/ 2020.10.21

タイトルを読んで「このママ、私じゃん!」と思ったあなた。私も仲間です(笑)。わが家には、口が達者な2人の娘がいるので、しょっちゅう姉妹喧嘩が起こっています。そうなると、私は年中怒鳴り散らして、2人の喧嘩を止めているのですが…まぁ、効果はないです。

分かっちゃいるけれど、怒ることを止めることができないんですよね。そんなときに、偶然、近所でペアレント・トレーニングの講座を発見したのです。

ペアレント・トレーニングって?

ペアレント・トレーニング(以下、ぺアトレ)は、「保護者の方々が子どもとのより良いかかわり方を学びながら、日常の子育ての困りごとを解消し、楽しく子育てができるよう支援する保護者向けのプログラム」です。

講座の案内チラシを見るまでは、私もなんとなーく耳にしたことがある程度で、中身は全く知りませんでした。当初、知的障害や発達障害のある子どもを持つ家庭向けに開発されたようですが、現在は幅広い目的や方法で展開されているそうです。

注目されたい子どもたち

皆さんもご存知のように、子どもは注目されるのが大好き。ママが褒めてくれた!認めてくれた!…こういった肯定的な注目が1番うれしいですが、「注目」にはもうひとつあります。

それは、わざと大声を出してみたり、落書きしてみたりして、親の怒りを買うような否定的な注目。この否定的な注目が頻繁に起こると、親子関係がぎくしゃくしたり、親のイライラが止まらなくなってしまったりと、悪循環に陥ってしまいます。

そこで使えるのがぺアトレ。最初こちらの講座に申し込んだとき、私は講義を受けたり、他の参加者とシミュレーションをしてみるのかな~くらいにしか考えていなかったのですが、まさにこれは親の「トレーニング」でした。

まだ講座を最後まで受講し終えたわけではないのですが、誰にも簡単に日頃から「トレーニング」できることがあるので、共有させていただきます。子どもにイライラしてばっかりというあなたは、さっそく今日からやってみてはいかがでしょうか?

行動を3つに分ける

ぺアトレでいう「行動」とは、目に見えるもの、数えられるもの、聞こえるものなど具体的なものを指していて、性格とは切り離して考えます。そこを理解した上で、子どもの行動を下記の3つに分けていきます。

1.好ましい行動・増やしたい行動
2.好ましくない行動・減らしたい行動
3.許しがたい行動・危険な行動

分類ができたら、まずは1に注目します。そして、その行動に対して褒めたり、励ましたり、感謝したり…「ママはちゃんと気づいているよ」「見ているよ」ということが子どもに伝えわるような態度を示します。

私の場合、2・3に注目してしまいがちで、そのせいか四六時中怒っているような状態になっていました。講師によると、2や3の行動をする子どもは、わざと注目されたくてやっているようなこともあるそう。危険な場合は注意したり、制限を設けることが必要ですが、可能な限りスルーしましょう、とのことでした。

1にいっぱい注目してあげると、子どもの心が満たされて、2や3が減っていくこともあるそうです。子どもは褒められてハッピーだし、ママも怒る機会が減るなんて良いことずくめですよね。

結果はすぐには出ませんが…

ハッキリ言って、慣れるまでは時間がかかります。私も講座を受けたものの、結局翌日には忘れてしまって、いつものように怒っては自己嫌悪に陥ることも。仕方ないですよね、今まで何年間もやってきた自分の行動。すぐに変えることは難しくて当たり前。

でも、慣れてきたら確実に、親子ともに笑顔でいる時間が増えるような気がしています。そんな日が早く来るよう、辛抱強く、日々の生活で「トレーニング」をしていこうと誓った今日この頃です。

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sariさん

夫、7歳&5歳の娘と4人で海外生活中。シンガポールとベトナムでの子育てや仕事の経験をもとに、アジアの子連れ観光スポットや、現地の教育事情など、日本にいる方にもきっとタメになる情報をお伝えしていきます。

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