揚げ物は子どもの大好物料理の一つで、子どものいる家庭では定番の料理です。しかし油を多く使うため、食べすぎが心配な料理でもあります。

そこで揚げ物を健康的に楽しむべく、ノンフライヤーを導入しました。フライ料理がノンフライで果たしてできるのか、料理の再現度に注目して紹介します。

ノンフライヤーとは

ノンフライヤーとは、文字通り油を(ほとんど)使わずに揚げ物ができる調理家電です。鍋やフライパンを使った通常の揚げ物調理に比べ、以下のような特徴(メリット)があります。

・油を使わないのでヘルシー
・火を使わず、油はねもなく安全
・油の後始末が不要
・自動調理に近いため、失敗しにくい

ノンフライヤーで揚げ物は再現できるのか

揚げずに揚げ物を作るという、一見矛盾しているような調理機器です。とは言え数年前に話題になり、ノンフライヤーという言葉はそれなりに定着している感じがあります。

そこでノンフライヤーを使って、揚げ物としての再現度を評価していきます。

今回使用するノンフライヤーはこちら↓

Innskyのエアーフライヤーです。

中国メーカーの商品ですが、アマゾンでは800を超えるレビューがあり、購入者の総合評価は4.4(最高5)と高評価です。価格は8000円程度です。

使い方は簡単です。内鍋に食材を入れ、説明書に従って温度と時間を設定して調理を開始するだけです(途中で内鍋を振る工程が加わる食材もあります)。

単純な作業で時間もかからないので、いわゆる男の料理しかしない筆者でも、初見で簡単にできました。

料理のノウハウが必要ないため、父親(夫)に任せても失敗しないこともポイントと言えます。また、換気扇を全力で稼働させても部屋に残りがちな油臭さがありません。

このノンフライヤーを使っていくつかの冷凍フライを調理していきます。

調理する食材(写真と内容が違ってすみません)
・ポテトフライ(シューストリング)
・チキンナゲット
・唐揚げ
・コロッケ、メンチカツ
・フィッシュフライ
・春巻き

通常の揚げ物と比較する再現度としては、主に「味」「食感」「冷めた後の味わい」です。

再現度は★で表し、★5つが油で揚げたのと同じ美味しさ、★が減るごとに再現度が低いことを意味します。主観的な評価となります。

ポテトフライ

再現度 ★★★☆☆(許容範囲)

写真で見た感じはこんがり焼けていますが、水分が多くフニャッとした食感でした。カリカリ系ではなくしっとり系のフライドポテトが好きな方にはおすすめです。

また今回はできませんでしたが、説明書を無視して長時間揚げればサクッとした食感になるかもしれません。

チキンナゲット

再現度 ★★★☆☆(許容範囲)

あっさり食感で食べやすいチキンナゲットになりました。

揚げたてはなかなかいい感じですが、冷めた後は「レンジ不要の弁当用冷凍ナゲット」のようなイメージのしっとりした食感になってしまいました。

唐揚げ

再現度 ★★★★★(上出来!)

チキンナゲットと同様、油で揚げたものよりあっさりめの唐揚げになりました。ただし、こちらは皮がパリッとしていて、油で揚げたものと遜色ないおいしさでした。しかも冷めても問題なし!

コロッケ、メンチカツ

再現度 ★★☆☆☆(イマイチ)

説明書通りに揚げたら衣が白くフニャッとしていたたので、これはダメだと加熱時間を増やしました。

結果としては食べられるレベルになったのですが、衣の味わいが本当にイマイチでした。

グラタンにまぶしてある、こんがり焼いたパン粉の状態です。揚げ物ではなく、あくまで焼いたパン粉。

メンチカツの方は生焼けだと食中毒の危険性があるので、中まで火が通っているかしっかり確認する必要があります。

パン粉がまぶしてある揚げ物は油をよく吸って衣の味わいが出るので、ノンフライヤーには不向きと言えそうです。

フィッシュフライ

再現度 ★☆☆☆☆(ダメダメ)

コロッケと同様に、衣がしっかり上がらず、規定時間では白いままでした。2度焼きをしても中は生っぽい魚の雰囲気が残っていたので、さすがに食べるのを断念しました。

春巻き

再現度 ★★☆☆☆(イマイチ)

春巻きも、油で揚げたときに白い皮がしっかり油を吸って茶色になってパリッとした食感が特徴的な揚げ物です。ノンフライヤー調理の場合は、白いままでフニャッとして、再現度はイマイチでした。

まとめ

ノンフライヤーを使った揚げ物は…
・安全で簡単
・全体的にあっさりした味になり、胃もたれしにくい
・唐揚げは良くできる
・コロッケ系と春巻きはイマイチ

(ただし機種や調理設定によっては、今回と違っておいしさを再現できるかもしれません)

揚げ物の特徴を理解して、食事をおいしく、ヘルシーに!

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この記事を書いたブロガー

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共働きおやじ研究所さん

4歳と2歳の姉妹を持つ30代中盤の父親です。妻は2022年4月に職場復帰。祖父母サポートなし共働き家庭を続けていくために、父親育児の手法を研究しています。
研究成果を公開し、親父の地位向上を目指しています。
仕事と家庭と自己実現の三方良しが人生の目標です。

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