2020.06.29
こんにちは、kikoです。わが家には3歳半を迎えた長男がいます。平日は保育園に通わせているのですが、この春のコロナショックで突然の「登園自粛要請」。持て余すほどの「おうち時間」ができました。
自粛中に「トイトレ完結」を目指す!
よぉし、長男!この機会に「トイレトレーニング完結」を成し遂げてみよ!!(以下、トイトレ)
2歳半から本格的に取り組み始めたトイトレ。途中まではすこぶる順調だったのですが、昨年11月に次男が生まれたことで長男をとりまく環境が一変!一気に停滞期に入りました…。一度停滞するとそこからなかなか進まないのがトイトレ。まさに根気との戦いです。
そもそもトイトレっていつから始めるの?
育児全般に言えることかもしれませんが「いずれ時期が来たら」という「時期」は大抵各家庭の親の判断に任されています。
・1日のおむつの使用枚数が減ってきた
・おむつを買うのがもったいなく思えてきた
・「トイトレ」が何の略かを知った
・幼児教育の教材がトイレへと促している
・同じくらいの子が「トイレ」と発して焦る
そろそろかな?と気づいたとき、それが「いずれ」の時期が訪れたということ。わが家の場合、強くトイトレを意識していたわけではありませんが、2歳半を過ぎたあたりから「おしっこがしたくなったら教えてね」と声かけをしていました。
【前期】順調にステップアップしていく長男!
1日に数回、かつ毎日声かけをしているうちに長男は「おしっこ出る」と教えてくれるようになりました。最初は間に合わずオムツでしてしまうこともありましたが、徐々に高確率でトイレでできるようになります。
朝、食後、お出かけ前、帰宅時、午睡前、午睡後、お風呂前、寝る前。タイミングを決めて「トイレ行く?」と誘い始めてからはさらに順調。嫌がることもなくとりあえず便座に座る。タイミングが合えばそのまま成功!これは早々にオムツ卒業か!? と期待していましたが…現実はそんなに甘くありませんでした。
【中期】次男の誕生で環境と心境の変化が!
突如おうちに現れた「赤ちゃん」。この衝撃はきっと、本人にしかわからないのでしょう。見事に赤ちゃん返りした長男は「できないー」「むずかしいー」とトイレを嫌がるようになりました。
里帰り中、大幅に後退したトイトレでしたが、自宅に戻ってからは保育園の先生との連携もあり、徐々に調子を取り戻しました。
【暗黒期】おしっこはできるのに…その先が進まない。
もともとおしっこはできたので、そのままうんちもできるようになるかと思いましたが、ここにきて最難関が訪れました。
一度まぐれでうんちが成功したことがあり、ポチャン!と落ちた感覚が怖かったのか、跳ね返りの水が不快だったのか、「イヤー!!」とすぐさま半ベソをかく長男。どうやらこのときに強い抵抗感とトラウマができてしまいました。
おしっこはほぼ100%成功し、お昼寝や夜間もオムツを濡らさないのに!うんちがトイレでできない!おむつにしたがり、便座に座ってもくれない!これは克服に時間がかかりそうだ…と覚悟しました。
【停滞期】プロのアドバイスを聞いてみた!
1カ月経っても2カ月経っても進まないトイトレ。一日に何度もトイレのことを考えるのがしんどくなって、ママが誘うのをやめたこともありました。
これではいけないと気を持ち直し、ふと目についたベネッセの案内。こどもちゃれんじを0歳から継続しているのですが、その教材の中に「オムツはずし相談ダイヤル」なるものがあったのです。藁にもすがる思いで電話をかけてみました。
すると、頭でわかっていたはずのことを改めて言葉で聞いて、一つずつ実行することができました。
【アドバイス】
・おしっことうんちはメカニズムが違う
・うんちがおむつでペタンコだと不快と教える
・おむつにしてもいいからトイレに移動する
・うんちがおむつにできたときも褒めまくる
・トイレでできたときはさらに褒めまくる
・トイレが楽しいと思える環境をつくる
・ご褒美を与えることも良いきっかけになる
【後期】ツライ!しんどい!長い!
アドバイスを忠実に実行し、トイレの環境を整え、しっかり子どもと向き合う。それでも毎日上手くいかない。いけないとわかっていても、トイレで愚図る長男に「どうしてできないの!」「お兄ちゃんでしょ!」と責めるような言葉をかけてしまったこともあります。
でも、そもそも昨日までおむつで排泄をさせていたのに、「今日からはトイレ」と大人の事情を押し付けること自体が子どもにとっては酷なこと。応援してみる、褒めてみる、励ましてみる、与えてみる、叱ってみる、教えてみる、比べてみる…あらゆる手段を試しても進まないときは進みません。育児本から必勝法を見出だそうとしてもトイトレは「十人十色」で参考になりません。
【完結】そのとき、母は泣いた。
私、トイトレの完結目前でようやく必勝法がわかったんです。それは「待つ」こと。子どものペースに合わせて、心を凪のように保つ。動じない。乱れない。叱らない。すると、ここでも「いずれ」の時期が訪れるんです。いずれできるようになる。
きっかけはひとつずつを意識したことでした。まずはトイレに移動してからおむつにするように促す。それができたらおむつのまま座って出すように促す。次は出そうになったらトイレでオムツを脱いでみる、できなかったらおむつを履き直して出すように促す。
おむつを脱いで座れたら「小さいうんちを1つ出してみて」と促す。できなかったらまたオムツを履き直す。できたときには褒めて褒めて、できなくてもできたところまでを褒める。次は「小さいうんちを2つ出してみて」と促す。
「全部出せたら出してもいいよ」
「おむつでもトイレでも偉いよ」
「昨日よりいっぱい出たね」
「今日は残念だけど、頑張ったよ」
「明日できるから大丈夫」
「毎日トイレに来れてすごいね」
イライラして叱りつけていた私でしたが、ステップアップの一段を小さくして「待つ」ことを心がけると、自分でもびっくりするくらい褒め上手になりました。
そして、うちの長男はどうやら褒めて伸びるタイプ。あるとき「ひとりでできる!」とトイレに行き、内鍵を閉めて排泄が済むと「出たよー!!」と教えてくれました。ようやく迎えた完結。不覚にも泣いて喜んでしまいました。
不思議なもので一度「完結」すると、その後は一切おむつを履きたがらなくなりました。あれだけ一進一退を繰り返していたけれど、心も少しずつ育っていたのかもしれません。
トイトレを完結して思うこと。
トイトレはきっと苦労なくスムーズに完結できるお子さんもいると思うし、わが家のように大苦戦する家庭もあると思います。
その差は子どもの能力ではないということを親は最初から理解していないといけません。3歳を過ぎて周囲と比較した焦りから「なんでこの子はできないんだろう?」と私は毎日悩み、子どもを悲観してしまいました。でも「たかがトイレ」。できる子もいてできない子もいます。そんなことくらいで子どもを悲観する必要はないと今は気楽に思えます。
これから夏に向けてトレーニングを始める家庭もあるかもしれません。成長を見守るチャンスをぜひ楽しんでほしいです。
トイトレはツライ!!でも、親子が成長するチャンス。
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kikoさん
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現役薬剤師。元製薬会社勤務。第一子の産休中にフィナンシャルプランナー2級を取得し、家計管理はきっちり主義。2歳&5歳の男の子を育てる『ママレード・ボーイ』世代のアラサー主婦♪美味しいものが大好きなので、おうち献立は日々アップデートしたいと思っています!