奥深く、香り豊かな台湾茶

2021年は「台湾茶がくる!」と各メディアで言われており、今注目が高まっています!

私は現在、台湾在住のため、手軽に台湾茶に触れられる機会が多く、最近の日本における台湾茶ブームの影響もあり、私自身興味が増している今日この頃です。

今回は、そんな台湾茶の魅力を紹介していきたいと思います。

大きく分けると6種類

台湾茶にもさまざまな種類があり、発酵度合いによって、大きく6つ(緑茶・白茶・青茶・紅茶・黒茶・黄茶)に分類することができます。

最も多く生産されているのが、「青茶」で、一般的には「烏龍茶」と呼ばれているもの。

青茶の中でも、さらに発酵度によって、細かく分類があり、「鉄観音」や「高山烏龍茶」、「東方美人茶」などは、少しお茶に興味のある方なら耳にしたこともあるかと思います。

また産地によってさらに細かく名称がついており、「阿里山」や「梨山」は、台湾でもよく見かける種類の一つです。

発酵度100%の「紅茶」は、日月潭などの産地が有名で、スリランカ産などと比較してもタンニンが少なく、後味がさっぱりしています。

私も初めて台湾紅茶を飲んだときに、そのおいしさにとても驚いたのを覚えています。

また、台湾人でも知らない人も多い、「白茶」は摘み取った茶葉を乾燥させた、発酵度の低いお茶で生産量も少ない希少なお茶と言われています。

まだ、白茶を知らない頃、お茶農家の友人から頂き、あまりのおいしさにその感動を伝えたところ、後日大きな段ボールにどっさりと送られてきたことがあります(笑)。

細かく分けていくと、まだまだ本当にたくさんの種類があり、それぞれのお茶に味わいや香り、色に特徴があって、知れば知るほど面白いのが台湾茶の世界です。

茶道具にもこだわりたい!

種類豊富な台湾茶には、その飲み方にもさまざまな方法がありますが、おすすめは、さまざまな茶道具を使って香りや雰囲気を楽しみながら味わう工夫茶。

と言っても、まったく堅苦しいものではなく、茶芸館と呼ばれるところで、気軽に教えてもらいながら、おいしいお茶をいただくことができます。

お茶だけでなく、一緒に食事やデザートを提供している茶芸館も多く、茶葉を使った特徴的な食事も楽しめます。

また、茶器には、手軽なものから高級なものまでたくさんの種類があり、私が今気になっているのは、立体的な金魚が描かれているなんともかわいらしいもの(299元/約1000円)。

その他にも携帯タイプの茶器セットもあり、以前、台湾人と外出した際にかばんから出てきて、本格的なお茶をごちそうになったこともあります。

台湾ではお茶やさんや茶芸館、デパート、永康街など、至るところで購入可能ですが、日本でも専門店や通信販売などで取り扱うところが増えてきているので、すてきな茶器とのを出合いを求めてみるのもいいですね。

楽しみ方が無限大の台湾茶ですが、最後に私のおすすめを紹介します。先ほど紹介した白茶の中の一種ですが、「白毫銀針」というお茶です。

名前の通り、銀針のような見た目とは裏腹に、やわらかい味で苦みやえぐみもなく、子どもでも飲みやすいお茶です。

日本でも、売られているようですが、流通量が少なく、価格も高価になっています。見つけたらぜひチェックしてみてほしいと思います。

まだまだ、コロナ渦でなかなか自由な旅行ができませんが、今回の台湾茶ブームで、日本にいながら、手軽にいろんなお茶を楽しめ、少しでも台湾旅行気分を味わえるようになったらうれしく思います。

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この記事を書いたブロガー

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nimo*さん

元食品メーカー勤務のフリーライター。4歳と1歳の姉妹の母。趣味は食品工場見学で国内外問わず、200か所以上足を運んでいる。夫の転勤のため、17年11月より台湾高雄にて駐在生活中。そんな台湾での子育てライフをぎゅってWeb内“台湾あるある子育て絵日記”にて紹介中。

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