シンガポール到着直後に行った幼稚園探し。あの頃の苦労を忘れないためにも、またこれから子連れ海外生活を始める人の励みになれば、と数年前の記憶を辿りながら、今回の記事を書こうと思います。

初めての海外幼稚園探しは、一体何を基準にしてよいのか分かりません。私の場合は、同時期に子連れでシンガポールに住んでいた友人に連絡をとったり、主人の会社の同僚で、お子さんがいる家庭に話を聞いたりしながら情報収集をしました。

我が家の園選びの基準

わが家が園選びの基準にしたのは

1.ローカル幼稚園(せっかく海外にいるので、現地の子どもたちと触れ合う機会を作りたかった。また、英語と中国語を学べるということも子どもの将来を考えると魅力的だった。)

2.日本語クラスがあるところ(英語、中国語は学べても、いつか帰国したときのことを考えて、日本語は忘れてほしくなかった。また、日本語クラスがある園には、日本人の子どももいるので、英語や中国語のコミュニケーションで困ったときに助けてもらえるのではないか、という想いも。)

3.施設や評判

4.通園時間(徒歩圏でない場合は、スクールバスが基本です。)

5.学費(ローカル幼稚園だから安い、ということは全く無く、政府の補助がない私たち外国人家庭が支払う学費は、日本の倍以上が当たり前。しかも入学時には、経費やらデポジットやらで…とんでもない金額になるので、学費も考慮しない訳にはいきません。)

アポ取りから、見学当日まで

わが家の場合、主人は幼稚園選びにはほぼノータッチだったため、私が候補の園に片っ端からメールや電話で問い合わせをしました。

見学のアポがとれると、当時2歳と4歳の娘を連れて、見知らぬ土地を何度も道に迷いながら、幼稚園に向かいました。バス停を間違えたことも多々…。

また、シンガポールは常夏のため、暑い上に、ときどき突然のスコールにやられます。日焼け対策と雨具は常に持ち歩いていました。

見学時間はだいたいどこも30分以内。事前にチェックポイントをまとめておくと、帰宅後に園の比較がしやすいです。これは日本の園見学でも同じですね。

見学時のお楽しみ!

大変な園見学で唯一励みになったのが、ランチやお茶の時間。見学先の近くにおいしそうなお店がないかをGoogle Mapを頼りにチェックして、母子でレストラン(食堂?)を開拓をしていました。

この日は1919年に開業した老舗コピ屋を訪れました。コピとはシンガポールでコーヒーを指しますが、日本にあるような喫茶店ではなく、食堂の方がイメージは近いです。

お店は小さく、正直言って清潔感はさほどないのですが、12時頃には満席になってしまいました。人気店なのが伺えます。

わが子たちは、比較的なんでも食べてくれるので、この日はこんなものに挑戦しました。写真奥から

・Kaya Toast (シンガポール名物カヤジャムを挟んだ、朝食の定番メニュー)
・Chee Cheong Fu(米粉の皮で包んだ広東式点心)
・Mee Siam(マレーシアの麺料理)

さすがシンガポール!色んな国の料理が合わさって「シンガポール料理」になっているのが分かります。

写真右側に写っているのは、確かグラスゼリーが入った豆乳だったような…。これはあまり好みの味ではなく、残した記憶がありますが、食事に関しては、母子ともにどれも気に入って完食しました。

食事だけだと、3品で1,000円ほどだったので、シンガポールではお手頃価格です。

帰路は…

帰り道、公園を見つけると「ここで遊びたい!!」コールがかかるので、公園で一休み(しているのは私だけで、子どもたちは、遊びまくってカロリー消費)。

30分の幼稚園見学は、こんな寄り道もあって2~3時間かかりますが、これをきっかけに色んなところに足を運んだため、土地勘も出てきました。

おかげで、子どもたちが入園した後、あまり迷うことなく1人観光を楽しめたので、結果オーライ!

私の1人観光の思い出は、またいつか綴りたいと思います。

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sariさん

夫、7歳&5歳の娘と4人で海外生活中。シンガポールとベトナムでの子育てや仕事の経験をもとに、アジアの子連れ観光スポットや、現地の教育事情など、日本にいる方にもきっとタメになる情報をお伝えしていきます。

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