共働きおやじ研究所と申します。4人家族の父親をしています。子どもは2歳と0歳です。そしてわが家には4人以外にも、同居している動物がいます。

 デグーという名称の、とてもかわいくて賢い小動物です。この記事ではそんなデグーを少しだけ紹介しつつ、ペットと人間が一緒に暮らすことのジレンマを説明します。

ネズミのような動物たち

まずはデグーの生物学上の位置づけについて、豆知識を交えつつ紹介します。

デグーの生物学上の分類は齧歯目で、見た目もネズミによく似ているのですが、齧歯目の下の分類ではネズミ亜目ではなくヤマアラシ亜目に属するため、純粋なネズミとは別枠にされています。

一般的には、ヤマアラシは背中にトゲがあるイメージですね。

ところで、背中に針があることで有名な動物として、ハリネズミがいます。

しかしハリネズミは生物学上の分類はモグラ目なので、ネズミではなくモグラに分類されています。

まとめると

ヤマアラシはネズミの親戚

ハリネズミはモグラの1種

うーん、ややこしや~

わが家のデグーの生活ストレス

いやいや、デグーの話をしていたのでした。話をもとに戻して、わが家にいるデグーを紹介します。

年齢は1歳を過ぎたところで、大人になったオスのデグーです。とてもかわいいのですが、いつからか行動が荒れてきています。

以前はケージで平穏に暮らしていたのですが、最近は床に敷いたペットシーツを剥がしてぐちゃぐちゃにしたり、体を洗うための砂浴び用のビンをひっくり返してしまったりします。

水と餌は毎日欠かさず出し、餌は硬めの牧草を与えて前歯が伸びすぎないようにしているのですが、かじるために与えている小枝を1日くらいでボロボロにかじってしまうようになりました。

ストレスが溜まっているようです。ストレスの原因はだいたい予想がついていて、ケージから出られなくなったことだろうと思っています。

以前は毎週のケージ掃除のときに出してやり、リビングを散歩させていました。

しかし2人目の子どもが家で暮らすようになってからは、ずっとケージに入れたままです(運動用の足場や回し車はケージ内に設置しています)。

理由はデグーが赤ちゃんに噛み付く危険性と、衛生面の心配です。噛みつきは赤ちゃんを高い場所に寝かせたり別室に連れて行くことで防止できます。

しかしデグーはトイレを決まった場所でする性質がないため、室内を散歩させると所構わず排泄してしまいます。

赤ちゃんにとって衛生管理は重要なので、室内散歩は不可とせざるを得ませんでした。

一方、わが家のデグーは生まれたときから部屋飼いで、屋外に出したときの帰巣本能が備わっていないため、外散歩もできていません。

飼われているのだから少々窮屈でも仕方ない、と言ってしまっていいのでしょうか?

それには「動物の福祉」という考え方が関係してきます。

動物福祉の5原則

人間と同じように、飼われている動物も生命の危険を取り除くべき、という考え方が国際的に広まっています。

その基本原則とは
1.飢えと渇きからの自由
2.不快からの自由
3.痛み・負傷・病気からの自由
4.恐怖や抑圧からの自由
5.本来の正常な行動がとれる自由

動物福祉の発祥の地であるイギリスでは、動物福祉法として5原則を条文にしています。

日本では具体的な法規制はありませんが、ペットを飼う側の責任として意識しておきたいところです。

さて、わが家の場合には、「本来の正常な行動がとれる自由」が充分でないようです。赤ちゃんの安全とペットの福祉は、しばらくは折り合いをつけるのが難しいです。

妥協点としては、住んでいるマンションのベランダでの散歩といったところでしょうか。

それでも、南米の山岳地帯で脚力を鍛えながら進化してきたデグーがベランダから落ちないか、不安は残ります。

人間と同じように国際的に認められている動物の自由、ペットに対しても考えてあげよう

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共働きおやじ研究所さん

4歳と2歳の姉妹を持つ30代中盤の父親です。妻は2022年4月に職場復帰。祖父母サポートなし共働き家庭を続けていくために、父親育児の手法を研究しています。
研究成果を公開し、親父の地位向上を目指しています。
仕事と家庭と自己実現の三方良しが人生の目標です。

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