平日は会社員、パラレルキャリアでぎゅってブロガー/ワーキングマザーの会運営をしている3歳児の母、うかたそです。

2021年も始まって、気がつけばもう5月。あっという間に今年も折り返しに入りそうな予感がします。

今日は、そんな2021年上半期、3歳の女の子の母として「これは読んでよかったなぁ」と思う本を2冊紹介します。

「女の子はどう生きるか」上野千鶴子(岩波ジュニア文庫)

一冊目は、言わずと知れた、フェミニズムの第一人者、上野千鶴子先生の本です。 上野先生については、2019年の東大祝辞で知った方もいるのではないでしょうか?

最近の若い方はあまり知らないかもしれませんが、日本におけるフェミニズムを広く知らしめてくれたのが上野先生です。

さて、この本を読むきっかけになったのは、元オリンピック組織委員会会長である森氏の女性蔑視発言を受けてです。

いまこのときだからこそ、改めてフェミニズムについて知りたい、と強く思い、入門のような本はないかと探し、ちょうどこの本を見つけました。

きみたちはどう生きるか

数年前に「きみたちはどう生きるか」という本がベストセラーになりましたが、この本が指す「きみたち」は男子がメイン。上野先生は、その「女の子」版を書きたかったと綴っています。

信頼できる岩波文庫、そしてジュニア向け文庫なので内容も非常に分かりやすく、入門として最適の本でした。

自分の娘が大きくなったら、娘にも読んでもらいたいなと思う一冊でした。でも本当は、娘がこの本をひとりで読んで理解できる年齢になるくらいには、フェミニズムという学問は廃れているくらい男女平等が進んでいてほしいものです。

「おうち性教育はじめます」フクチマミ(KADOKAWA)

先ほどの本が概念的な、コンセプチュアルなものだとしたら、こちらは実践的な話になります。

本書の趣旨としては、「子どもにプライベートゾーンを理解させよう」というものなのですが、ただ教えるだけでなく、親自身もどう行動をしたらいいのかが詳しく書いてあります。

たとえば、ついかわいいから子どものプリプリのお尻を触っちゃったりしていませんか?(私はやりがちです。笑)

でも、この本によると、そういうった愛情からのタッチでも、気をつけないといけないんだそうです。親だとしても、子どものプライベートゾーンには安易に触れてはいけないんだとか。

それから「セックス」についても、子どもから聞かれたときにどう答えるのかがとても分かりやすく書いてあります。

親向けの教科書があるなら載せるべきだと思うくらい素晴らしい内容で、これは永久保存版だと思います。

子どもが思春期になる前にこそ読んでおきたい一冊です。

いかがでしたか?

どちらか一冊でも、読んでみたいと思ったでしょうか?それとも、自分には必要ないと思ったでしょうか?

ジェンダーや性教育(命の教育)、子どもを守ることに興味がある親ならどちらもピンとくる内容の本です。ぜひ、小さなお子さんをお持ちのお母さん、お父さんにこそ読んでいただきたいなと思います。

おすすめ本2冊でした。興味がわいた方は、ぜひ読んでみてください〜!

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うかたそさん

会社員。夫と3歳娘と3人暮らし。都内在住。好きなものはお酒と旅行と絵を描くこと。「母になってもやりたいことを諦めない」「自分らしく生きる」がモットー。コロナ禍の心の支えは、スペイン語学習とバランスボールエクササイズです。

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