こんにちは!αです。今回は前回の続きです。長女の心因性頻尿の対処法/対応法を中心に【診断~対処法/対応法】についてお話していきます。もし、心因性頻尿で困っている家庭にとって、少しでもヒントになれば幸いです。

診断されたものの…

小児科のお医者さんは「時間が解決してくれるでしょう。」「お子さんの気持ちに寄り添ってあげてくださいね。」とのことで、「確かに」なのですが、「具体的な対処法や対応法」は特に教えてくれませんでした。確かに、気持ちに寄り添うとかは、その子、その子によって違うからかも知れません。

しかし、我々はもう少し具体的に長女にしてあげられることはないかな?という気持ちでネットで調べてみました(夫もいろいろ調べてくれました)。そして、夫とも話し合い、保育園の先生にも引き続き相談させてもらいながら、以下の方法を試してみることにしました。

1.まずは、安心感を
2.おしっこはどれくらい溜められるか知ってもらう
3.少しずつ、時間を長くしていく
4.不安だったらオムツでもOK
5.「いいんだよ」ありのままの娘を受け入れる

1.まずは、安心感を

できるだけ、日ごろの話を聞いたり、スキンシップを増やすように心がけました。もちろん、悪阻がつらいときや仕事が忙しいときなど、十分ではないときもあったかもしれませんが、娘の一番身近いる私と夫が、”心がける”だけで、以前より安心感をあげられたと思います。

そして、トイレのことはなるべく意識させ過ぎないようにしました。例えば、出たか出ないか、いちいち確認しない。「またトイレに行くの?さっきも行ったよね?」等、言わないように心がけました。「トレイに行きたかったら、行ってきていいからね。」というスタンスで接しました。

2.おしっこはどれくらい溜められるかを知ってもらう

「自分の体にどれくらいおしっこが溜められるのか?」を長女に知ってもらう、ということを試みてみました。

トイレやお風呂のときに、紙コップを持っていき、その中におしっこをさせます。そして、「〇〇(長女)ちゃんの体には膀胱っていうおしっこを溜める場所があって、おしっこって、これくらい体に溜める事ができるんだよ」と見せてあげます。結構な量を溜める事ができるということを実際に見せてあげることで、体感・納得してもらえたかな、と思います。

3.少しずつ、時間を長くしていく

そして、何度もトイレに行っているのに「トイレ行きたい」と言ったときに、「10秒だけ待ってみようか」と声かけをしてみます。先に、膀胱におしっこが一定量、溜められることを知った彼女には、10秒くらいなら大丈夫!と説明してみます。10秒待つことができたら、20秒…1分と少しずつ、少しずつ時間を長くしていきました。

4.不安だったらオムツでもOK

心因性頻尿になってから、夜寝ているときに、おもらしをしてしまったことがあり、それ以来、「寝るときはオムツがいい!」と言うようになりました。このときも「もうパンツで寝られるでしょ」とは言わず、「いいよ、オムツにしよう」とこちらも気持ちを切り替えました。不安なときはオムツでもOK!パンツで過ごせる昼間はパンツで、夜はオムツで過ごしました。

5.「いいんだよ」ありのままの娘を受け入れる

1.~4.すべてに言えるのは、ありのままの娘を受け入れることかな、と振り返って思います。ネットで調べていると、心因性頻尿は治るまで時間がかかる場合もあり、根気よく付き合ってあげましょう、と書いてありました。確かに、”心因性”=”精神的な問題が原因で”なので、その子、その子によって何が良いか分かりませんし、いつ治るか?も分かりません。

ただ、私たちは頻尿で何度もトイレに行ってしまう娘、4歳になってもオムツを履きたがる娘、ときにはわがままを言っている娘、逆に不安やストレスを感じてもうまく外に出せず、我慢し過ぎてしまっている娘…「どんなあなたでも、いいんだよ。そのままのあたなでいいんだよ。」となるべく言葉や態度で伝えるようにしました。

長期戦になると思っていた心因性頻尿は

ネットで調べたときには、数年間かかる場合もあるという内容も拝見し、夫と長期戦になっても、気長に少しづつ続けていこうと話合っていました。しかし、長女の場合、約2カ月ほどで、頻繁にトイレに行きたがらなくなりました。こちらが思っていたより早く、通常の生活に戻ることができたと思います。

でも、この経験を通して娘の心が私たちに何か大切なものを訴えてくれたような気がしています。その当時は、本当に藁をもすがる思いで、いろいろと調べてみたり、試してみたりしたけれど、一番は娘と向き合い、ありのままを受け入れてあげることなのかも…。

そして、それは心因性頻尿に関わらず、これからもずっと、そうしてあげたい、そう心がけたいと思うきっかけにもなりました。
最後に、娘の通う保育園の先生方には、本当に感謝しています。今回の一件で、親身になって相談に乗ってくださり、臨時面談をしてくださったり、保育園でも娘の気持ちに寄り添った保育を心がけてくださったり、毎日の状態や状況を報告してくださったり…。

あげればキリがないほど、保育園にもお世話になりました。今回の病気は私たち夫婦だけでは決して乗り越えられなかったと思っています。改めて、感謝の気持ちでいっぱいです。

心因性頻尿に悩んでいる家族の皆さんの少しでも参考になれば幸いです。

リンク一覧

crown weekly ranking

この記事を書いたブロガー

ブロガー一覧 arrow-right
αさん

6歳年上の夫と、夫と瓜二つの長女と次女の4人暮らし。ちょっとおっちょこちょいな働くママです。育児も家事も仕事も楽しく☆1日1回は大笑いしたい(笑)

αさんの記事一覧 v-right