/ 2021.02.05

こんにちは!αです。第二子出産レポートをお読みいただきありがとうございます。
無痛分娩予定が帝王切開となり、産後は高血圧症候群に悩まされ、また、生まれた赤ちゃんは新生児多呼吸症候群と想定外の出産・産後を過ごした、そんな当時の私のメンタル面と、ぶっちゃけどれくらいかかったのか?というお金、そして私の思いをお話をしたいと思います。

【メンタル面】想定外の事態にメンタルぼろぼろ

正直、私のメンタルはぼっろぼろ…。想定外の帝王切開。しっかり心の準備もないまま、あれよあれよと手術になり、加えて産後の痛み、高血圧症候群の体調不良、加えて赤ちゃんは新生児多呼吸症候群で保育器…。

私がコロナ禍で無痛分娩を選んだから、赤ちゃんもこんなにしんどい思いをさせてしまったんではないだろうか、、、赤ちゃんの面倒すら見れない母としての私、、、こういうときにいつも頼りにしている夫も仕事と慣れない上の子のお世話で、てんてこ舞い。コロナ禍で面会も制限があり、簡単に人にも会えない状況…。

産後のホルモンバランスのせいもあったと思いますが、「自分の希望とはかけ離れたお産になったこと」「その後も、まさかまさかの連続で、想定外な事態なってしまったこと」それらに、私自身の気持ちがついて行っておらず、母としての自信喪失、退院後を含めた今後の不安増大…。私のメンタルは崩壊寸前でした。

【メンタル面】そんな私を救ってくれたのは…

それは私を担当してくださった『助産師さん』でした。落ち込んでいる私のメンタルの異変に気付いてくださり、「大丈夫?」と声をかけてくれました。

そして「今不安に感じていることとか、思っていること、心配事、何でも話してくださいね。私、聞きますから」と言ってくれました。もう、この時点で私は泣いておりました…。

助産師さんって、毎日のお産があって、何人もの妊婦さんのあれこれやなお世話もあって、新生児のお世話もあって、私のお世話になった産院では妊婦健診や婦人科のお仕事にも当たられていました。ましてや、夜勤もあって、本当に大変なお仕事だと思います。

そんな大変なお仕事の中、私のメンタルまで心配してくれているなんて…女神かと思いました。私は、そのときに感じていたこと、心にのしかかっていたものを、甘えMAXで吐き出しました。

●自分が思い描いていたお産と全然違ったこと
●私の選択のせいで、赤ちゃんに苦しい思いをさせてしまっていると思っていること
●予想していなかった帝王切開でお腹に大きな傷ができたこと
●産後、体力温存の予定が、痛みとの戦いが想像以上につらいこと
●術部の痛みに加えて、腰回りの不調(股関節痛、腰痛、梨状筋症候群etc)がつらいこと
●赤ちゃんのお世話がまともにできない自分は母として、ちゃんとできていなくて、勝手に自身を責めていること
●今がこんな状態で、退院後がとてつもなく不安であること(実家の手伝いなしで夫婦2人でどうやって乗り越えるんだ…)
●妹が生まれて、長女のメンタルも心配

ちゃんと聞いてくれた助産師さんに今でも感謝してもしきれません。その助産師さんは、全部聞いてくれた後に、優しく話してくれました。

「お産には正解・不正解はないと思う、αさん(私)の今回の選択(無痛分娩を希望した事)も間違いではないです。結果的に帝王切開になったけれど、母体、赤ちゃんの安全を最優先に考えた結果だから、自分を責めることはないと思います。今は、自身の身体がまだまだつらい時期だし、痛みがあったりしんどいときは、赤ちゃんのお世話とかは私たちに甘えて良いですよ。できることをしてあげられれば、それで十分、100点満点です。」

そして、その後もいろいろと具体的なアドバイスや思い・考えを話してくれました。

●帝王切開の術後の痛みも少しずつだけどおさまってくること
●痛いときは、無理せず薬も上手に使っていけば良いので相談を
●腰周りの痛みに対する具体的な対処方法(骨盤ベルト・腹帯の巻き方。痛みがあるときは外してOKなど)
●退院後は、行政や民間でもサポートしてくれる所もあるから、今は存分に頼るべし。決して「甘え」ではない。うまく「利用」することも考えて欲しいこと
●実家の手伝いなしと考えいるようだけど、もう一度、手伝ってもらえないか再検討してみるのも一つの選択肢だと思う
●お姉ちゃん(長女)も、一緒に成長していくもの、多かれ少なかれ赤ちゃん返りはするものと思っておいて
●今のお姉ちゃんを見ていると、しっかり自分の意見を言えている=外に伝えることができている。内に秘めてずっと我慢しているタイプの子もいるけれど、長女は甘えたいことやわがままをちゃんと表現しているから、大丈夫!応えてあげられるときは応えてあげて。「上の子優先」にすることで、自分が大切にされていることが分かって、下の子にも優しくなれたりするんですよ
●最後に、決して無理はしない。お母さんが無理して倒れないようにしましょうね

助産師さんに話を聞いてもらえて、疲れ切った心に寄り添うようにお話をして下さったお陰で、私の心は随分軽くなりました。

突然、選択を迫られ「帝王切開」となってしまった自分をどこか、認めてあげることができずにいたんだと気づきました。助産師さんとの会話を通じて、初めて自分のお産と向き合い、認めることができたような気がしました。

【お金】ぶっちゃけ、いくらかかったの?

ここからは、「ぶっちゃけ、いくらかかったか?」というシビアなお金の話をしたいと思います。退院時におおよその金額が提示されました。何と、およそ…90万円!!!

私の場合、
●当初の無痛分娩での処置にかかった費用(ここまで想定内)
+●帝王切開の手術費用
+●赤ちゃんに特別な対応が必要だった分の費用

ざっと90万!!!!青ざめていく私の顔…(笑)。

90万はあくまで総額。そのうち42万は出産育児一時金でまかなわれましたが、残りおよそ48万の手出し!

実は、私は医療保険に加入しておらず…48万の実費!? 今の家計を圧迫する、痛いぞ、痛すぎるぞ…(涙)。

【お金】知らなかった、高額療養費制度・会社の福利厚生

約48万の支払いにクラクラしながらも、何か策はないものかといろいろと調べてみたところ、社会保険の「高額療養費制度」というものがあるそうです。「高額療養費制度」とは、支払った医療費(自己負担額)のうち、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。

さっそく申請方法等を問い合わせたところ、払い戻し金額は所得に応じて変わってくること、私の入っている社会保険では特別申請は不要で自動的に処理されるとのことでした。

助かる~と思っていたのですが…実は、この「高額療養費制度」入院時の差額ベッド代、入院時の食事負担額は対象にならないので、やはり、自腹を切る部分は大きい。

しかし、ケチな…いえ、倹約家の私は、さらに調べ、自身の勤める会社の福利厚生もチェック!すると、上限額はあるものの、入院時の差額ベッド代を一部負担してくれる制度を発見…!

合計で約12万ほど戻ってくることが分かりました。もちろん、当初想定していた金額より持ち出しは随分、多かったのですが、少しでも費用が戻ってきて、今はホッとしています。

このようなお金の話も全く知らなった、ずぶずぶな私。支払金額を聞いてから、慌てて調べることになりました(汗)。

どうか、これから出産を迎えられる皆様は、頭の片隅にこのような話を留めておいて頂き、いざというとき「そういえば、そんな話してた”ぎゅってブロガー”がいたなぁ」と思い出し参考にしていただければ幸いです。

【まとめ】「知っている」のと「知らない」のとでは違う

今回の出産レポートを読んで、「余計不安になった」「お産が怖くなった」という人がいらっしゃったら、ごめんなさい…。決して脅かしたい、怖がらせたいわけではないのです。

今回のお産を通して、改めて、”知っている”のと”知らない”のでは、対応法や気持ちが全然違うと思いました。「備えあれば憂いなし」とまでは行かないかもしれませんが、知識を備えておいて損はないと思います。

今回の経験で、何があるか分からないのがお産だとつくづく感じました。もちろん、過度に心配する必要もないと思いますが、想定外のことが起きても、落ち着いて、そのときのベストだと思える選択できるよう、知識や情報を仕入れておく重要性を痛感したので、この場をお借りして共有させて頂きました。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

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αさん

6歳年上の夫と、夫と瓜二つの長女と次女の4人暮らし。ちょっとおっちょこちょいな働くママです。育児も家事も仕事も楽しく☆1日1回は大笑いしたい(笑)

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