2020.05.27 / 2020.05.30
この二カ月を振り返って...
長男(3歳11カ月)が三月末に保育園退園・来月からの幼稚園入園までの約2カ月間、24時間ずっと一緒で、かつ、コロナによる自粛生活。振り返ればあっという間にも思え、意外にできた・頑張れたという自信に繋がった一方で、正直ストレスを感じたこともありました。
子どもに対してイライラ・普段より強く怒ってしまった日が何日か続いたときがあり、長男から「ママそんなに怒らないで」と言われ…さすがにこのままではいけない!と思い立って、怒りについて学んでみることにしました。
真っ先に読んだ本がこちら!
タイトル:はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック
著者:日本アンガーマネジメント協会代表理事 安藤俊介さん
出版:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
これによると6つの「怒り」タイプがあり、自分がどのタイプ、その傾向と対策を客観的に知ることができます。
まずはお気軽に、一般社団法人アンガーマネジメントのHPから無料診断を受けられます。
もっと詳しく知りたい方は、本の購入者限定特典で巻末に一回限り有効のアクセスコードが付いており、そこから怒りのタイプの詳細や耐性など、より詳しく診断結果を得られます。
そもそも「怒り」には6つもタイプがあることすら目から鱗で、子育てだけでなく、職場や友人などの様々な人間関係で役に立ちそう。
本の内容は割愛しますが、「怒り」は感情の癖であり、気付くことで直すことができる・アンガーマネジメントとは怒らなくなることが目的ではなく、怒る必要のあることは上手に怒れるようになる一方で、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることです。
このアンガーマネジメントは、1970年代にアメリカで始まったとされる、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング。老若男女を問わず誰でも気軽に取り組めるものになっています。アメリカでは小学校に上がる前にこの教育が始められ、また、企業や行政機関やアスリートのメンタルトレーニングとしても幅広く使われています。
幼児でもできる!怒りを可視化
日本アンガーマネジメント協会のメールマガジンがきっかけで、ある絵本にも出合えました。長男も気に入って、一日3回くらいリクエストされます。この絵本は、つい最近の今月18日に日本で刊行されましたが、フランスの小学校の教室には必ず1冊あると言われるほどの定番のベストセラーだそうです。
タイトル:ムカムカドッカーン
著者:レイユ・ダランセ、翻訳:ふしみみさを
出版:株式会社パイ インターナショナル
この絵本では、怒りの感情を目に見えるようにしています。今月20日にわが家に絵本が届き、すでに何度も読み聞かせしていますが、長男に「怒っているときは何色?大きさは?触ったらどんな感じ?」と質問したところ、「ピンク色で小さくて、熱い」と口で言えるようになりました!
長男はもうすぐ4歳ですが、怒っている真っ最中に理由を説明することはまだまだ難しいと思います。そんなタイミングで親が説得しようとしても、同じくうまくいかないわけで…。一方、この視覚化テクニックの質問のほうが子どもにとって答えやすく、怒りのコントロールや冷静さを取り戻していく期待もできそうです。
今回の「怒り」の学びから、私はメモするようになりました。いつ怒った?なぜ怒った?怒ったレベルは?など、簡単に書き出します。すると、実は毎回同じ状況で怒っていることも一目瞭然。さらに、空腹時と睡眠不足のときによく怒っていることも分かりました…あぁ人間だもの。
喜怒哀楽、すべての感情を大切に
私はどちらかと言うと、淡々として感情表現があんまり大きくないほうだと思っていましたが、 ママになって以来だいぶ喜怒哀楽が豊かになったと感じます。子どものちょっとした成長で大喜びしたり、逆に哀しさを覚えたり、怒ることも増えたけど、振り返れば楽しい記憶ばかりだったり…。
本能のままに真っすぐ生きている乳幼児と一緒にいると、伴って私のいろいろな感情も明るみになってきている感じがします。
かつて私も幼かった頃は感情むき出しだったはずだけど、少しずつ蓋をする術を覚え、今またさまざまな感情と向き合えるなんて、ある意味そんな機会をくれた子どもたちに感謝の気持ちすら湧いてきます。
よく「育児は育自」とも言われますが、きっと自分の感情に向き合うことも含まれ、幼い頃に封印した気持ちにも出会えるかもしれません。
ふと思い出した映画が、ディズニー映画『インサイド・ヘッド』です。5つの感情たち(ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミ)、すべてが尊いのだと改めて思いました。
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エシカルマンマさん
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家族:夫、息子2人(2歳・5歳)
宮城県仙台市出身、東京都在住。2011年の東日本大震災をきっかけに、エシカルな仕事をしたいと決意。2015年に一般社団法人エシカル協会の立ち上げから携わり、エシカル消費の普及啓発の活動をしています。エシカル子育てを日々考え、楽しみながら試行錯誤中。