/ 2020.06.29

こんにちは!乳幼児睡眠コンサルタントのゆんぱかです。今回は新生児〜生後3カ月頃までの赤ちゃんを寝かせる3つのコツをお伝えします。

【1】「シーシー」「ザーザー」という音を聞かせる

テレビの砂嵐、掃除機やドライヤーの音、袋をカシャカシャする音に赤ちゃんが興味を示したり、泣き止んだりしたことはありませんか?実はこのような音のことを総称して「ホワイトノイズ」と言います。

生まれて間もない低月齢の赤ちゃんは、このような音を聞くとママのお腹の中にいたときを思い出し、安心すると言われています。赤ちゃんを落ち着かせる効果がある、ということです。

赤ちゃんを落ち着かせてあげることはスムーズな入眠をサポートすることに繋がります。

私は普段からニューボーンフォト撮影のお仕事をしていますが、撮影のときにはホワイトノイズマシンという小さい機器を持参して、波のようなザーザー音を流して赤ちゃんを寝かせています。

全ての赤ちゃんに効果があるわけではありませんが、実際に多くの赤ちゃんがこの音で泣き止んだり落ち着いたりするのを見てきました。

ママが赤ちゃんの耳元で「シーッ、シーッ」というのも同じような効果がありますよ。

【2】包みこむ(モロー反射を減らす)

この月齢の赤ちゃんには「モロー反射」と言う原始反射がみられます。原始反射とは赤ちゃんが生まれつきもっている反射のことで、赤ちゃんの意識とは無関係で起こります。「モロー反射」は音や光などの外的刺激に身体がビクッとしてしまうもので、何かに抱きつくように両手足を伸ばすことから別名「抱きつき反射」とも言われます。

せっかく赤ちゃんがウトウトしはじめたのに、物音でビクッとモロー反射を起こして、赤ちゃんが起きちゃった!というのはもったいないですよね。

こういうときに、赤ちゃんをおくるみなどで包んでおいてあげると、モロー反射で赤ちゃんが起きてしまうことを予防できます!

ただ、おくるみって巻き方がちょっと難しいんです。「どのくらいの強さで巻いたらいいのかわからない」、「怖くて巻けない」、と言った声もよく聞きます。誤った巻き方は事故にも繋がりかねないので、助産師さんなど専門家から直接教わるのが安心です。

現在妊娠中の場合は出産をする施設で入院中に助産師さんに聞いてみましょう。産後の場合は、近所の助産院などで教えてくれるところがないか探してみましょう。最近は専門家によるYoutube動画も投稿されているので、直接教わるのが難しい場合には動画を見る方法もありますよ。

また、モロー反射を抑えて眠りを促すという目的で販売されている商品(スワドルアップ、スワドルミー、ミラクルブランケットなど)もありますので、このような商品を使えばおくるみよりもっと簡単にモロー反射を防ぐことができます。

【3】赤ちゃんがご機嫌なうちに寝かせてみる

この時期の赤ちゃんはまだ昼夜の区別がついておらず、生活リズムも確立されていません。そのため、1日を通して「飲むこと」と「寝ること」をこまめに何度も繰り返すような生活を送ります。

赤ちゃんが起きる → オムツを替える → 授乳をする → げっぷをさせる → オムツを替える・・・なんてしているうちに、実は赤ちゃんは疲れてしまって眠くなっていることがあるのです。

疲れさせた方がよく眠るだろうと思う人も多いと思いますが、実は疲れすぎていると寝つくまでに時間がかかってしまうことの方が多いんです。

なので、授乳やオムツ替えなど必要なことを終えたら、赤ちゃんがまだ機嫌良さそうに目をパチパチさせていてもお布団に寝かせてみることをおすすめします。そうすると、そのまま眠ってくれるかもしれませんよ!

もちろん、授乳をしながら寝かせたり抱っこで寝かせるのもOKです。ただ、毎日毎回これを繰り返していると、次第にそれが寝つくときの癖になってしまって、「授乳しないと寝ない!」「抱っこじゃないと寝ない!」ということになってしまうかも!低月齢のうちはよくても、段々赤ちゃんが重くなってくるとママやパパにとってはしんどいですよね。

赤ちゃんには本来自分で眠る力が備わっているので、気が向いたら1日1回くらい試してみてくださいね。

子どもの寝かしつけはもっとラクになる!

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ゆんぱかさん

●3歳娘&1歳息子&アラサー夫婦の4人家族 ●看護師、保健師、乳幼児睡眠コンサルタント ●ここ数年で大人気のニューボーンフォト撮影を行なっています。特技は赤ちゃんの寝かしつけ。 ●転職、失業、専業主婦、ワーママなど様々な経験あり

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