/ 2021.01.22

こんにちは♪薬剤師のママとこどものおくすりやさんです。乾燥でお肌が荒れやすい時期ですね。かくいう私もアトピー性皮膚炎に乾燥肌に敏感肌でつらい時期に突入しています。

子どもたちも、特に1歳になりたての次女はお風呂や入浴後などにポリポリ体のあちこちを掻いていて、その部分を触ってみるとお肌がザラザラしていて乾燥しています。赤ちゃんは大人より肌が薄いので特に乾燥による刺激を受けやすいですよね。

そこで、今回は乾燥に強い味方の保湿剤「ワセリン」のお話です。みなさま、ワセリンには大きくわけて2つの種類あることをご存じでしょうか?その簡単な解説と有効的な使用法について紹介していきます。

ワセリンには黄色ワセリンと白色ワセリンの2種類があります

ワセリンは大きく分けて黄色ワセリン、白色ワセリンの2つに大別されます。こちらは簡単に言うと、純度の違いによって大別され、黄色ワセリンの純度をさらに高めたものが白色ワセリンになります。

黄色ワセリンの代表的な商品には皆様も1度は見たことがあるであろう「ヴァセリン」があります。現在は黄色ワセリンよりも白色ワセリンの商品のほうが多く販売されています。

また白色ワセリンの中にも純度によるランクがあり、白色ワセリンの中でもプロペト、特にサンホワイトは純度が高い商品となります。

一般的に、純度が高いほうが他の不要な成分が入っていないので肌には優しいといわれています。敏感肌の方は純度が高いもののほうが良いですね。

黄色ワセリン

こちらが黄色ワセリン。ドラックストアなどで購入できます。よくみかけますね。商品名は「ヴァセリン」です。外観は他のワセリンと比べると少し黄色みがかかっています。

白色ワセリン

こちらは育児中の皆さま1回は見かけたことであろう白色ワセリン代表格の商品名「ベビーワセリン」です。リップクリームもあります。チューブなので持ち歩きには便利ですね。

こちらも白色ワセリンです。商品名はそのまま「白色ワセリン」。

全身などたくさん使用する場合はこちらの大きな容器のほうが便利かもしれません。一見、処方せんがないと購入できないようなパッケージですが、こちらもドラッグストアなどで購入できます。

プロペト

こちらが処方せんがあれば薬局で購入できる商品名「プロペト」。

100gチューブと500g容器のものがあります。容器の希望があれば薬局で聞いてみてください。ちなみに私は一度に、大量に使うので500gで処方された場合、100gチューブ5本より500g容器1個でお願いしています。

また500gで処方されなくても、薬局によって容器代がかかるかもしれませんが、容器につめてもらうこともできます。

以前は処方せんがないと購入することのできないお薬でしたが、去年、同成分同薬効のものが市販で購入できるようになりました。

こちらが、ドラッグストアでも購入できるようになった処方せん薬のプロペトと同成分同薬効で第3類医薬品の第一三共ヘルスケアさんから発売されている「プロペトピュアベール」。

使用感はプロペトピュアベールのほうが、パッケージにもあるとおり、さらっとしていて伸びやすい印象でした。プロペト愛用者の私にとってドラッグスストアで購入できるようになったことはありがたいです。

サンホワイト

そしてもっとも純度が高い、サンホワイト。こちらは化粧品の分類で処方せんなしで購入できるのですが、たくさんのドラッグストアを回って探してみたものの置いてあるところを発見できませんでした。店頭で購入するより、ネットで購入するほうが早いかもしれません。

子どもへは入浴後や食事の前に使うことがベスト!

ワセリンはそのべたつきが苦手な人もいるかもしれませんが、保湿力は最強です。

子どもへの使用法は入浴後や乾燥が気になるときに使用することはもちろんですが、食事で口の周りの皮膚が荒れてしまうときにもとっても有効です♪

特に、食事の後ではなく、食事の前に塗ることが大切です。食事の前に塗ることで口の周りの皮膚がカバーされ、食べ物の刺激からお肌を守ることができます。この方法のおかげでわが家の次女は離乳食による口周りの荒れがありません。

大人へはマスク荒れ予防やメイクの上からも使えます!

大人へは入浴後はもちろんですが、メイク時に乾燥している部分もメイクの上から塗ることもできます。

また、皮膚科の先生に教えてもらって目からうろこだったことがあります。どうしても乾燥がひどいときは顔ならメイクを落とした後、体なら入浴前にワセリンを塗る!ということでした。

ワセリン塗ってからお風呂に入ったら、汚れがとれないのでは?と思われがちですが、そもそもそれだけ乾燥する人は汚れよりも余計な皮脂も洗い流してしまい、余計乾燥してしまうそうなんです!なるほどと脱帽しました。

私は足や背中で乾燥がひどいところは入浴前に、顔にはメイクの上からや、化粧水、乳液、クリーム仕上げはプロぺト!という感じで使っています。もちろん顔はベタベタでてかっていますが気にしません!

また、今はマスク荒れなど、マスクが触る部分が荒れてしまうこともありますそのようなときも事前にワセリンを塗ってカバーすることができます。

ワセリンをうまく使って乾燥する冬を乗り切ろう♪

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ママとこどものおくすりやさん

◆薬剤師ママ
◆私 主人7歳と4歳の娘 の4人家族
◆横浜市在住
調剤薬局併設のドラッグストアに勤務し、地域医療に貢献中!薬剤師の資格を活かした医療ネタや娘との日々の生活、クレイフラワーの習い事について書いていきたいと思います♪

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