私自身は子どものころに転勤の経験がなかったのですが、自分が「親」になってから、全く予想していなかった転勤族生活を味わうことになりました。

どちらかと言うと「色んな経験をしたい派」の私は、転勤族になることに対してネガティブな感情はそこまでありませんでした。が、やはり子連れとなると、引っ越すたびに子どもたちの学校問題が発生します。

ベトナム在住の我が家は、最近ベトナム国内で引っ越しを経験しました。距離にして、北海道~大阪くらい。日本でもそうであるように、これくらい遠方への引っ越しとなると、気候も違うし、使っている方言も異なります。

そんな大きな環境の変化の中、子どもたちが引っ越し後すぐに新しい学校に編入できるように、親としては事前にリサーチをしておく必要があります。

海外の幼稚園・小学校の選択肢

海外で子育てをする日本人家庭に与えられる学校の選択肢は、大まかに分けて以下のようなパターンが多いでしょう。
1.日系幼稚園/日本人学校
2.インターナショナルスクール(以下、インター)
3.現地校(園)

ベトナム語が親子ともに分からないので、ベトナムでの我が家のチョイスは1か2のみでした。

サクッと1か2が決まれば良いのですが、今回の引っ越しは非常に微妙なタイミング。年長の次女は、日本人学校への進学を考えた場合、1~3月だけ通う幼稚園を探さなくてはならず、それは次女にとって7園目!

やっと慣れてきた頃に小学校入学になり、校舎の数でカウントすると8校目。小学校在籍中に、本帰国する可能性が非常に高いので、ベトナムでの転校はもうしたくない!

一方インターの場合は、娘の誕生日だとすでに小学校1年生の学年。ということは、長女と一緒に通学できるし、来年4月にまた学校を変える必要が無くなります。

そんな背景から、また今後の将来性も考え、今回はインターの小学校に、新年から長女と共に編入することにしました。(ちなみに長女も保育園から小学校まで合わせると、今回で6校目…。)

学校決めと同時に行わなくてはいけないのが家探し

こちらでは交通事情があまり良くないのと(歩道をバイクが走っていたり、道路を逆走するバイクもしょっちゅう…)、写真のように大雨で道路が冠水することが日常茶飯事なので、よっぽど近くない限りはスクールバス通学となります。

となると、新たに住む家に、通いたい学校のスクールバスが停まるかどうかも重要なポイント!

今まで海外に出てから数回引っ越しをしましたが、毎回、家の内覧と、学校見学を同時進行で行いながら、最終的に家を先に決めるのか、学校を先に決めるのか…で頭を悩ませています。

来年もつづく?!オンライン授業

ベトナムではまだオンライン授業が続いています。日本人だけならまだしも、世界中から集まった生徒たちと、PC画面上で、母国語以外の言語を通じて授業を受けるのは、そう簡単なことではないでしょう。いや、ハードル高すぎます(汗)。

特に次女は今まで幼稚園児だったので勉強の習慣もほぼゼロ。「本当にやっていける?!」と、インターへの編入を決めたものの、私は不安がいっぱい。

この決断が吉と出るかどうかは、本当に始まってみないと分かりません。しかし「ここに行く!」と親子で決めた以上、子どもたちを精一杯サポートしながら、新しくやってくる一年を、実豊かなものにしていきたいと願っています。

最後に。

今まで、シンガポール、ベトナム、そして一時帰国中の日本から記事を執筆させていただきましたが、「ぎゅって」での私の記事はこちらで最後になります。

海外子育ては、母国でないが故に、苦労することが山ほどありますが、その分、異国で生き生きと成長していく子供たちを見るのはとても刺激的で、楽しいものです。また日本の良さを再発見することもでき、母国を今まで以上に大切に考えるようにもなりました。

私がそうであったように、「海外子育てなんて縁が無いわ」と思っていても、いつか突然そうなるかもしれません。もし今後、海外で子育てをする機会が出てきたら、どうか躊躇せず、むしろ前のめりで!引き受けてみてください。

今まで、海外在住日本人ママ、sariの記事を読んでいただき、ありがとうございました!

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sariさん

夫、7歳&5歳の娘と4人で海外生活中。シンガポールとベトナムでの子育てや仕事の経験をもとに、アジアの子連れ観光スポットや、現地の教育事情など、日本にいる方にもきっとタメになる情報をお伝えしていきます。

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