2022.01.11
長女出産に至るまで
独身時代は、看護師として病棟で3交代をしながら働き、その後、教育現場で働いていました。
そして間もなく、結婚・妊娠。
ワンオペ育児、両親に子どもを預けることが簡単ではない、仕事の急な早退やお休みも簡単ではない職場。
長女を出産後に退職。
それと、ずっと憧れていたんです…「専業主婦」という響き。フルタイムで働いてきた私にとって、専業主婦は憧れでした。
家庭と子育てに専念できると思っていた。
長女を出産後、実家に里帰りはしていましたが、実母は日中仕事でおらず、長女と二人。12月~1月で寒くて外に出られない…思うように体が動かない日々でした。
そう思いながら、実家での生活が有難い環境にも関わらず、どこかで自宅に戻りたいと思っていました。
けれど、実家で過ごす時間があと少し…って思ったら、夜になると泣いていました。
1カ月健診を終えて自宅に帰りました。実家まで車で20分の距離ですが、自宅に戻れば昼間は長女と二人。
夜は1~2時間毎に起きてくるし、昼間は長女のお世話とお家にこと、テレビを見て気づけば夕方。
話し相手は寝ている長女と夜に帰ってくる主人。時々、家にお友達が来てくれましたが帰ってしまうのが本当に寂しくて…。
真冬で空は毎日どんよりしていて、予防接種に行った病院で、受診しにきたママと話す事が気分転換。だけど、人見知りでママ友を作る事も簡単じゃありませんでした。
家にいると泣けてくる。
今までずっと働いて、欲しいものを買って、好きな時間に出かけて、好きなものを食べて生活していたのに、あの自由さはどこへいったんだろう?
仕事で子どもと離れて外に出られる主人が羨ましいって思ってました…
仕事を辞めたし、今までみたいに好きな事も出来ない、主人のお給料で生活する(この気持ちが私を一番苦しめたのかも…)、お金の使い方も控えないと…。
仕事も辞めたし戻る職場はない…と長女の寝顔を見ながら疎外感ばかりを感じてました。
今振り返れば、産後うつのような状態でした。
ずっと子どもは可愛いと思ってたから小児看護に携わっていたはずじゃ…。その経験もあるし、どこかで子育ても大丈夫!なんていう自信があった。
子どもがたまらなく可愛くて離れたくない!ってなるはずだったのに…。
一人になりたい、夜寝て欲しい、温かいコーヒーを冷めないうちに飲みたい…今まで出来ていた事が、自分のペースで進められない事にイライラしてました。
主人と一緒に座ってご飯を食べられたのが、食べ始めようとすると泣いたり、起きたり…。
今思えば、「そんな事当たり前やん!」ってなりますが、この時はそんな風に考えられませんでした。
長女の成長と共に、表情が豊かになり反応が出てきたりと私も落ち着いて子どもと接するようになれました。外に出る事で気分転換できるようにもなりました。
あんなに憧れていた主婦でしたが、家にいると家事が終わらない。終わりがないですから…しかも家に居るとあちこちが気になって仕方ない(;'∀')
良い調子に家事が捗っていても、子どもの事でストップすると、急にヤル気がなくなったり…
一人の女性として見られたい思い
子どもを持つと、「〇〇ちゃんのママ」という母親という立場。
仕事では、「母親」でも「妻」でもない「1人の女性」として居られる。
その立場を失った事が、私には辛かったんだ…!と気付きました。
長女が1歳4ヶ月の時に、再び看護師として働き始めます。
子育てはこうあるべき。
主婦はこうあるべき。
のような〇〇べきに縛られていたこと。
そうじゃなく、仕事と子育ての両立をすることで、「私」を認められたい気持ちが強かったんだと思います。
つづく。
weekly ranking
この記事を書いたブロガー
ブロガー一覧-
かたやまはるかさん 3人子育てとWワークでも、自分の時間はとことん楽しむ
-
12歳(女)、9歳(男)、5歳(女)。3人の子育てをしながら看護師と講師業をしています。一歩踏み出したい、新しいことを始めたいときの後押しや、自分で考えて行動できるママ達を増やしたいという思いで活動しています。一人時間、お家のインテリア、北欧、コーヒーが大好きです。