ムスコは4歳になりますが、発達がゆっくりなこともあってとにかく手がかかります。くり返し理由を説明したり、叱ったり、ご褒美で釣ったりとさまざまな手段でムスコの「困った」に対応してきたのですが全然ダメ。

ほとほと困り果てていたのですが、最近『見える化作戦』を取り入れたところ効果が!ムスコの子育ての悩みにちょっとだけ光が差した気がしました。

今回は、わが家で実践して効果があった子育ての『見える化』についてお話しします。

マイペースなムスコ!対応のヒントは長女の行動

ムスコはとにかくマイペース。ごはんや着替えなどの毎日のルーティンさえもスムーズにいくことは稀です。ただでさえ手先が不器用で時間がかかるのに、途中で遊び出したり気が散ったりしてまったく進みません。

ごはんも着替えも時間がかかれば遊ぶ時間がなくなります。いつももっと遊びたいと大騒ぎするので、「早く食べれば(着替えれば)たくさん遊べるんだよ!」と伝えるのですが、全く効果なし。

そんなとき、ふと思い出したのが長女がムスコのごはんを食べるのを見守ってくれていたときのこと。iPadでごはんの絵を描いて、食べたら消してと応援してくれていて、そのときはムスコは割とパクパクと食べ進めていました。

そのときは、「なんかおもしろいことやってるなー」くらいに思っていたのですが、もしかして言葉ではなく絵で視覚的に伝えたことが良かったのではと思い至りました。

というのも、通っている療育で、ムスコは言葉で複数のことを言われても抜けてしまう傾向が見られるため視覚的サポートがあった方が理解しやすいとアドバイスを受けたことがあったのです。

ムスコのような発達ゆっくりさんに限らず、小さな子どもは先の見通しが立てられないため、やることが書かれていてひっくり返したりできる「お支度ボード」なども使われることがあるそうです。

朝の一連の流れをイラストにしてみたらやってくれることが増えた!

先日、朝にごはんが進まず散々注意しても改善しなかったとき、「ちょっと待ってて!」と朝の一連の流れをイラストにしてみました。

ごはんをたべる→着替える→歯磨きをする→遊ぶ→保育園に行くと順番に書いて、ごはんが遅くなると遊ぶがなくなるよと説明。すると、「急がなきゃ!」とムスコは頑張ってごはんを食べてくれました。

その後も、「ごはんの次は着替えるだよね」と、イラストを見て行動。途中でふざけはじめても、もう一度イラストを見せて「今はここ!」とやることを示すと、言葉だけで注意したり叱ったりしたときよりもやるべきことをやってくれる率が高くなりました。

あと何日がひと目で分かる!登園しぶりにも効果大

ムスコはしばらく前から登園しぶりが深刻化しています。朝起きたら第一声で「今日保育園お休み?」と聞き、お休みすると騒いでなかなか家を出られないこともしばしば。教室には毎日先生に引っ張り上げられて入室しています。

そこで、保育園についても月曜日から金曜日までを紙に書き、保育園が終わったらひとつずつお花を貼るシステムにしてみました。お花が全部たまったらお休み。大好きな車に乗って遊びに行けるとわかるように、最後には車の絵も書きました。

すると、保育園にあと何日行けば休みになるかひと目で分かることがよかったのでしょうか、「あとひとつだね」と少しだけ前向きに保育園に向き合えるようになってきた感じがします。

口ではあと1日だけだよといつも説明はしていたのですが、ムスコはそれをうまくイメージできていなかったのかもしれません。

調べたら、ダイソーなど100均でもマグネット式のお支度ボードが売られているみたいですね。イラストなどを使った視覚的な情報支援は、ムスコのような発達ゆっくりさんだけでなく、小さな子どもに理解を促すには役に立つのかもしれません。

もし何度言ってもわかってくれない!とイライラしたり困ったりしている場合は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

次はダイソーのお支度ボードも買ってみたいです

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猫間まみさん

2度目の育休復帰に挫折。ウエスト症候群のムスコ(5歳)の成長を見守りつつWEBライターとしてゆるっと生きる2児の母(自画像ネコ)。特技(?)のズボラ家事で時短しつつ、しっかり者のムスメ(8歳)と会社員のパパ(画:ひつじ)とともにゆかいにくらしています。

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