「印刷博物館」へのおでかけのきっかけ

寒さと感染予防で子どもとのお出かけがなかなかできない今日この頃…。特に5歳の娘はおうち遊びが続くと物足りなさそう。姉弟ケンカも始まってしまい少し気分転換させてあげたくなりました。

どこに行こうか考えたときに、いつもと違う体験をさせてあげたい、でも混雑は避けたいと思いました。そこで私も学生の頃何度か見学したことのある「印刷博物館」に娘と二人で行くことにしました。

子ども向けに特化した施設ではありませんが、もうすぐ年長さんになる娘なら親の説明を聞きながらある程度理解できるのではと思ったのです。

「印刷博物館」ってどんなところ?

「印刷博物館」は、文京区にある「凸版印刷株式会社」さんのビルの中にある、印刷にまつわる歴史や技術、文化に関する博物館です。昔の人はどうやって文字や絵を伝えていたの?印刷を使ってどのようなものが生み出されたの?などについて実際の道具や作品の展示を見て知ることができます。

5歳の子には少し難しいかな?と思いましたが、娘は浮世絵やお菓子のパッケージなど見たことのあるものから興味を持ち、大きな石碑や機械などについても「これは何?」「どうやって作ったの?」などと尋ねてきました。

私は学生の頃印刷の勉強を少ししていたので、おぼろげな知識を思い出しつつ解説を読みながらせっせと説明しました。親にとっても勉強の機会になりました。

親子で活版印刷体験をしました!

今回、私たちは博物館の中にある「印刷工房」で活版印刷体験(※要予約)をしました。
活版印刷とは、活字(金属でできた文字のスタンプのようなもの)を組み合わせたものにインクを付けて機械で紙に写す印刷です。昔は新聞や本の文字は活版印刷でつくられていました。

現在では貴重な存在となり、私も活版印刷の機械に触れるのは初めてです。娘と一緒にワクワクでチャレンジしました。ちなみに館内で撮影OKなのは1Fエントランスと「印刷工房」のみです。

体験のメニューは季節によって変わるそうです。今回はカードを作りました。1回の体験で5枚作成できます。手順はスタッフさんが丁寧に教えてくれますが、アルファベットの活字を使うので読めない子は親子で1セットを作ることをオススメされました。

印刷する文字を決めたら、活字が並んだ棚から一文字ずつ文字を取り出して枠の中に並べていきます。

結構小さいので落とさないように注意です。

文字と文字の間の空白には空白のピースをはめ込み、機械にセットする準備をします。コツが要る作業はスタッフさんがやってくださりました。途中途中で「写真撮りますか?どうぞ~」と優しく促してくれたのもうれしかったです。

機械に版と紙をセットしたら、いよいよ紙に印刷!レバーを操作して版にインクを付け、紙に写します。

えいっ!

キレイに文字が印刷されました!体験の時間は30分ほど。インクが乾くのには丸一日ほどかかるので、印刷したカードは間に紙を挟んで封筒に入れてお持ち帰り。

自宅で完成品を確認。キレイにできました!娘と遠く離れた従兄弟にお手紙を書こうか?と話しました。便利な世の中に生きている娘にも、アナログの良さを感じてもらえていたらいいなと思いました。

今なら事前予約制で感染対策◎

2021年1月現在、博物館は日時指定の事前予約制となっています。予約は公式サイトからでき、当日でも可能です。(※活版印刷体験をする場合は「体験付き」の予約をしましょう)

オンラインチケットなのでスマホの画面を見せるだけでスムーズに入館できました。中学生以下の子どもは無料ですが、無料の方も予約が必要ですのでご注意を。

入館時には検温があります。館内は広々としていて私たちが行った際には他の人と距離が近くなる場面は全くありませんでした。

↑エントランスの様子。休日の午後でも広々!
所々に消毒液が設置されていて、展示台などに触れることも禁止されていたのでとても安心感がありました。

ただ、展示台が少し高かったり、触れてはいけないのであまり小さい子を連れて行く場合は抱っこが良いと思います。授乳室やオムツ替え台も完備されていますので赤ちゃん連れでも快適です。

博物館におでかけして子どもの成長を実感しました

今回娘と二人で博物館におでかけして、体を使って遊ぶのが大好きな娘がじっくりと展示を見たり体験をする姿を見ることができました。ずいぶんお姉さんになったんだな~としみじみ。お出かけの選択肢、これからはもっともっと拡げていきたいと思います。

子どもにとって「体験」って貴重。密を避けつつ色んなものを見せてあげたいと思いました。

リンク一覧

crown weekly ranking

この記事を書いたブロガー

ブロガー一覧 arrow-right
C.Kさん

父、母、娘(小3)、息子(保育園年長)の4人家族です。デザイナーの母は手作り大好き!おもちゃや洋服など子どものグッズなど、楽しみながら作っています。元々インドア派だったけど現在はアクティブ派!スポーツやお出かけ情報も発信できたらいいなと思ってます。

C.Kさんの記事一覧 v-right