2019.11.10 / 2019.11.11
こんにちは。ひいろあいこです。
先日無事3人目出産のお知らせをしたばかりですが、実は産後、大量出血で緊急搬送されていました。笑
すっかり元気になった今では「笑」で済みますが、実際は結構大変でした!
※多少生々しい表現もありますので、苦手な方はご注意ください。
何事もなかった過去2回の出産
1人目、2人目と妊娠中から出産まで何のトラブルもなかったお産。悪阻もほぼ全くなく、1度も吐いたことすらなかったほどに順調な妊婦生活&安産でした。
3人目も当然そうなるものとタカを括っていたのかもしれません。
※写真は何も問題なく生まれてきて、今はすっかり大きくなった姉と兄です。笑
出血(おしるし?)から始まった3回目の出産
過去2回のお産は陣痛からの始まりでした。なんとなくお腹が張るかなーからの定期的になり、入院、そしてお産へと進んでいきました。
今回も出産となる前日の夜、多少お腹が張るかなーくらいの痛みはありましたが、そのまま陣痛が強くなることもなく朝に。
起きてトイレに行くと明らかに何かが出た感覚があり便器を見てみると真っ赤に染まっていました。
「えっっっ!?」
今まで経験のなかった出血。レバー状のものも一緒にどろっと出ていました。
慌てて産院へ連絡!
「出血しているのならとりあえず病院へ来てください。そのまま入院になるかもしれないから、入院道具も持ってきて」とのこと。
幸い朝でパパも家にいる時間だったので、車で送ってもらうことに。
なかなか進まない陣痛
産院についてすぐ診てもらったところ、赤ちゃんも元気で子宮の開きは2〜3cm。破水もしていないので、今朝の血はおしるしであろうとのこと。
定期的な陣痛もきていなかったので、通常はまだ入院しなくてもいいくらいのときだったかもしれません。
「3人目だし何がきっかけでお産が進むかわからない。このまま入院して陣痛を待ちましょう」とのことになりました。
その後も5分間隔になったり遠のいたり、自分で痛みを逃せるくらいの余裕がある状態が続きました。
なかなか陣痛進まないねーと、よもぎ蒸しをしたりストレッチや階段の上り下り運動をしたりして過ごしました。
破水からのスピード出産
停滞期に入り、「1回内診しましょう」と一度分娩台へ。そこで内診中にパシャんと破水。
1人目のときも内診で破水してからの進みが早かった記憶があるので、「いよいよ来るな。」という覚悟はありました。
しかしながら、いよいよ来るなというレベルではなく、急激に訪れた痛み。破水からすぐに2.3分間隔くらいの急激な痛みに見舞われました。時計を見る余裕もなかったので、実際に何分間隔かはわかりませんが、とにかく今までに味わったことのない痛み!
上の子たちのときはギリギリまで我慢して「そろそろいきんでいいよー」の合図が出てから陣痛に合わせていきんだ記憶がありました。
今回ばかりは待ってられない程の痛み。もういきみ逃しなんてできないほどのパワーで勝手にいきんでしまった次の瞬間「頭出たよー!」
えーーーっ!!もう???
正直分娩台の上で自分でもびっくり。次のいきみでするりと赤ちゃんが出てきてくれました。
破水からびっくりするほどのスピード!もちろん赤ちゃんと出会えた感動は今までと変わらず、言葉にできないものがありました。
生まれた赤ちゃんを胸に抱き、「やっと会えたね。生まれて来てくれてありがとう」と、何もにも代えがたい感動を味わっていました。
あとは胎盤が出て終わりだーと、先生に任せていると、何やら今までとは違う感じで先生と助産師さんがバタバタとし始めました。
何が起きているの!?
何やら助産師さんたちがたくさん入ってきて、注射やら点滴を始めました。
先生たちの話を聞いていると「子宮の収縮が悪く、出血が止まらない」と。
それでもそのときは「そうなんだー」くらいのものでしたが、その後に施させる子宮マッサージがこれまた激痛。もう1人生まれるのではと思うほどの痛みのマッサージを繰り返され、お腹を押される度に明らかに大量の何か(実際にはこれが血でした)が出ていってるのがわかりました。
しばらくこれが繰り返されるも血が止まる様子もなく、私はされるがまま。
先生の話によると、「子宮の収縮が悪くて血が止まらないのか、見えない産道の奥の方が傷ついてしまってそこから出血しているかのどちらか」とのことでした。
私が出産したのはクリニックで、緊急の手術などはできず、何かあった場合は総合病院などに搬送となる場合があることは予め説明を受けておりました。
突然の緊急搬送
「一度大きな病院で診てもらいましょう。今から救急車を呼びます」とのこと。
まじですかーーー!?
意識はしっかりしており、そのときはどこも体調が悪いなどの自覚症状はなかったので正直びっくり!
あれよあれよといううちに救急車が到着してストレッチャーで救急車に乗せられてしまいました。
「おいおいなんだかドラマみたいだぞ」と人ごとのようでした。
出血の原因は「弛緩出血」
大量出血の原因は「弛緩(しかん)出血」でした。急激な陣痛や、何らかの理由で産後の子宮の収縮が悪く、血が止まらない状態で、特に経産婦に多いトラブルのようです。
上の子たちのときには何もトラブルがなかったため、今回も当然のことながら普通に生まれるとばかり思っていました。出産によるリスクなど何も調べることもしていなかったので、「弛緩出血」という言葉も知らなければまさか自分が緊急搬送されることになるとは微塵も思っていませんでした。
最後に
結果、救急病院での2日間の入院。2リットル以上の出血があったようで、まさかの人生初の輸血を受けて絶対安静で過ごしました。
今ではすっかり元気になり、産院での休養も経て赤ちゃんと自宅に戻ってきています。
ここでお伝えしておきたかったのは、「誰でもトラブルは起こり得る。」ということ。
それから「弛緩出血」という症状やリスクについて知ってさえいればもう少し落ち着いて説明を聞けたなと言うこと。
「弛緩出血」は、原因などはなく誰にでも起こり得ることであり、予防策などはないそうです。大量出血の場合、手足の痺れや目眩、意識障害などの症状が出ることもあるそうですが、私の場合は指先に力が入らないなーくらいのものでした。
何が起きるかわからない出産。避けることは難しいかもしれませんが、「弛緩出血」に限らず、色々なリスクを知っておくことで、自分自身も少しは落ち着いていることができるのではと思います。
「出産は命がけ」まさにこの言葉の重みを知った3回目の出産でした!
weekly ranking
この記事を書いたブロガー
ブロガー一覧-
ひいろあいこさん
-
9歳と6歳、1歳の3児のママです。フルタイムで働きバタバタの毎日を送っていましたが、現在産休中。趣味は旅。今まで20カ国ほど旅してきました。育休を利用して旅行業務取扱管理者資格を取得。