「ご飯だからテレビ消そう」
「やだ!テレビ見る!」

最近まで、子どもたちと夕飯前に繰り広げていた会話です。

帰宅後に急いでご飯を準備し、「さぁいただきます」と席についてもなかなかテレビを消さない子どもたち。

「ご飯の時はテレビ消そう」と言い聞かせても「なんで!」「イヤ!」とごねる子どもに、結局私が根負け。

「今日のところはまぁいいか」と折れる日が続き、すっかりテレビを見ながら食事する習慣がついてしまいました。

食事中にテレビを見てほしくない

私自身は、家族団らんの中心にテレビがあってもよいと思っていました。

けれども、小2から保育園児の子どもたちはテレビがついているとそちらに夢中になりすぎて、食事がまったく進みません。

さらには、ボロボロこぼしたり、服を汚したりすることもあり……。食事中はテレビを消した方が良いとの思いが強まりました。

そこで、バトル覚悟でもう一度子どもと話し合うことに。「食事中にテレビを見たい子ども vs やめさせたい親」の幕開けです。

テレビを見てほしくない理由を説明する

実力行使でテレビを消すのは簡単ですが、小2と年長の2人は話せばちゃんと分かってくれるはず。まずは「なぜ食事中にテレビを消したいのか」を説明しました。

「テレビを見ながらだとご飯をこぼしてしまうよね。ママはせっかくつくったご飯をこぼされると悲しい」

私の気持ちを伝えると「こぼさないように気をつけるからテレビ見せて」と子どもたち。お互いの妥協点で「こぼしたらテレビ消す」のルールで食事中のテレビをOK にしました。

「もぐもぐタイム」を決める

初めはしっかりご飯を食べていた子どもたちでしたが、だんだんとテレビに夢中になり、お箸からおかずがポロッと転げ落ちます。

約束どおりテレビはおしまいと消すと、「やだーー!!」。もう食事どころではありません。

そこで次は「いただきますの後に3分だけ消そう」と提案しました。子どもたちはしぶしぶでしたが、3分だけなら……と消すことに納得。

この時間を「もぐもぐタイム」と名付け、夕飯前に「今からもぐもぐタイムスタートね」と声がけしてテレビを消すようになりました。

会話が進まないときは「クイズ」に頼る

「もう3分たった?」。何度も聞く子どもたちでしたが、 会話が盛り上がっている時は忘れて気がつけば5分、10分とテレビを消している時間が伸びてきました。

子どもの気持ちをテレビから逸らすためにクイズの力も借りました。

「味噌汁に入っているものなーんだ」「お米がたくさんつくっている県はどーこだ」。目の前のごはんに関係する問題を出すと、小2と年長はこぞって「はい!はい!」と手をあげてくれます。

このクイズがドンピシャでハマり、最近やっと「テレビ消そう」と言う前に子どもがテレビを消すようになりました。

ここまで約1カ月。はじめはすごく泣かれたりグズられたりしたので、子どもがすんなり言うことを聞く特効薬があったらいいなぁと何度も思いました。

まぁ、こればっかりは根気強く向き合わないといけないんでしょうね。習慣を変えるって大変っ!

最近は「クイズだしてー」と子どもにせがませながら夕飯を食べています

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ヨリさん

小3、小1、4歳の母。発達遅れのある末っ子の療育と仕事の両立が課題。共働き、3人育児の暮らしの工夫をブログ「よりみち家族」を書いていたら、1冊の本になりました。書籍「暮らしの最適化」発売中です。

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