/ 2021.07.26

こどもの窒息事故

ここ最近、保育園や学校等でパンなどの食品を詰まらせた窒息事故を耳にしますね。このような事故を耳にすると本当に心が痛みますし決して他人事ではないなと身の引き締まる思いがします。

実は最近わが家でも2歳の娘が窒息しそうになった出来事がありました。実際にそのような状況に直面するとドギマギしてしまってしかるべき対応ができなかったなというのが正直なところです。今回の反省も踏まえ、窒息事故の応急処置についてまとめてみました。

わが家で起こった窒息事故

ある休日の朝。その日の朝食は前日に焼いた米粉パン。スライスした米粉パンをいつものようにもぐもぐと食べ始めた2歳の娘。1枚目を食べ終え、2枚目を「おいしいね、おいしいね」と言いながら食べ始めた直後、「……んん…ん…」と声にならない声を苦しそうに出そうとしている姿が目に飛び込みました。

瞬時にパンが詰まっていることに気づき、真っ先に娘の口に手を突っ込み詰まっているパンを掻き出しました。幸いパンの塊は手で取り除くことができました。ほっと胸をなでおろしましたが、これが近くにいなくて発見が遅れたら…手でパンを取り除けなかったら…と考えただけでも血の気が引きます。

私は思わず口の中に手を入れてパンを取り除こうとしましたが、あとで窒息時の対処法を確認すると注意書きで「口の中に指を入れて取り出そうとすると、異物がさらに奥へ入ってしまうことがあります。」(わが家の安心ガイドブック)と書かれていました。

今回は無事に取り除けたけれど、確かに気を付けないといけないですね…。

窒息時の症状

窒息事故の原因として食品ではアメ、こんにゃくゼリー、ピーナッツ、大豆、キャラメル、ポップコーン、果物などで窒息の報告がされているようです。

その他家庭にある小さなおもちゃなど(ゴム風船、プラスチック製シール、スーパーボール、BB弾など)も窒息事故の原因になっているようです。

窒息時は
〇突然声が出ない
〇音のない咳
〇苦しそうに首をおさえている
〇顔色が悪い
などの症状が現れるとのこと。このような症状に気づいたら「すぐに救急車を呼ぶ」ことが大切です。

窒息時の応急処置法

救急車を待っている間、「応急処置を続ける」ことが要になります。1歳以上であれば「腹部突き上げ法(ハイムリック法)」を行い、1歳未満であれば「背部叩打法」と「胸部突き上げ法」を交互に繰り返します。

〇「腹部突き上げ法(ハイムリック法)」
こどもの背後から両腕を回し、握りこぶしをヘソの上に置き、もう一方の手で腹部を上方に押し上げる。

〇「背部叩打法」
こどもをうつ伏せにして片手で体を支え太ももにのせ、あごをしっかり支える。もう一方の手で、背中の真ん中を手のひらの付け根でしっかり叩く。

〇「胸部突き上げ法」
こどもを仰向けにして片手で体を支え太ももに乗せ、手のひらで後頭部をしっかり支える。心肺蘇生法と同じやり方で胸部を圧迫する。

(こどもの急病・ケガ ガイドブック)
(政府広報オンライン)

応急処置について学ぶ

窒息時の応急処置について聞いたことはあるしなんとなく知っているつもりでした。しかしながら、実際そのような状況に直面すると、応急処置に慣れていないのもありなかなか行動に結びつきませんでした。改めてそのような場面で適切な応急処置をするのは難しいことだな思いました。

なのでいざというとき、今よりも冷静かつ適切に応急処置ができるよう救急法などの講習などを学び実際に応急処置をやってみることが必要なのかもしれません。

救命講習、救急法や幼児安全法は各地域の消防署や日本赤十字社で受けられるそうです。(コロナ渦で講習が中止となっているところもあります。)

〇消防庁
東京消防庁の救命講習

〇日本赤十字社
日本赤十字社東京都支部の幼児安全法

**こどもの事故やケガには十分にお気をつけください**

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なちゅら~ママさん

【家族】のんびりマイペースパパ、ワーママ、ひょうきんな長女、癒し系の次女【興味のあること】育児、料理、アロマ、ホロスコープ。“ナチュラル”に“ナチュラル”な生活を!その子の良さを伸ばす育児を目指しています。サブスクや通販を駆使し日々の生活に楽しみを+α。

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