/ 2020.04.04

平日は会社員、週末はパラレルキャリアで似顔絵のオーダーメイドをしている、2歳児の母、うかたそです。

なかなか外出しにくい昨今ですが、せっかくの機会なのでふだんあまり本を読まない方も、読書なぞいかがでしょうか。私がこれまで読んだ中で、ワーママにおススメしたい働き方に関する本がいくつか厳選したので、紹介したいと思います。

両立ノウハウ系の本

・山口理栄・新田香織『さあ、育休後からはじめよう』労働調査会(2016)

育休後とありますが、育休前に読んでおきたかった本です。#wmjp や、#junew といったハッシュタグは、夜間授乳が頻回だった新生児期に知っておきたかったなぁ。

この本を読んで、仕事と子育てを両立している社員同士のネットワーク構築を会社として支援してほしいなと思いました。それぞれの部署で管理職のマネジメント方法に違いがあったり、特定の部署内だけのローカルルールがあればそれに気づくことができますし。

これがきっかけとなって、会社の中でワーキングペアレンツの会を作ろうと思いました。


・日経DUAL編集部『共働きファミリーの仕事と子育て両立バイブル』日経BP(2014)

古い本ですが、小1の壁については詳しめに書いてあり、かなり参考になりました。


・NPO法人ファザーリング・ジャパン『パパとママの育児戦略』repicbook(2018)

この手の本はたくさん読んだので、特別目新しい情報はあまりなかったのですが、おさらいするにはちょうどよいです。パートナーに読んでもらって、相手の家事育児レベルをはかるのに使えるかもしれません。うちの夫は「知ってる内容ばかりだったね」と言っていました。


・堀江敦子『自分らしい働き方・育て方が見つかる 新・ワーママ入門』ディスカヴァー・トゥエンティワン(2019)

こちら、ワーママ初心者は読んでおいて損はないと思います。ワークもあり、自分がどうなりたいのか考えるきっかけになります。


・狩野さやか『ふたりは同時に親になる』猿江商會(2017)

産後のイライラの対処法について書いてあり、かなり共感する部分がありためになりました。

管理職が部下のメンタルヘルスについてサポートしたり改善したりすることを専門用語で「ラインケア」というのですが、パパが家庭というチームの管理職として、ママへのラインケアを実施しましょうという提案は、面白いなぁと思いました。


・藤田結子『ワンオペ育児 わかってほしい休めない日常』毎日新聞出版(2017)

ワーママの大変さを学問的観点から考察したもの。こういう視点からワーママを捉え直すのもまた興味深いです。

キャリア系の本

・浜田 敬子『働く女子と罪悪感 「こうあるべき」から離れたら、もっと仕事は楽しくなる』集英社(2018)

ノウハウよりも読み物的な本なので、時間がある時にじっくり読みたいなぁと思っています。

つまるところ全部読んでおらず、斜め読みしたのみなのですが、「先輩ワーママ世代が頑張りすぎたせいで、私たちがしんどい」という声にはハッとしました。

もがき苦しんだ分、次の世代は楽になると思っていたけど、そうじゃなかったんだ、と。たとえば睡眠を削って頑張るとか、子どもを親やシッターに預けて頑張るとかじゃなくて、サスティナブルな方法でないと次の世代にはつなげていけないなぁと考えされられました。


・国保 祥子『働く女子のキャリア格差』筑摩書房(2018)

この本を読んで、いま私たちが当たり前に取れている産育休や時短は、先輩女性たちが戦いながら勝ち取ってきてくれた権利の恩恵だということに改めて気付かされたと共に、感謝しないとなと思いました。

「時短勤務でも正当に評価してほしい」と誰もが思いますが、重要なのは成果責任の完遂なので、「八掛けの労働時間で八掛けの成果を出す」ではやはり評価も八掛けになるということ。私たちは、「八掛けの労働時間で十割の成果を出さないと評価されない」んだということにも改めて気付かされました。

・武田 佳奈『フルキャリマネジメント』東洋経済新報社(2019)

バリキャリ、ゆるキャリではなく、フルキャリという新しいキャリア思考を言語化してくれています。
そしてその中で、フルキャリが抱える葛藤についても言及しており、自分の働き方を見直すきっかけになりました。


・中野円佳『「育休世代」のジレンマ』光文社(2014)

「実際には、男性の育休取得率は1%台で推移するなど、「産め働け」だけではなく、「育てろ」というプレッシャーまでもが、女性側にのりかかっていく。」とありますが、最近かなり男性の育休が普及してきましたよね?私の周りだけ?

特に第二子ママは、「次の育休は夫にも取ってもらう予定です」という人がすごく多い印象。2014年に出版された本なので、6年でかなり時代も変わってきた印象です。

以上、おすすめ10冊でした〜。

これらは、どれも、ワーママである私自身が読んで面白かった本です。

新型コロナウィルスによりリモートワークが普及しましたね。リモートされている方は、隙間時間、リフレッシュタイムに!電車通勤の方は、人も減ってだいぶ快適になってきたので、退屈な通勤時間にぜひどうぞ!

というか、私の働く会社でもお願いだからリモートワークできる環境を整えておくれ…と思います。(本当は電車通勤したくないよ…とほほ)

ワーママおすすめの本を読んで、パワーチャージしましょ!

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うかたそさん

会社員。夫と3歳娘と3人暮らし。都内在住。好きなものはお酒と旅行と絵を描くこと。「母になってもやりたいことを諦めない」「自分らしく生きる」がモットー。コロナ禍の心の支えは、スペイン語学習とバランスボールエクササイズです。

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