働くママの思考術。家事代行は「キャリアの交換」である

こんにちは。横浜在住エンジニアワーママ、ゾウです。皆さんは家事代行サービスを使用されていますか？わが家は娘を妊娠する前から「タスカジ」に何度もお世話になってきました。

一方で、『家に他人を入れるのは抵抗がある…』『手抜きと言われそう…』など、サービスの利用に二の足を踏んでいる人もいると思います。今日は私なりの家事代行サービスの使い方について紹介します。

「タスカジ」って？

業界最安値水準を謳う、家事代行サービス・家政婦マッチングサイトです。

（対応地域が東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県と限定されているため、該当の地域外にお住まいの人は本記事を参考に他のサイトを探してみてください）

まずは登録してみよう！

入会金や登録料はないので、とりあえず登録だけでも…という人もOK！ご自宅の周りにどのようなハウスキーパーさん（こちらのサービスにおいては「タスカジさん」と呼びます）がいるかを見てみるだけでもいいんです。

対応サービスは「掃除・整理収納・料理・作り置き・買い物・洗濯・室内でのペットケア・保護者同席でのチャイルドケア」となっており、お願いできる時間帯は下記の3つから選ぶことができます。

（1）9:00-12:00（2）13:00-16:00（3）18:00-21:00

このように3時間の枠が3種類用意されています。タスカジさんによっては相談すれば多少融通してくれる人もいます。

整理収納アドバイザーといった資格をお持ちのタスカジさん、変わった料理が得意なタスカジさん、ご自身が汚部屋から脱出した過去を引き合いにユーザに寄り添ってくれるタスカジさん…。様々なプロフィールを見ているうちに、この人ならお任せできるかも？という人に出会えるかもしれません。

良い出会いのコツは「依頼の使い分け」！

タスカジに限らずですが、わが家は家事代行やベビーシッターといったサービスで10人以上の人にお会いしてきました。皆さん良い人ばかりでしたが、中でも何となく波長が合って何度もお願いしてしまう人は、プロフィールを読んだ印象からビビッとくるものがありました。

共通するのは、職人気質でパワフル、けれどあまり踏み込んでこないところかもしれません。また、わが家はタスカジさんの得意分野に応じて依頼内容を使い分けています。ここでは特にお世話になった、YさんとHさんについてお話します。

Yさんの場合

もう何度もお願いしているタスカジさん、Yさんはわが家の乏しい収納力や、私の整頓が苦手な性格まで織り込んで作業してくださいます。

Yさんに出会う前は、私自身が水回りの汚れやほこりがものすご～く苦手なので、それを人に見せてお願いするのか…それすら気持ち悪い…と掃除の代行には消極的でした。

しかしYさんのプロフィール欄にはスポーツのご経験や、清掃会社でのご経験だけでなく「かなり汚れていても大丈夫です。」との言葉まで書かれており、物は試しでお願いしてみよう！という気持ちになれました。

Yさんに来て頂くときは、まずは洗面所・トイレ・キッチンといった水回りの掃除をお願いしますが、本領を発揮されるのは断捨離です。

皆さんのおうちにもありませんか？負のオーラを放つ、物が幾重にも積み重なった魔窟のようなスペース…。何から手を付けたらいいかわからない、何となく捨てたくない気がする、見てみぬふりしてもう〇年、、、といった場所に、Yさんはズバズバとメスを入れてくれます。

スポーツのコーチのご経験も生きているのでしょう、
「それ要ります？」
『…要らないですね！』
「それ使ってます？」
『…使ってないです！！』
と会話しながらテンポよく決断を後押ししてくれます。

ある研究によると、人間は1日のうちに35,000回もの決断をしているのだとか。ワーママをやっているとなおのこと、一分一秒何かを決めることに疲れていますよね。ストイックに断捨離を助けてくれる人がいることは大きな助けになると思います。

Hさんの場合

お忙しいようでまだ1度しかご縁がないタスカジさんですが、大満足で次の機会を今か今かと狙っているのがHさんです。現在私も夫もテレワークなので、Web会議への出席もありほぼお任せでお掃除をお願いできる人を探していました。

Hさんにはこんな依頼をしました。
『とにかく家中めちゃくちゃで全体的にかなり汚れているため、少ない箇所をピカピカに、というより広くそれなりに綺麗にして頂きたいと思っています。』
（どれだけ汚いんだ、このブロガーの家…という声が聞こえそう）

いくつか依頼したい場所は提示していたものの、Hさんがたった3時間のうちに手を入れてくれていたのは以下。
・洗面所（シンク、床、洗濯機下のほこりとり）
・トイレ（便器、床、マットにコロコロかけ）
・キッチン（シンク、コンロ、床、まな板漂白）
・寝室（布団干し、床の掃除機がけ）
・リビング（四隅の掃除機がけ、子どものおもちゃや本の片付け）
・玄関
・風呂の浴槽部分
・窓と網戸
・洗面台下収納の整理
・洗濯機の拭き掃除
・キッチン小物の拭き掃除
・家全体の、棚などちょっとしたところの拭き掃除
・洋服の整理

この量のお掃除を、なんと約2時間で終えられていました。
更には残りの1時間でお料理も可能とご提案頂いたのですが、その日はあいにく食材が全くなかったためお願い出来ず。Hさんのように掃除と料理どちらもお願い出来るタスカジさんもちょこちょこいらっしゃるので、我が家のような共働き子育て家庭の強い味方かと思います。

引け目？いえいえ、これは「キャリアの交換」です！

大体月に1回のペースでタスカジさんを呼んでいるわが家なのですが、心がけていることがあります。それは「本気で依頼し、本気でレビューを書くこと」！

家事が苦手な私にとって、家事代行をお願いするきっかけは自分が楽をすることでした。では楽をした分何をしているかというと、仕事や読書、子どもの相手など。自分の人生にとってプライオリティの高いことです。

一方で、タスカジさんのお仕事はプライオリティが低いのでしょうか？勿論そんなはずがありません。圧倒的なクオリティとスピードで依頼をこなす姿は、クリエイターと呼んでも差し支えないほど。そのお仕事に敬意を持って、自分の人生の取引先として応対することを心に決めています。

まず、依頼内容はわかりやすく書くこと。作業だけでなく、家族の在宅状況や用具の確認をしっかり行います。また、完了後にはレビューも記入します。

実施頂いた内容や、どのような工夫が見られたか、どんなコミュニケーションがあったか、その素晴らしい仕事ぶりが他のユーザさんや運営会社の方にも伝わるように、毎回一生懸命書いています。

私にとってのタスカジさんは、人生を助けてくれる人

家事代行に興味はあるけれど、躊躇っている…使い方がよくわからない…という人の背中を押したいなと思い、この記事を書きました。皆さんにも良い出会いがありますように！