初めてベトナムで迎える旧正月

ベトナムも中国の暦にならい、旧正月が長期休暇となります。1年のうちで最も長い連休ということで、今まで近隣の国へ旅行していましたが、ベトナム3年目にして初めて、国内で旧正月休みを迎えました。

お正月を目前に、市中感染発生!

ベトナムでは、何日も新型コロナウィルスの市中感染者ゼロの日々が続いていましたが、旧正月休みを目前に、急に市中感染が発生。またまた、学校や園は全国的に休校・休園へ…。

ある日、娘がスクールバスから降りてきたと思ったら、「終業式があったの?」というくらいの大荷物。嫌な予感がしつつ聞いてみると「明日から休校だってぇ~。」との返事。そうなんです、ベトナムではいつもこのようにアナウンスが突然。

「共働きの家庭は明日からの生活をどのようにやりくりするのだろう…?」と首をかしげていたら、翌日、主人の会社には子連れで出社してきた社員もいたそうです。何でもアリ、これがベトナムスタイルです。

ベトナム人も、普段は正月に帰省しますが…

ベトナム人にとって、1年のうちでもっとも大事な祝日がこの旧正月。日本と同じように、実家に帰省して、ごちそうを囲んで家族団らん、というのが一般的な過ごし方なのですが、今年は家族や自分自身を守るためにも、帰省を諦めた方が多くいました。

国内に故郷が無い私たちは、旧正月休み中は近場を散策しました。毎年盛大な飾りつけをし、大勢の人たちで賑わう写真のエリアは、今年はガラガラ。飾りつけも去年と比べると大幅予算カットされている印象を受けました。

会場は完全なる屋外だったのですが、入口では個人情報の記入(感染者が出たときに追跡できるようにするため)と検温、そして手の消毒が行われました。こういった煩わしさも、入場者が減った原因の1つでもあるでしょう。

静まり返った観光地

少し足をのばして、街の1番の繁華街のお正月の飾りつけも見に行ってきたのですが…びっくりするくらい人がいない!!お正月期間中で病院も閉まっているところも多いため、できる限り人込みを避けて感染のリスクを無くそうという思いからでしょうか。

初めてベトナムでお正月を過ごすので、例年のお正月の時期と比較しようがないのですが、ここまで人が少ないと、皆さん”Stay home.”を実践されているんだな、というのが分かります。

来年こそは!

改めて、ベトナムのあのような光景を見て、色々と考えさせられるものがありました。

今は自分たちにできる最善の策をとり、来年こそは世界中で明るい”Happy New Year!”の歓声が聞こえることを願いたいと思います。

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sariさん

夫、7歳&5歳の娘と4人で海外生活中。シンガポールとベトナムでの子育てや仕事の経験をもとに、アジアの子連れ観光スポットや、現地の教育事情など、日本にいる方にもきっとタメになる情報をお伝えしていきます。

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