/ 2020.11.30

先日、無痛分娩予定で入院し、お産の進行具合から急遽、帝王切開での分娩になった、αです。今回は緊急帝王切開になり、母体・赤ちゃんは・・・?という話を赤裸々に、させて頂きます(笑)。本当に、お産は十人十色です!私の経験談が誰かのお役に立てれば幸いです。

緊急帝王切開!

帝王切開と決まるやいなや、助産師さんも先生もテキパキと準備を進めます。

●剃毛(術野の妨げにならない様、お下の毛を一部剃ってもらいます)
●ストッキングを履かせてもらう(術後の浮腫予防の為、キツキツのストッキングを履きます)
●麻酔前投与薬の注射(筋肉注射でした)

そして、車椅子に乗せられ、手術室へ。自ら手術台に横になります。まずは、腰椎麻酔の処置をして貰います。無痛分娩で行った硬膜外麻酔とは、また違う腔に麻酔薬を投与するため、再びエビの様に背中を丸めます。(お腹が大きいときのこの姿勢キープはちょっと辛かった。しかも2回も…涙)

局所麻酔をしてもらい、腰椎麻酔と処置が進められて行きます。そして、仰向けに寝転がり、麻酔薬が入れらました。すると、下半身がジンジンと痺れる様な感覚になりました。多分、この間に、

●導尿(おしっこが出る管に、カテーテルが入れらる)
●術部の消毒

が並行して行われていたと思います。麻酔薬を入れてもらうと、触られている感覚は残っているものの、痛みや刺激は感じなくなっていきます。執刀医の先生に「これは、冷たいと感じますか?」完全に麻酔が効いている事をしっかり確認した上で手術が始まります。麻酔下では、下半身の触られている感覚のみ残っていて、痛みは感じない状態です。私自身は意識はありますが、朦朧としている感じでした。

緊急帝王切開となったため、朝食・昼食共にしっかり食べていた私は、麻酔が効き始め、いざ手術開始と共に気持ち悪くなり、横にいて下さった助産師さんに「吐きそうです。。。気持ち悪いです。。。」とゾンビのような声で伝えていました。吐気止めの注射を入れてもらい、少しずつ吐き気はおさまってきました。

手術開始3分…

手術開始たった3分で、「ふぎゃーふぎゃー」赤ちゃんの泣き声が!

(えっ?もう?!早っ!!!)

手術室にいる全員のスタッフさんから「おめでとうございます!」のお言葉を頂戴しました。

(えっ!?もう赤ちゃん出たの?)

思っていたより早くて、びっくりしましたが、「無事に生まれたんだ!」とほっと胸を撫で下ろしたのを覚えています。その場では、赤ちゃんを見ることも、触れることも叶いませんでしたが、泣き声を聞けただけで、ホロリとしてしまい、「ありがとうございます」と蚊の鳴くような声で、スタッフの方々に応えるのが精一杯でした。

無事に手術は終了…

そこからは、子宮を縫合したり、癒着防止処置をして、閉腹。痛くは無いけれど、お腹切られていて、そこをグイグイされている感覚はあり、正直、気持ちの良いものではありませんでした。手術終了に向けて今まで味わった事のない違和感や不快感に耐えながら、無事に手術が終わりました。

しかし、本当に辛いのはここからだった…!

夕方に手術は終わり、再び病室へ。そして、迎えた夜が本当に、本当に、辛かったです。。。

1、麻酔が切れ、激痛
初めの頃は、麻酔が効いていたのですが、だんだん麻酔が切れて来ると…痛い痛い痛い!!後陣痛・子宮の収縮の痛みに加え術部の痛みもあり、脚が勝手に震え、歯がガタガタ言うくらい、痛かったです。(もともと、痛みに弱いのかも知れません)陣痛や自然分娩時の痛みとは、また別の種類の痛みでした。

2、お腹の保冷剤が冷たくて痛い
加えて私は出血多量だったらしく、血管を収縮させて止血するため、お腹の上に大きな保冷剤を乗せられました。それが、また冷たく冷たくて、冷たいのを通り越して痛い!これまた、保冷剤なんでね、当たり前なんですが(汗)。冷た痛いーーー!!皮膚が凍傷になるーーー!!

3、助産師さんの子宮収縮確認
そして、定期的に助産師さんがやってきて子宮の収縮を確認してくれるのですが、手術したばかりのお腹を手でグイグイと押して確認されるんです。痛すぎて、声が出ませんでした。

「ウ…ヴヴヴ…ヴヴヴっっ!!!」(痛い!痛いよー!)とトリプルの痛さ・辛さでした。痛みでなかなか寝付けず、帝王切開で産んだ後・術後がこんなに辛いものだと知りませんでした。

赤ちゃんとご対面かと思いきや

術後痛みに耐えながら、赤ちゃんの様子を教えてもらいました。すると、予想外の説明が…

「赤ちゃんは“新生児一過性多呼吸”になっていて、肺水(羊水中の胎児の肺は肺水で満たされているが、通常、陣痛・分娩で吸収されていく)が溜まっている状態で、うまく呼吸ができていません。なので、保育器に入って酸素化(うまく呼吸が出来ない為、空気中より酸素濃度を高くしてもらう)して、経過を見て行きます」と説明を受けました。

つまり、容態が安定するまでは赤ちゃんは保育器。顔を見ることも、抱っこすることも、おっぱいをあげることも、触れることも、しばらくできない…。ここから毎日、赤ちゃんの状態を教えて貰いながら、面会・対面を目標にして過ごすのでした。

痛みのピークは3日!!

次の日は、まだ麻酔の痺れと後陣痛・傷口の痛みで、ノックダウン!している所、「少しでも早く体を動かした方が良い」とのことで、尿道カテーテルが抜かれ(抜くときも地味に痛かったです汗)、「尿意を感じたら、トイレに歩いて行ってみましょう!」と何ともスパルタなご指導が(涙)。

でも、これにはちゃんと理由があって、エコノミー症候群に似た状態になって、血栓が出来やすいそう。血栓ができて、心臓や脳に飛ぶと「心筋梗塞」や「脳卒中」のリスクがある為、動けるなら、なるべく早めに動いた方が良いんです。と説明を受け、なるほど!と頭では分かっているけれど…

痛いーーー!!痛みに耐え、助産師さんの付き添いのもと、術後初のトイレへ。おしっこするのも、痛くてなんか変な違和感がありました。これは尿道に管を入れていた影響で、少しずつ良くなって行くとのことでした。

しかし、後陣痛・傷口の痛みがおさまる気配がなく、思わず「一体、この痛みはいつまで続くのでしょう?」と不安げに助産師さんにお伺いしてしまいました。すると、「個人差はあるけど、ピークは3日かな。3日後には点滴が取れて、ロキソニン(内服の痛み止め)が処方されますよ。」

3日ーーー!目安があるのとないのではモチベーションが違います(笑)。この3日を目標に産後の痛みに耐えるぞっ!そして、1日も早く赤ちゃんとの面会・対面できるようにリハビリ頑張ろうと決意したのでした。

次回、術後まさかの〇〇症候群に!またまた、予想外の事態に凹む自分(涙)。

お産は予想外なことも!少しの心の準備をしておく事をおすすめします!

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αさん

6歳年上の夫と、夫と瓜二つの長女と次女の4人暮らし。ちょっとおっちょこちょいな働くママです。育児も家事も仕事も楽しく☆1日1回は大笑いしたい(笑)

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