モロー反射で起きてしまう赤ちゃんの寝かしつけにスワドルアップ

こんにちは！3児のママで看護師×乳幼児睡眠コンサルタントのゆんぱかです。今回はモロー反射で起きてしまう赤ちゃんにおすすめの寝かしつけアイテムの紹介です。妊娠中の方、新生児～生後3カ月頃までの赤ちゃんがいらっしゃる方、ぜひご覧ください。

そもそも「モロー反射」とは

赤ちゃんが両手をピーンと伸ばし、抱きつくような動きをするアレです。きっと皆さん一度は見たことがあるはず。

物音や風などの外的刺激、あるいは頭が急に下がったりすると起こります。これは赤ちゃんに産まれつき備わっている反射で、生き残り成長するためのもの。赤ちゃんの意識とは全く無関係に起こります。

生後4カ月頃から徐々に減って生後6カ月頃までには消失すると言われています。この反射、赤ちゃんらしくてとってもかわいいのですが、眠りについた赤ちゃんがこの反射のせいで起きてしまうことがよくあるのです（きっと皆さん一度は経験あるはず！）。

がんばって寝かしつけたのに、起きちゃったー！というのはショックですよね。このモロー反射を防いでくれるのがスワドルアップ。赤ちゃんの寝つきと、眠り続けることをサポートしてくれます。

スワドルアップってなに？

こちらがスワドルアップです。初めて見るとちょっとびっくりするかもしれませんね（笑）。私も最初は「なにこれ！どうなってるの？」とびっくりしました。

スワドルアップは薄手で伸縮性があり、手をやさしくホールドすることでモロー反射による覚醒を抑えてくれる効果があります。この写真では少しわかりにくいですが、足は自由にバタバタ動かすことができます。

着せるのはとても簡単で、スワドルアップを置いた場所に赤ちゃんを寝かせ、手足を入れてファスナーを上げるだけ！「おくるみを巻くのは難しくてできないよー！」という人に特におすすめです。

ちなみに、スワドルアップにはいくつか種類があります。上の写真は「ステージ１」というもの。まだ寝返りをする前の低月齢の赤ちゃん向きです。

次の写真が「ステージ２」。袖部分にファスナーがついていて、取り外しできるようになっています。

赤ちゃんが体をよじって寝返りをしそうになったら、このように袖を外して着せます。

睡眠中に寝返りをしてうつ伏せになってしまったとき、ステージ１のままだと手の自由が利かず危険であるためです（寝返りがえりをマスターするまでは寝返りをしたら仰向けに戻してあげましょう）。

赤ちゃんが寝てくれるとママも休める

妊娠出産のダメージが癒えないまま、小さな赤ちゃんの育児に追われる毎日。ママの身体はまだまだ横になって休む時間が必要です。

赤ちゃんがぐっすり寝てくれると、ママも休めます。寝かしつけに時間がかかったり、寝てもすぐに起きてしまうようだと、ママはなかなか休めません。

パパや協力してくれる人に子どもを預けてゆっくり過ごす時間もぜひぜひ取ってほしいですが、毎日その時間をとることは正直難しいですよね。

寝かしつけは毎日のことですし、産まれたばかりの赤ちゃんは1日10回近く寝かしつけをすることもあるほど。ママ1人でがんばりすぎるより、寝かしつけを助けてくれるアイテムはぜひ積極的に使用してくださいね。