/ 2022.03.24

先日、息子の卒園式でした。3年前の今頃、とても大切な幼児期を、どこの園へ入園させるのか悩みに悩み、理事長にお話しを聞きに行ったのが、つい先日のことのよう!

最終的に、わが家が選んだ園は「子ども中心」を教育理念に掲げている、レッジョエミリア教育を元にアクティブラーニング取り入れている園でした。

都内にありながらも1600坪もの敷地で、在園児が自由にツリーハウスへ登ったり、ポニーのお世話をしている姿も、入園の決め手となりました。

実際入園してみると、経営元がお寺ということもあり、茶道やどんど焼き、お釈迦様のお寺参り、お月見など日本の行事について学ぶことや体験する機会が多く、中々学ぶ機会がないような体験を多々経験させてくれることにも驚きました。

椅子に座ってお勉強する時間は一切ありませんでしたが、今、改めて振り返り、幼児期ならでは、幼児期にしか学べない体験をたくさんさせてくれる貴重な園だと思っています。

しかし頭を悩ませたトラブルもいくつか…

そんなすてきすぎる園に通園していたのですが、トラブルもありました。

「友達がいないから行きたくない」と言い出したこともあれば、唇から流血して帰宅してきたこともありました。また入園してから知った「園ルール」に涙をのんだ息子の姿も、目の当たりにしてきました。

そんなトラブルがあるたびに、「もしかして間違った選択をしてしまったかな」「本当にこのままでいいのかな」という思いが、頭をよぎることもありました。

しかし、そのたびに夫と深く話し合い、両親が全面的に協力をしてくれ、先生方から的確なアドバイスをもらい、ママ友が寄り添ってくれ、どのトラブルも1つ1つ乗り越えてくることができました。

卒園式当日

卒園式当日、迎え入れてくれたのはいつものごとく、幼児たちが作ったとは思えない作品の数々。毎度、園児たちの感性には刺激をもらいっぱなし(レッジョエミリア教育のおかげかな)。

作品を見入っていると「ゆづ、おはよーッ!」「おせーよ、待ちくたびれたよ!」と元気いっぱい、息子の仲間たちが、息子を迎えにきてくれました。

仲間たちは私に軽くお辞儀をし、息子と肩を組みながらホールへ消えていきました。数年前「友達がいないから行きたくない」と言っていた息子の姿はどこへやら…。

そんな、相変わらず元気いっぱいの園児たちに圧倒されながらも、ちょっぴり背伸びをして悪ぶっている息子の後ろ姿に、卒園式ということも重なり、大きな成長、さらには誇らしくさえ感じてしまいました(この時点ですでに泣きそう…笑)。

いつもと様子の違う式典

式典中はいつもの元気いっぱい騒々しい園児たちの姿はなく、皆ピシッととても立派。3年間、たくさんの行事に参加してきましたが、「子ども中心」の教育理念の元、賑やか元気いっぱいが常だったので、厳かな雰囲気に私が息をのんでしまうほど。

3年間の通園で、子ども中心であり「本物の自由」を学んだ子どもたち。責任の上に「本物の自由」が成り立っていることを深く理解し、式典中はそれを体現してくれているようの見えました。

息子が登壇し、ホール内に響き渡る声で返事をした時には、もぅ、なんとも言えない気持ちになりました。その後、やや上を向きながら、ゆっくり花道を歩く姿は、涙無しには見られませんでした。

最後のホームルーム

最後のホームルームは晴天の中、息子のクラスは、ポニーのいるウッドデッキで行われました。(本当にどこまででも自由~♪♪) 外に集まってきた子どもたちは、先ほどの式典に居た子どもたちと同一人物とは思えないほど、元気いっぱい、超うるさいッ! 

でもやはり、自分のあたまできちんと考えて行動できる子どもたち。先生が泣きそうになりながら手紙を読み始めると、皆、自然と先生に注目。

色々あって大変だった、色々あったからたくさん学べた、長男の幼稚園生活。卒園式も、相変わらず、キラッキラした笑顔で素晴らしい時間を過ごしていました。

ありがとう。

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かつきさん

姉妹ママを切望していましたが、3歳3カ月3学年差兄弟のママになりました(^^) 夫と5歳&8歳の息子たちと、なんだかんだ楽しくやってます♡ 建築士と整理収納アドバイザー保有、趣味は模様替♪

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