟はドアに寄りかかったまま道路へ落ちて、顔面をぶつけてしまいました。

泣き叫ぶ弟、わけがわからないお姉ちゃん、慌てるパパと美容師さん、頭が真っ白になる私、あまりにも一瞬の出来事に頭がパニックになりました。

救急で病院へ!でも見つからない!

本当に可哀想でした。

もちろん七五三は中止。

ちょうど車に乗っているので、救急で受診できる病院へすぐに行くことにしました。

まずは119へ「自分たちで病院へ行けるので、救急で診てもらえる病院を教えてください」と電話をかけました。
これは以前に友人が救急にかかったときに、「119で病院を教えてもらえた」という話を聞いていたので電話をかけたのですが、返答は「地元の消防署に聞いてください」とのこと。次は地元の消防署へ電話をかけました。

地元の消防署からは比較的近い2つの大学病院を教えてもらいました。それぞれ電話をすると…
1つ目の病院は「頭をぶつけた場合、脳外科か脳神経外科になるのですが当直の先生がいないため受け入れできません。」
2つ目の病院は「ただいま救急の問い合わせが混み合っていて15分後にまたかけてください。」

これは困ったなと、今度は区役所でやっている休日診療に電話で問い合わせをしました。
「内科、小児科は診れますが、外傷はできません。」と言われ、「意識ははっきりしていますので、応急処置だけでもお願いできませんか?」とさらにお願いしてみたものの「できません」と言われてしまいました。

近くの小児科や脳外科は全部で7件電話をかけたのですが、全部電話がつながらず…

気づいたらちょうど15分たったので、再度先ほどの大学病院へ電話をしました。
「今日は脳外科の先生がいません。#7119に電話をかけてみてください。」と言われました。

どうなっているんだろう?
どうしてこんなことになってしまったんだろう?と、悲しくて、切なくて、不安で、焦って、困り果ててしまいました。

#7119救急相談センター

「#7119」聞いたことあるなと思うママさんは多いと思います。
でも、いざというときに思い出せなかった番号でした。

「#7119」とは救急相談センターの番号です。
大人でも、子どもでも急な病気やケガをした場合に、「救急車を呼んだほうがいいの?」、「今すぐ病院に行った方がいいのか?」というときの相談窓口です。

さっそく電話をかけました。
いくつか事故の状況などの質問を受け、「今から病院を探しますので、少々お待ちください」…「3件、病院が見つかりました。1つは脳外科のみ。2つは脳外科と小児科もありますが少し遠いです。」

教えてもらった病院の中で一番近いところへ、再度私から受診依頼の電話をし、病院から「受付できますのでお気をつけていらしてください。」と言われ、ようやく、本当にようやく病院に向かうことができました。

病院を探すだけで時間がかかり、これがもし頭の打ち所が悪ければ…と思うと本当に恐ろしいです。
そして、一番最初に「#7119」に電話していれば、こんなに時間がかからなかったのにと悔しい思いもあります。

でも、小児は#8000へ!!

先ほどの「#7119」…調べてみたら、全国共通ではないことがわかりました。
この番号を都道府県全域で実施しているのは、宮城県、茨城県、埼玉県、東京都、新潟県、大阪府、奈良県、鳥取県、山口県、福岡県 。
一部実施 している地域は、札幌市周辺、横浜市、神戸市周辺、田辺市周辺、広島市周辺。

ちょっとショックですよね。
使えない地域があると、旅行先などで何かあったら…。

でも、「小児救急」は全国共通の番号がありました!

「#8000」小児救急でんわ相談です。
全国共通、子どもが急な病気やケガをした場合に、『救急車を呼んだほうがいいの?」、「今すぐどこの病院なら診てくれるの?」というときの相談窓口です。

区役所、児童館、小児科などにアンパンマンのポスターが貼ってありますよね。
こちらも、見たことある!聞いたことある!と思うママさんは多いと思います。

私も見たことがありました…。
でも、息子の緊急時に思い出せませんでした…悔しいです。

もう「絶対に絶対に忘れない」と強く思います。

必要な救急電話番号は確認しておいて!

幸いにも息子はケガはありますが、元気に、やんちゃに、いつも通り過ごしています。

子どもは本当に予測不能な動きをしてくれます。
危なっかしいことほど、楽しそうに、嬉しそうにやってくれます。
ケガを全くさせないのは無理だけど、今後は大きな事故はないように、安全対策はもちろん、十分に注意していきたいと思います。
特に親の不注意はないように。

そして、家族に万が一の事故が起こったとき、一番最良の行動が取れるように、救急電話相談の番号を確認しておいてください。
頭の中に小さいときから刷り込まれている「119番」「110番」。
それに、小児救急でんわ相談「#8000」と、地域ごとに異なる救急電話相談の番号はどんなときでも思い出せるように。

最後に

家族全員バッチリ準備をしたにもかかわらず、中止になってしまったお姉ちゃんの七五三。
救急で行った病院の看護師さんたちに「お姉ちゃん可愛い」と言ってもらえたけれど、写真も一枚も撮らずに、家に帰った途端に自分で着物を脱いでしまいました。
弟の傷がよくなったら、お姉ちゃんの七五三を改めて必ずやりたいと思います。

弟くん、痛い思いをさせてごめんね。
お姉ちゃん、七五三ごめんね。リベンジしようね。

まだまだこれから先もいろんなことがあると思うけれど、家族みんなで気をつけながら、思い切り楽しみながらやっていこうね!

子どもの救急で病院を探すときは#8000に電話すること!

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ハシト チサさん

おませな4歳女の子と元気いっぱい2歳男の子のママです。「楽しんだもの勝ち」と思いながら日々生活しています。新しいものやかっこいいなと思うものを探すのが好きです。

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