/ 2019.10.28

話には聞いていたけど。。

【最近の子は、「和式トイレ」で用が足せないらしい。】というニュースを見たときに、「へー。そんな子もいるんだ。」ぐらいに思っていましたが、和式トイレに行けなくても死ぬことはないだろう。そんな感覚でいたし、うちの子は何度か経験したことがあるから、(最終歴は1年ぐらい前でしたが。。)絶対に大丈夫と思い込んでいたのです。
ところが先日。。。

小学校で行われた運動会での出来事

娘の応援に来ていた年長の息子が、娘の出番直前で急にトイレに行きたいと言い出しました。
近くの先生に聞くと、グランドの端にあるトイレを使って下さい、とのこと。
「よーし、急ぐぞー♪」
股を押さえながら走る息子と共にトイレへとまっしぐら。

昼間でも薄暗~いトイレでしたが、幸いなことに1部屋空いています!
「よし、よく我慢した!」と、女性用の個室へと2人で駆け込んだ瞬間、息子が固まり、まさかの一言。

「このトイレ行きたくない」

(写真はイメージです)
えー!!ど、ど、どうした?

動揺を隠せない私。
「おしっこが漏れる」と「娘の出番はもうすぐ」がダブルで焦りを煽ってきます!
なんで?と聞くと、「うんちも出るから座るのじゃないとヤダ!」と。
あー!これはいつぞやのテレビで見た、和式トイレにいけない”最近の子”ではないか!
「ママが一緒だから大丈夫だよ。」「昔できてたからできるはず。」と促しても嫌だ、の一点張り。仕方なくすべての個室を確認しましたが、古い歴史もある小学校ということで、和式のみ。さらに男性用も息子が確認しに行きましたが、洋式なし。
「もうこのトイレしかないから頑張って行こう!」そう励ましても、「このままだと漏れちゃうよ」と言ってみても「どうしてもこのトイレではできない」と。

さぁ困りました。。
「和式トイレが使えなくても死ぬことはない」なーんて呑気に考えていたあの時の自分に、「死ぬことはないけど、死ぬほど追い込まれることになるよ。」と、今なら忠告できます。

結局。。

娘の競技が始まってしまったので、一時休戦。一旦トイレから出て、人混みの後ろから、かすかに娘の姿を確認し、見届けました。
そのあと再度息子の説得にかかりますが、らちが明かず、息子の方も和式トイレに尿意と便意まで怖じ気づいたのか、「家まで我慢できる。」と言うので、洋式トイレのためだけに一旦帰宅することに。
息子の足で片道10分かかるので、油断できない道のりでしたが、なんとか気を紛らわせ、間に合わせることが出来ました。

まさかうちの子がね。。

この出来事がなければ、私は、”うちの息子は和式トイレに行ける”と思い込んだままになるところでした!
しかもよく考えたら、あと半年もしない内に息子はあの小学校へ入学です。その時にあのトイレに行けなくて困らないように、和式トイレの練習が必要だと感じたのです。

そもそも、なぜ和式が嫌なのか。

練習、と言っても和式トイレを探してさざわざ出掛けるのも面倒です。(ズボラですみません。)
まずは嫌な理由を明らかにしておかないと、と思い、「なんで和式は嫌なの?」と聞きますが、「嫌だから」という答えになっていない答え。
その会話を聞いていた小3の娘が、「きっとあの穴に落ちそうで怖いんだよ。うちも昔そうだったもん。」と教えてくれました。
娘によく聞くと、あの穴全体が落とし穴のように見えて、さらに奥の穴を正面から見るせいか、ブラックホールのように吸い込まれてしまう恐怖感があるらしいです。

ブラックホールinトイレ

それを聞いた私は、「そりゃ、怖いわ(笑)」と納得。
うまく説明できなかった息子も、そうそう!と同意していました。
「じゃあ、どうしたら、和式トイレで出来るようになったの?」と娘に聞くと、「それは”慣れ”だよ」と当たり前だけど、正しい答えが。
何度も恐怖を乗り越えて慣れること、自分はあの穴に落ちない、吸い込まれない、という自信がもてた時に出来るようになるそうです。
なるほどね。これはなかなか時間が必要だな。
とりあえず、今後和式を見つけたら積極的に使ってみることを親子で約束し、小学校入学に向けて新たな目標を作った息子でした。

小学校入学までに、一度は敗走したあの和式トイレを堂々と使ってやるぞー!by息子

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きょーこさん

2児のドタバタ子育て中!フィットネスジムに勤めながら、全米ヨガアライアンス取得を目標に奮闘中です。海外生活でのエピソードも時々交えながらのんびり綴ります♪

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