
2022.07.23 / 2022.07.25
日本の男性の育休取得率は12.65%
2020年の男性育休取得率は、12.65%(前年7.48%)です。※厚生労働省公式サイトより
前年の7.48%から、1年で約1.7倍。
今年、2022年に男性育休の法改正もあり、更に取得率は上がりそうですね。
ただ、この「12%」って皆さん、どう思いますか?僕は、全然低すぎて、育児が女性依存型になっている現状を痛感してます。育児女性依存型の社会は、女性労働力の機会損失だと思いますし。何より、男女格差が広がっていくだけだと考えます。
北欧の男性育休取得率は約70~80%
海外の男性育休取得率でいくと、北欧のフィンランドやノルウェーなどは70%~80%と言われています。日本の12%がいかに低いか、わかるかと思います。
とあるノルウェーの子育てママの記事にこんな意見が書いてありました。
「ノルウェーの男性の99%が家事育児をやるんじゃないかしら?」
事実、男女格差を測るジェンダーギャップ指数ランキングを見てみると。
2020年結果で、ノルウェーは、第2位で、日本はなんと121位(153か国中)。※内閣府公式サイトより
育児を通じて、日本の「男女格差」という課題が見えてきます。
男性の育休は誰でも取れるし、日本の制度は世界的に見ても高水準
そもそも、男性の育休は「会社の福利厚生」ではなく「国の制度」です。たまに「うちの会社はそういう制度ないんだよね」みたいな男性を目にします。が、これは、誰でも取れる権利のある国の制度です。
そして、日本の育休制度は、1.取得期間の長さ 2.給付金の額 から、世界的にみても高水準な制度です
最後に
男性育休取得も少しずつ増えてきていて、家事育児をやるパパも増えてきているように思います。ですが、圧倒的に男性×育児に関して日本は最後進国だと思います。
この今の日本社会で、女性が子どもを産んで育てたいかな?といつも疑問に思います。自分の娘が将来、子どもを授かったときに、この国で産んで育てたい、と思える社会にしていきたいなと思います。
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この記事を書いたブロガー
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浅田伊佐夫さん 計16ヶ月育休取得した広告マンパパ
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3歳(女)1歳(男)。40歳、広告代理店勤務のサラリーマンです。2020年4月長女誕生時に6ヶ月、2022年8月長男誕生時に10ヶ月、合計16ヶ月の育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指して、父目線の育児ブログを発信中。