2020.12.01 / 2020.12.02
離乳食を食べない!で困っている人は実は多い
こんにちは。離乳食アドバイザーの助産師さきです。育児相談の中で実はとても多いのが「離乳食を食べない」というお悩みで、中には全く食べずに貧血になってしまったという子もいたりします。
そんな子にぜひ試してみて欲しいのが「手づかみ食べ」。今回はそのコツを詳しく紹介させていただきます。
「手づかみ食べ」は食べる意欲を育てる
スプーンでご飯を「与えてもらう」ことって、食べることが子どもにとって「受け身」の状態。一方で、自分で食べ物をつかんで自分の意志で食べる「手づかみ食べ」は、食べることを主体的に行うことができます。
つまり、子ども自身の「食べたい」「食べる」という気持ちや力を促してあげることで、なかなか食べないというお子さんが食べるようになることがあるんです。これは離乳食相談をしている中で実際に結果として表れています。
ただし、すべての子がこううまくいくわけではありません。生活に取り入れるコツがあります。
・離乳食スプーンをうばう様子があったら、手づかみの食材をあげてみる
・親が食べているものに手を伸ばす様子があったら、それをあげてみる(そのためには、親が食べているのを見せることが大切)
・食べなくてもいいし、ぽいっと投げ捨ててもいいから、とりあえず目の前に置いてみる。(そして目の前でそれを親が食べて見せるのも良いです)
こういった感じで取り入れていくのがオススメです。
ただし、全員に合うわけではない
ただ、中には手が汚れることを嫌がることや、スプーン食べの方が食べる子もいます。合う合わないはあるので「うちは手づかみをしない」と落ち込まないでくださいね。大切なのは、まず試してみる。ということです。
最初は食べなかったりポイッと捨ててしまっても、何回か続けるうちに一口食べるようになり、そして1か月後にはたくさん食べるようになった!という子もいます。
離乳食は「食べる練習」をする時期です。練習には回数と期間が必要になります。根気がいるときもありますが、少しずつでも食べる量が増えていくよう、うまく手づかみ食べを取り入れることで食べる意欲を促してみてくださいね。
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助産師さきさん
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助産師の知識を活かしながら、0歳・1歳のワンオペ年子育児に奮闘中です!子育ては「らくちん&安全ならオッケー!」がモットー。ワーママとしては病院勤務、子育てウェブ相談、執筆活動など幅広く活動しています!