平日は会社員、パラレルキャリアでぎゅってブロガー/ワーキングマザーの会運営をしている3歳児の母、うかたそです。

私は幼い頃から大の漫画好き。中高生のころは、漫画が止まらなくて徹夜して読んじゃうような子でした。そして今、この時代はもっと便利になってしまい、漫画がスマホで読めるようになってしまいましたね・・・。

我が家は、ついつい子どもの前で漫画を読み始めたら最後。子どもの呼びかけも耳に入らないくらい漫画に没頭してしまい、何度夫と娘にブチ切れられたことか。(ええ、全く誇れる話ではありません)

そんな漫画好きの私がここ数年ハマっているのが、「悪役令嬢もの」の漫画です。

「悪役令嬢もの」がひとつのジャンルに

画像は私が愛用しているコミックシーモアという電子で漫画を販売しているサイトのものですが、「異世界もの」がひとつのジャンルとして特集されています。

「悪役令嬢もの」は、この「異世界もの」をさらに細かく分類したジャンルのうちの一つです。

「悪役令嬢もの」の基本のベースは、日本人の普通の女の子が、異世界の乙女ゲームの世界に生まれ変わってしまった、というもの。
乙女ゲームというのは、いわゆる恋愛シミュレーションゲーム。

プレイヤーは主人公(たいてい美少女で、平凡な生まれ)の行動を選択しながら、何人かいる攻略対象から一人を選び、その相手の心を掴み想いが通じ合えばハッピーエンド、というストーリーのゲームです。

そしてゲームの中で障害となるのが悪役令嬢。自分の婚約者(主人公にとっての攻略対象)と主人公の仲が進展するのを嫉妬し、意地悪なことをして主人公を陥れようとする役割を持っています。

この悪役令嬢は、たいていがラストでは婚約者である王子から婚約破棄を言い渡され、国外追放や処刑されたりします。そして、その王子は主人公とくっつきます。

こうして改めて書くと、な、なんて残酷なストーリーなんでしょうか・・・

苦難に負けず奮闘するのが「悪役令嬢もの」の魅力のひとつ

と、破滅エンドまっしぐらな悪役令嬢ですが、昨今確立されたこの「悪役令嬢もの」は、悪役令嬢に転生した主人公が、破滅に向かわないように(もしくは美しく散るために)奮闘するお話です。

ベースのこの設定は同じなのですが、作品によってストーリー展開に色々なバリエーションがあるのがこのジャンルの面白いところです。

そこで、私イチオシの「悪役令嬢もの」の漫画を3つご紹介したいと思います。

3位「歴史に残る悪女になるぞ」

転生前から乙女ゲームの「悪女」に憧れていた主人公アリシアが、まさにその悪女に生まれ変わることができたので、歴史に名を残す悪女になるべく鍛錬を重ねるお話です。

この鍛錬がストイックすぎ、かつゲーム補正なのか才能も抜群に備わっているので、鍛えた以上にめきめきと実力をつけていきます。
周囲はそんなアリシアのことを早々に「異端児」として注目するようになります。

本来、ゲームのストーリー通りだと、ゲーム上の主人公である「聖女」が王子の寵愛を受け、アリシアは王子に拒絶され破滅していきます。

しかし、転生したアリシアの中の悪女の定義が若干ずれているので「曲がったことは許さない、正義感が強く実力もある、ちょっと高飛車な美少女」になり、王子もそんなアリシアに興味を持つようになります。

まさに副題の「悪役令嬢になるほど、王子の溺愛は加速するようです!」の通りなのですが、このアリシアの正義感あふれる行動の数々、そしてそんなアリシアに周囲が惹かれていく様子が読んでいてとても面白いです。

そしてよくあるご都合主義的の、ただみんなに愛されるだけの主人公ではなく、「聖女」派閥と対立する悪女らしい(?)様子もしっかり描かれていて、そんなところも魅力的なストーリーです。

まだ一巻しか出ていないですが、この先も続きが気になって目が離せません!

2位「自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。」

こちらも「強く気高く美しい」悪役令嬢に憧れる主人公が努力するお話ですが、先程のものとはまた違う展開になっています。

まず、主人公バーティアは、ゲームの中では噛ませ犬的な存在なので、おデブで醜い悪役令嬢として描かれ、物語はスタートします。主人公は早々に、婚約者である王子に「この世界が乙女ゲームの世界であること」「自分は悪役令嬢であり、ゲームのシナリオは変えられないので美しく散るつもりである」ことを話します。

優秀すぎて退屈に飽きていた王子は、バーティアから聞いた、彼女が破滅へと向かっていく要素になる出来事を先回りしてひとつひとつ解消していきます。

しかし、それでも破天荒すぎるバーティアの行動を王子は予測できず、振り回され続けるのですが、そんな二人の様子がただただ微笑ましく、温かい気持ちになります。

おとぼけ、天然、空回りな可愛いバーティアと、そんな彼女を見守る保護者・・・もとい友人たちの関係も、読んでいて優しい気持ちになれます。

心が疲れている時に読むと、元気になるようなそんなお話です。完結しているので、「あーっ、続きが気になる!!」と悶える必要なく最後まで楽しめます。

1位「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」

これは知っている人は知っている、もしくは聞いたことがある漫画ではないかなと思います。「はめフラ」という略称でお馴染みですが、悪女転生ものの本家なんじゃないかなぁと個人的には思っています。

アニメは2期まで放送され、そして今度は映画にもなるそうで、ファンとしては絶対劇場で観るぞ!と思っています。

主人公カタリナは、前世では乙女ゲーム好きのオタク。転生して悪役令嬢であるカタリナになってしまったため、国外追放か死亡しかないエンドを回避すべく、日々剣や魔法の練習に精を出します。

ところがこのカタリナ、剣の才能も魔法の才能もなく、よくある転生チートもののようなストーリー要素は全くと言っていいほどありません。

しかし、人から好かれる特性を持っているので、知らず知らずのうちに周囲の人をたらし込み、破滅フラグを回避していく・・・といったお話です。

もう、面白すぎるので、とりあえず読んでください、としか言えません。ちなみにこの「はめフラ」に限っては、我が家の3歳児も大好きで、アニメは1期も2期も一緒に見てくれました(笑)

そのほかおすすめはまだまだたくさん!

・「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします」
・「ふつつかな悪女ではございますが」
・「今度は絶対に邪魔しませんっ!」

ちょっと毛色の変わったものも混ざり込んでいますが、この辺りもおすすめの悪役令嬢ものです。

一度ハマるとなかなか抜け出せない悪役令嬢ものですが、ぜひ漫画好きな方はご一読あれ!

悪役令嬢沼は、いつでもあなたをお待ちしております!笑

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うかたそさん

会社員。夫と3歳娘と3人暮らし。都内在住。好きなものはお酒と旅行と絵を描くこと。「母になってもやりたいことを諦めない」「自分らしく生きる」がモットー。コロナ禍の心の支えは、スペイン語学習とバランスボールエクササイズです。

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