こんにちは、kikoです♪
私がまだ子供だった頃、地元の小さなレストランに母と妹と一緒に行きました。アンティークな食器や家具が並ぶ洋食レストランで、優しい日差しが差し込む店内。まるで「可愛いうさぎの店員さん」でも出てきそうな、そんな雰囲気が好きでした。

そのお店で一番最初に出てくるのが「本日のスープ」。日替わりでお野菜のスープが出されます。コーンスープや空豆のスープ、冷たいビシソワーズを食べたのもこのお店が初めてでした。

思い出の味を息子にも!

今はなくなってしまったあのレストランの美味しいスープが忘れられなくて「お家でも作れたらいいな。息子にも食べさせたいな」とずっと思っていたんです。

今回は『シンプルな野菜スープ』のレシピを紹介します。

お野菜は何が好きですか?

『本日のスープ』は素材そのものを味わう、究極シンプルなメニュー。冷蔵庫の野菜室から今日の主役を1つ選んでください。かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、ジャガイモ、枝豆、さつまいも…どんな野菜でも構いません。甘みを加えるために玉ねぎは毎回使用するので、それ以外の野菜をひとつ決めます。

今回、冷蔵庫にはにんじんがあったので、にんじんスープを作ることにします。

美味しいスープに黄金比は不要!

まず、材料を揃えます。
・好きな野菜 適量
・玉ねぎ   1/2個
・バター   大さじ1/2〜1
・牛乳    適量(あとで解説します)
・コンソメまたは野菜だし 小さじ1程度
・塩こしょう 少々

ご覧の通り、分量は適当。ある野菜をあるだけ使うので、節約レシピにもなります。

さぁ、美味しいスープを作ろう♪

まず玉ねぎを薄くスライスします。新玉ねぎの場合はそのまま使用し、普通の玉ねぎは水にさらして辛味を抜いておきます。

やや深さのある鍋を熱したら、バターを入れ、弱火にして玉ねぎを炒めていきましょう。ここでの最大のポイントは『焦がさないこと』。焦げてしまうと苦味が出たり色味を悪くしてしまいます。

玉ねぎを入れたら手は忙しくなります。菜箸は鍋底にしっかり当ててかき混ぜる。焦がさないように管理します。玉ねぎは熱を加えると甘くなるので、ここは念入りに。目安は玉ねぎがしんなり透き通ってきて、「もういいかな?」と思ったところからさらに1分炒めてみてください。

この鍋に人参を加えます。よくお料理本でみる「表面に油の膜を張る」というイメージで表面全体にバターの膜を張ります。このときも焦がさないように注意しましょう。

人参を少し炒めたら、ひたひたのお水(分量外)を加えて火を強め、沸騰させます。沸騰したら火を弱めて、コンソメまたは野菜だしを投入。コトコト野菜を煮ていきます。具材によってはアクが出るので始めに出たアクは取り除きます。
火が強すぎると底が焦げたり、野菜に火が通る前に水が蒸発します。途中で水を加えるのは煮出した野菜の出汁が薄まり味がぼやけるのであまりオススメしません。じっくりコトコト煮込むのが失敗しないコツです!

今回は北野エースで買ったこちらの野菜だしを使用しました。中に数種類の野菜、ニンニク、食塩が入っているのでしっかり味に仕上がりました。
スーパーに売ってるコンソメでも美味しくできますが、私が「ここぞ!」というときに使うのは『茅乃舎 』の野菜だし。少しコストはかかりますが、誰に出しても恥ずかしくない、美味しいスープに仕上がります。

野菜が柔らかくなるまで煮たら、具材が冷める前にハンディミキサーで細かく潰します。普通のミキサーを使っても良いです。

私は滑らかなスープが好みなので、一番細かくした上でさらに裏ごしをしますが、食感を残しても「食べるスープ」のような感じで美味しいです。ここはその日のお好みで♪

ハンディミキサーで潰した野菜に牛乳を加えます。牛乳の量は適量で構いませんが、目安としては具材の全量より少なめ。あまり牛乳で伸ばしすぎても、野菜の甘味が半減してもったいないです。

ここで味見をしてみて、塩味が足りなければ塩こしょうで味を整えてください。使用したコンソメや野菜だしに含まれる塩分がそれぞれ違うので、分量ありきではなく微調整は自分の舌を信じます。冷たいスープとして冷やして召し上がる場合は、温かい場合よりも冷やした時の方が塩味を強く感じるので注意しましょう。

今回はにんじんでスープを作ったので、スライサーで刻んだにんじんとパセリを上に乗せて盛り付けました。生クリームを小さじ1杯回し入れたりしても、見た目が一気にレストランっぽく仕上がります。

メインの野菜が変わっても、作り方は変わらず『炒める→煮る→潰す→のばす』だけの4工程です。分量は適量、味は味見で決めるので作り方さえ覚えたら、レシピなしであらゆる野菜スープに応用できます。

美味しいスープは究極シンプル!

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kikoさん

現役薬剤師。元製薬会社勤務。第一子の産休中にフィナンシャルプランナー2級を取得し、家計管理はきっちり主義。2歳&5歳の男の子を育てる『ママレード・ボーイ』世代のアラサー主婦♪美味しいものが大好きなので、おうち献立は日々アップデートしたいと思っています!

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