/ 2022.03.06

こんにちは。看護師ママのきりぬきです。先月はママがぐっすり眠るための方法をいくつかお伝えしました。今月は睡眠と同じくらい大切な食事についてお話ししようと思います。

ママの食事は家族の中で一番疎かになってしまいがちですが、家族に食べさせることばかり優先してしまうと、いくら休んでも回復力が低下し、疲れが抜けなくなってしまいます。

子育てママの疲れに効く栄養素3つ

保育園に通っている年齢の乳幼児のお世話をしながらママが口にできるものと時間は限られています。子どもの食べなかった嫌いなおかずの残りや形の崩れてしまった余り物を、きれいに盛り付けることなく適当にささっと食べて済ませているママも多いのではないでしょうか。

確かに、ご飯やパンを食べれば一時的にお腹は満たされますし、エネルギー源になる炭水化物も何とか確保できそうです。しかし、その場しのぎの食事ばかり続けていると代謝が悪くなってしまうので、太りやすく疲れも溜まりやすくなりますよ。そこで意識してほしいのが、次の3つの栄養素です。

肉体的な疲れにはビタミンB1

エネルギー代謝をスムーズにしてくれる栄養素で、お肉(特に豚肉)に多く含まれます。子どもにお肉のおかずを食べられてしまってママの分がない!ということが頻繁に起こる場合は、全粒粉や大豆製品でも代用できるので、発芽玄米を白米に混ぜて炊いたり納豆を常備しておくと、手軽にビタミンB1を摂取できますよ。

ただ、お肉(お魚やたまごでもOK)を使ったおかずは身体を作るのに必要なたんぱく源でもあります。たんぱく質を含むおかずの摂取量が少ないと、肌や髪のハリ・ツヤが保てなくなってしまうので、美容のためにもたんぱく質を全く摂らない食生活になっていないか見直しましょう。

精神的な疲れにはビタミンA・C・E

精神的なストレスが溜まると、活性酸素というエネルギーの燃えカスが溜まります。この燃えカスは老化や免疫力の低下も引き起こすので、ストレスフルな毎日を送る子育てママには活性酸素の働きを抑えるビタミンA・C・Eが多く含まれる緑黄色野菜が欠かせません。ビタミン・エースと読むと覚えやすいですよ。

子どもでも食べやすい人参や南瓜、ブロッコリーなら食卓に出ることが多いとので、ママの取り皿にも彩りを忘れないよう心掛けてくださいね。子どもの野菜嫌いで食卓に登場する緑黄色野菜が少ない家庭なら、デザートやおやつをフルーツに変えてみるだけでも活性酸素の働きを抑える効果が期待できるので、試してみてはいかがでしょう。

子どもの好きなフルーツの定番のバナナより、いちごやキウイには強力な抗酸化作用があり、特におすすめです。

疲れやすい体質を改善する鉄分

鉄分が不足すると全身が酸欠状態になってしまい、だるさや疲れを感じやすくなります。貧血予防にひじきやほうれん草を食べているママも多いとは思いますが、動物性の食品に含まれる鉄は吸収率が格段に良いので、より疲労回復を実感しやすいでしょう。

レバーや魚の血合いが苦手な場合は貝類でも代用できるので、わたしはよくあさり缶を使って炊き込みご飯を作ります。缶詰なら手間がかかりませんし安価なのでお財布にも優しいです。

そこに色合いで乾燥ひじきや人参も小松菜等も入れてしまえば、鉄分食材2種と緑黄色野菜も少しは摂ることができ、さらに具沢山のお味噌汁でも付ければ、特別なおかずを作らなくても満遍なく不足しがちな栄養素が摂れそうです。

日々やることが多過ぎて、疲れに負けていられない子育てママ。子どもたちにとって代わりの効かない存在だからこそ、子どもに食べさせるばかりだけでなく、週に一度は自分を労わる食材使ったメニューを献立に取り入れることから始めてみませんか。

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きりぬきさん 年子姉妹ママと病院勤務ナースの二刀流☆

4歳(長女)3歳(次女)。娘達の成長をパワー源に、急性期病院での看護業務に励んでいます。将来の夢は親子で三世代女子会&恋バナやを聞かせてもらうこと♪

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