2021.12.01 / 2021.12.06
手荒れの季節となりました。とほほほ…
こんにちは。5歳と1歳の娘たちの母で薬剤師であるママとこどものおくすりやさんです。乾燥する季節となりました。乾燥によって困ること、それはやはり肌荒れ!ですね。顔や頭、体などありとあらゆるところが乾燥して痒くなったりします。
私はもともとアトピー性皮膚炎持ちで産前はとにかくひどかったのですが、なぜか、2人目を産んだ後からどんどん肌の状態が良くなって、今まで使っていたステロイドの塗り薬を使う頻度がだいぶ減るようになりました。
そんなほぼ状態がいい私のお肌の中で、1箇所だけ治りにくいところがあります。それは「手」です。日々の炊事、洗濯、オムツ替えに加えて昨今のアルコール消毒で産後いっとき回復した手もまた荒れてしまうようになりました。特に手荒れによるアカギレがひどくて、痛くて痛くて。とほほほ…。
肌の弱い私が愛用するあかぎれに最適な薬
そこでまたかかりつけの皮膚科の先生に相談して、可能であれば処方してもらおうと思ったお薬があります。その名も「ドレ二ゾンテープ4μg/cm²」です。次から「ドレ二ゾンテープ4μg/cm²」について解説していきたいと思います。
「ドレ二ゾンテープ4μg/cm²」とはステロイドの貼り薬です
「ドレ二ゾンテープ4μg/cm²」とはステロイドの貼り薬です。ステロイドは簡単にいうと炎症を抑えてくれる効果があります。そのため、手荒れによるあかぎれにも有効と言われています。
皆さん、1度はステロイドの塗り薬を使ったことはあるのではないかと思いますが、貼り薬があるという事実を知る人は少ないのではないかと思います。ステロイドの塗り薬だと手を洗った時や時間が経つととれて効果が落ちやすいです。
特に手はよく洗うし、よく使うしで、効果が落ちやすい箇所です。そうなると治るまでに時間がかかります。あかぎれなんてなかなか治りません。その点、貼り薬だと持続的にお薬が吸収されて効果も長持ちします。そのため早く治りやすい印象です。
外観は上のような薄いフィルムのようなシートです。
使い方を紹介〜♪
1、患部をキレイに洗い乾燥させる
2、貼りたい患部よりややの大きめにハサミでカットする
3、台紙から本体を剥がして患部に貼って、半日から1日放置する。
4、その後、剥がす
治るまで1〜4の繰り返し
剥がれにくくするためには角を丸く切った方がいいと記載があるので、角を切って貼ってみたのですが、患部が小さいため切っても切らなくても剥がれにくさはあまり変わりませんでした。
次から実際私が使用してみて思うメリットとデメリットをあげていきます。
メリット
・貼っていられるので塗り薬より早く治る
・患部が保護されているのであかぎれの部分にものが触ることがないので痛くない
・防水性があるので貼りながら水に触れることができる
・透明なので目立ちにくい
デメリット
・場所によっては剥がれやすい
・剥がれた薬があちらこちらに落っこちて、布団などについた場合は取れにくい
・強い水に当たったり水に当たることを繰り返すと剥がれやすい
あのあかぎれはどうなったかというと
なんとか治りました〜。私の場合、おおよそ1日半くらいであかぎれの部分がくっついたという感じでした。塗り薬だと3、4日以上はかかってしまう印象です。治りかけが痒くてまた掻いてしまうのも治りにくい原因だと思うのですが、薬が貼ってあると思うとかかないように意識している自分がいます。
また、防水性なのですが、デメリットにも書いたように、何度も水にあててしまうと段々とれてきてしまいます。そのため説明書にあるように半日貼っていられずその前にとれてしまいました。そのときはまた貼り直すこともできます。
処方せんがないと購入できません
あくまで医師が診察して処方する薬なので希望したら必ず出してもらえるとは限りませんが、こういった剤形のステロイドのお薬もありますよという紹介でした。
もちろん手にしか使えないということはありませんが、手荒れによるひどいあかぎれに悩んでいる人には1つの選択肢として知っていてもらってもいいのかなと思い今回書いてみることにしてみました。
あかぎれは治りにく上に痛い〜!!早めの対策を!
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ママとこどものおくすりやさん
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◆薬剤師ママ
◆私 主人7歳と4歳の娘 の4人家族
◆横浜市在住
調剤薬局併設のドラッグストアに勤務し、地域医療に貢献中!薬剤師の資格を活かした医療ネタや娘との日々の生活、クレイフラワーの習い事について書いていきたいと思います♪