/ 2020.03.14

絵本って子どものためのものと思ってませんか?わたしは、子どもが生まれる前までは、そう思ってました。

わが子は4歳と1歳の男の子なのですが、「絵本読んで!」と言われる毎日。わたしが、小さい頃に読んだことある本もたくさん読んでます。大人になって改めて読んでみると、この絵本って「奥深い〜!」と気付いたり、とても綺麗な絵で魅了されることも多々あるんですよね。大人だから気がつくことがある。

今日は、そんな絵本の中で、不覚にも、わたしが泣いてしまった3冊を紹介します。もしかしたらわたしの心が弱っているタイミングで読んだから泣いてしまったのかも...しれませんが、どの絵本も心が温まると思いますので、ぜひ手にとってみてくださいね。

Life(くすのきしげのり/松本春野)

おじいちゃんが亡くなり、悲しみにくれるおばあちゃん。「Life」というお店では、色々な人が使わなくなった大切な思い出のモノを、メッセージと共に置いていき、自分が必要なモノを1品持って帰る。

おばあちゃんは、冬にお花の種を置いていきました。その種はたくさんの人に持ち帰られ、春になって奇跡が起きるというお話。

涙無しには読めない、優しさと温かさに溢れた絵本。人と人との関わりの中で生きていることに気付かされます。

※子どもに読ませるなら小学校高学年くらいだと心に響くものがあると思います。

つみきのいえ(加藤久仁生/平田研也)

海水に沈むたびに、家の上にまた家を作って、ずーっと同じところに住むおじいさんのお話。

あるとき、水の中に大工道具を落としてしまう。拾いに潜ってみると、下にある1つ1つの家にそれぞれの家族の思い出が。おばあさんを看取り、おばあさんと暮らし、子どもを育て、おばあさんと結婚した、大事な大事な思い出の積み重ね。

おじいさんは今日も生きていく、過去の記憶と共に。

この本は、世界中の映画祭で20冠に輝いた短編アニメーション「つみきのいえ」を絵本にしたものだそうです。アニメーションも見てみたいな…。旦那との喧嘩に疲れたら読みたい1冊です。

※子どもに読ませるより旦那に読ませたい!

のんびりニッペルチェ(リアン・フィッサー/ノエレ・スミット)

3冊目はオランダの絵本です。

急ぐのが苦手なのんびりなハリネズミのニッペルチェ。母ちゃんハリネズミは「いそいで、ニッペルチェ!もういかなくちゃ」と時計を見ながらイライラし始めます。どこの家庭でも見られる朝のあるあるな風景(笑)。

でものんびりなニッペルチェだからこそ、見てる風景や気がつくことがあって、大活躍するというお話。

感動の涙よりも、我がのんびり長男にも「いいところはあるよな〜」という反省の涙だったり、でも「母ちゃんも頑張らないかんのよ」の涙だったり、ハリネズミの母ちゃんに「わかるわかる!」の共感の涙だったり。

※3歳の息子に読んだら「よかったね!」と言ってましたよ(笑)

絵本から生きる力をもらう

みなさん、忙しい毎日をお過ごしだと思います。わたしも今は育児休暇中でのんびり絵本の時間を確保してますが、復職したら絵本の時間なんてあるのかな…と少し不安な気持ちです。

でも絵本の時間は、子どもにとって「親と関われる楽しい時間」、親にとっても「子どもと関わる幸せな時間」であることはもちろん「絵本の内容から明日を生き抜くパワー」をもらえることもあると思うんです。この気持ちを忘れずに、わたしも復職しても絵本の時間は5分でも確保したいなと思ったり。

ぜひ、大人向けな絵本も手にとってみて、心のデトックスをしてみてはいかがですか?

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Tomaさん

外資系IT営業→ベンチャー営業女子(32)。長男(5)と次男(2)と夫の4人暮らし。趣味は、日記&手帳&読書&筋トレ。21時就寝、4時起きの生活をしてます。ブログは学びや気付きのアウトプットの場に。少しでもお役に立てれば嬉しいです!

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