/ 2022.02.08

こんにちは。薬剤師のママとこどものおくすりやさんです。私はアトピー 性皮膚炎持ちなのでよくステロイドの塗り薬のお世話になっています。そのため、あまりステロイドの塗り薬に抵抗がなく、2歳の次女も肌が弱いので炎症部分にはよく塗ってあげていました。

オムツかぶれがひどくなってきた

次女はよくうんちをする子で1日に2〜3回はザラです。うんちをしたときは、なるべく早めにオムツを替えてあげてはいましたが、オムツかぶれがだんだんとひどくなってしまったので、もともと皮膚科から次女の体用で処方されていたステロイドの塗り薬を塗ってあげました。

初めは改善が見られたのに一向に治る気配がない

やっぱりステロイドは最強だ!良くなってきた!と初めは思ったのですが、あともう少しのところまでは改善するのですが、その後は完全に治り切りませんでした。そうこうしてるうちにまたひどくなってきて、お風呂の時にお尻を痛がるようになりました。

そして、ここでやっと皮膚科を受診してみることにしました。

先生の診断によるとまさかのアレが原因!?

私は仕事だったため、パパに次女を皮膚科に連れて行ってもらいました。もらってきた薬に目を通すと、ミコナゾールとクロベタゾンの混合の塗り薬でした。

私「え、ミコナゾール?!これって…」
パパ「そう、カビが原因かもしれないって」
私「カビならステロイドで治らないわけだ」

カビはステロイドでは治りません!むしろ悪化します

ミコナゾールは真菌(カビ)に効くお薬です。そうです。次女のオムツかぶれの原因はカビが原因だったのです!

ステロイドは過剰な免疫反応を抑えて炎症を沈めるものです。ところが、この免疫反応を抑えすぎてしまうとカビに対する免疫反応が働かなくなり、逆にカビが強くなってしまうのです。

そのため、カビの時は強めのステロイドはご法度。抗真菌薬と弱いステロイド(クロベタゾンなど)を混合したお薬を使って原因の真菌を倒し、必要最低限のステロイドで炎症を抑える治療法が一般的なのです。

薬剤師とあろうものがオムツの中の湿気が多い箇所へのカビの可能性に気づきませんでした。まさに身をもって(正確には次女の身をもって)痛感しました。

水分の取り過ぎにも注意が必要

わが家の次女は、とにかく水分摂りたがりな子で、特に牛乳が大大大好きです。親も欲しがるだけ水や牛乳をあげていたのもうんちが緩くなってかぶれやすくしてしまった原因の1つと思われ、反省しております。それからは水分をあげすぎないように心がけています。

次女のおしりの現在はというと…?

次女ちゃんのおしりはおかげさまで桃のような艶々の状態に戻りました!!(うらやましい…)

オムツかぶれにはカビも関係しているかもしれません。中々治らない場合にはぜひ病院へ!!

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ママとこどものおくすりやさん

◆薬剤師ママ
◆私 主人7歳と4歳の娘 の4人家族
◆横浜市在住
調剤薬局併設のドラッグストアに勤務し、地域医療に貢献中!薬剤師の資格を活かした医療ネタや娘との日々の生活、クレイフラワーの習い事について書いていきたいと思います♪

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