/ 2020.04.02

ひとつ前の記事で、子持ちママの転職活動の難しさを実感した話を書きました。今回はその続きです。

転職活動を開始して半年、やっとの思いで頂いた内定。そこにたどり着くまでに感じたこと、想ったこと、どなたかのお役に立てばうれしいです。

わたしの場合

わたし…
・34歳
・中の中くらいの四大卒
・1歳娘、5歳娘の母
・転職経験なし
・大学卒業後から今の会社に勤めて12年

現職…
・誰もが利用したことがあるであろう小売業で販売や本部事務の経験者
・正社員
・勤務地まではドアto保育園toドアで1時間半かかる
・時短勤務を利用してお給料は3割くらい減っているのに、勤務地が遠く拘束時間はフルタイムと変わらない
・会社のマミートラックに乗せられ、今後のキャリアアップややりがいが見込めない

転職希望条件
・家から近いこと
・正社員
・収入は時短勤務で今頂いている額と同等かそれ以上
・名前が知れている会社
・潰れることがなさそうな会社
・自分の今までの経験を生かせること
・やりがいを感じられる仕事であること

仕事の探し方

転職セミナーで講師の方に「働きながらママの転職は忙しくて大変だから、時短という意味でも転職エージェントをフル活用しましょう!」と言われました。

言われた通り転職エージェントに自分の状況を事細かく記入して登録。するとすぐに返信がきて、「弊社では時短勤務のお仕事の紹介は致しかねます。フルタイムで良ければご案内できます」とのこと。

私、子持ちとは書いたけど「時短勤務希望」とは一言も書かなかったんです。なのになんで「子持ち=時短」という発想になるんだろう。

面接でも「お子さんの預け先は大丈夫ですか?お熱の呼び出しにはあなた以外対応出来ますか?」って聞かれるのはきっと女性だけ、子持ちでも男性には聞かれない質問なんだろうなぁ…と、いろいろな場面でママの肩身の狭さを感じました。

話が逸れました。幸い私は育休中です。

時短勤務はない…うんぬんごちゃごちゃ言ってくるところは気持ち的に面倒になってしまったのでお断りして、転職サイトを使って自分で探すことにしました。

転職サイトの活用法

私が使った転職サイトは以下の4つです。よく使った順に…

1.マイナビ転職
2.エン転職
3.女の転職Type
4.リクナビネクスト

使いながら見えてきたそれぞれの特徴を私なりに分析すると、

1.マイナビ…
王道の大手企業に強い、大学などの教育機関の求人掲載も多数。市町村検索でも郊外ながら有名どころ、安定どころが多く掲載されている気がする。

2.エン転職…
大手から中小企業までまんべんなく掲載されていて、「こんな所にこんな会社あったんだ!」みたいな意外どころをついてくるので面白かった。エリアの隅々までもれなく掲載している感じがある。

3.女の転職…
“女”と強調しているだけあって女性、子育て中ママ向けの求人がそろっている。子どもなし女性向け7割、ワーママ向け3割と言ったところ。大手、中小企業万遍なく載っているけれど、郊外の求人は少なめな印象。

4.リクナビネクスト…
求人サイトはリクナビ!と昔から思っていたけれど、都心、郊外に関わらず「とにかく載せておけ!」な感じ有り。かなり小さな会社や無名な会社が多く掲載されている印象。

転職サイト上での検索方法のコツ!

私の希望条件「家から近いこと」ですが、東京の郊外に住む私は23区内には行きたくなく、郊外エリアで探しました。

これがまた、仕事がない!笑
転職セミナーの講師の先生にも「そのエリアは正直厳しいね、23区に入るとグッと求人数も上がるんだけど」………そうでしょうね。

その上、私の他の希望条件である「正社員」、「有名企業」を加えると本当に皆無に等しかったです。

検索の仕方はどこの転職サイトを使っても同じ。フリーワード検索の部分に「◯◯市」と自宅から近い市町村をダイレクトに入力しました。
駅名を入れるより検索結果が多く出ます。

複数のキーワードを点で区切って一度に検索するより、面倒でも1つ1つ入力して都度検索したほうがHit率が上がる気がしました。

その次に「雇用形態」の部分で「正社員」にチェックを入れ、希望年収「◯◯◯万以上」のところ1カ所だけにチェックを入れる。

他にも「女性社員活躍」「ママ社員」「時短勤務可能」「業種、職種」などチェックを入れたい部分はたくさんあったけれど、グッと我慢。これらを入れてしまうと検索結果の数がガクンと減ってしまうので、最低限の希望だけ入力して検索します。

市町村検索でパッとした検索結果が出ないときは、自宅最寄駅の「沿線名」を入れて検索すると、通える範囲で見たことがない意外な会社が出てきたりして楽しかったですよ!

そこで壊された有名企業へのこだわり

私の希望条件にあった「名が知れている会社」ですが、転職ご経験者や、名が知れていない会社にお勤めの方は「おいおい、それだけが全てじゃないよ」と思ったと思います。

大学卒業から1社しか知らなかった私は、本当に無知で、会社の良し悪しを図る術は「会社名、従業員数」くらいしかないと思っていたのです。

ちなみに、転職セミナーの講師の先生は「社名じゃないよ。資本金と取引先企業の資金力を見るといいよ」と仰っていました。

転職サイトで自分なりのこだわりの検索を続けて「いいな」と思った会社に応募、実際に面接までいけて会社内を見ることが出来た会社が8社ありました。

実際に会社に出向いて人事の方とお話をして社内を見て、会社のホームページを見て…だんだんわかってきました、「知名度だけじゃないんだな」ということが。

相性ってある気がする!

転職活動も半年近く経つと、「これって恋人や結婚相手を探す時に言われるマッチングと感覚が似てるかも?」という気持ちになってきました。

会社との相性がある気がしたのです。実際に会社に出向いて面接を受け、会社の空気を感じ「働きたいな」「働きたくないな」その理由は上手く言えないけど、確実にこれらの気持ちを感じるのです。

それは会社を見てもそう、面接官と話してもそう、会社のホームページを見てもそう、「合う」「合わない」その理由は上手く言えないけど、そのフィーリングを大事にしました。

1社、転職活動をはじめてわりとすぐに内定を頂いた会社があったのですが、先述したフィーリングの面からお断りしたことがありました。

その頃は「断ってもまたすぐ決まるでしょ」とこれまたどこから来る自信が、そう思っていたのですが…。その後全然順調にはいかない転職活動に、「あの内定をくれた会社は天使だったのではないか⁈」と思ったほどでした。

面接官ってエスパーなの?!

別の会社では「上手く合えばすごくうちで活躍してくれると思ったのですが、お子さんを持ちながら働く気持ちに迷いを感じているのが伝わったのでごめんなさい」と言われたときもあって…。

その通り!面接官ってエスパーなの?!と思ったこともありました。

自分が傲慢だったな、と。

心のどこかで「転職活動なんてどうにかなるでしょ」「面接でこのくらい話せたら問題ないでしょ!」など、幾度となく「こんな考えじゃダメだ」と思ってきたはずなのに、消しきれない潜在的な自分への自信がまだまだあって、それが自分の進路を邪魔しているということを思い知らされました。

それからは謙虚に謙虚に自分に合う会社を地道に探していきました。

転職活動も後半戦に入り何度も不採用の連絡を貰うといい加減、自信も無くなってきます。

「今面接まで来れているけど、結果は2択なんだよな、しかもきっと不採用の可能性の方が高いんだろうな…」

現実を見過ぎたあまり、すごくシビアに選考に向き合うようになっていました。

長期戦の転職活動は気分が上がったり下がったり。けれど必ず決まる!とそれだけを信じて…。③に続く!

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Sumikaさん 育児・フルタイム・時間が足りない…言い訳にせず全部楽しむ!欲張り人生最高!

仕事、家事育児以外に自分の人生も存分に楽しみたくて、いろ~んなことに興味津々!気になったことはトコトンやってみたい!いくつになっても好奇心旺盛でいたい!そんな7歳と3歳姉妹の元気いっぱいママです♪

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