/ 2022.10.19

料理漫画でよく見る“アレ”は実際可能なのか

こんにちは!5歳と3歳の兄妹育児に日々翻弄されている限界ワーママ、おきらいすです。三度の飯より酒が好きで、よく肝臓をアルコールのおひたしにしています。

突然ですがみなさんは、料理漫画などで“正しい手順を踏んで丁寧に作った料理”に対して、食べた人物が「同じ食材で作った同じ料理なのに、なんでこんなにおいしいんだ……!?」と感動するシーンを見かけたことはありませんか? 私は……あります!!!!!!!

そして、そんなシーンを見るたびに思っていました。「それそんなに分かる?????????」と。

というわけで本記事では、「人は、何も言わずに出された“丁寧な料理”と“雑な料理”を見分けることができるのか?」を検証してみたいと思います。

みそ汁で検証してみる

今回は、毎日のように飲んでいる「みそ汁」で検証してみることにしました。なぜなら私は、みそ汁を世界一適当に作っている自信があるからです(そんなことに自信を持たないでほしい)。

流れは以下の通りです。
・まずは普段通りにみそ汁を作って夕食に出す
・翌日、全く同じ材料を使って「丁寧なみそ汁」を作る

果たして、この違いに家族(主に夫)は気づけるのか!?

まずは「世界一雑なみそ汁」を作る

それでは、まずは普段通りの「世界一雑なみそ汁」を作っていきたいと思います。みなさまにおかれましては、あまりの雑さにドン引きしないようご注意ください。

ちなみに使用するのは、いつも使っているハナマルキの『新だし入り風味一番』です。だし入りなのでもちろんだしは使いません。自分でだしを取らず顆粒だしを使っていることに、若干の後ろめたさを感じているみなさん。遥か後方にいる私を見て安心してください。そして企業努力を信じろ。

1.鍋に水ぶち込み

まずはお鍋に水を投入します。使用する水はもちろん目分量。蛇口からそのまま勢いよく注ぎます。

2.具材ブチ込み

先ほどのお鍋をさっそく火にかけ、沸騰したら冷凍のうす揚げを投入。再沸騰するまで火力はそのままです。コープの『冷凍きざみうす揚げ』、本当にむちゃくちゃ便利なのでかなりおすすめです。

3.早くもみそまでブチ込み

再沸騰したら弱火にし、すぐさまみそを投入。「えっ、もうみそ!?」と驚かれそうですが、常識にとらわれないフリースタイルみそ汁ということでひとつご容赦ください。

4.弱火で放置

このまましばらく置きます。みその風味が飛ぶんじゃないかって? 沸騰させなければ(多分)大丈夫さ。

5.最後にわかめブチ込み

具材に火が通ったら、火を消す直前に乾燥わかめをブチ込んで終了です。聡明なみなさまはもうお気づきかと思いますが、みそに長風呂させることで“手動で溶く”という工程を省略しています。勝手に溶け出ていってもらう。みそにだってできるはず。可能性信じてこ! 声出してこ!

6.完成!

完成しました!
・だし使わん
・具材切らん
・みそ溶かん
という最強ズボラみそ汁です。これがわが家の家庭の味だ!夕食に出したところ、もちろん誰も気にすることなく飲んでいました。食育? 知らない子ですね。

いよいよ「丁寧なみそ汁」を作る

さて、2日目です。いよいよここからは本番である「丁寧なみそ汁」作りにチャレンジしていきたいと思います。

今回は、マルコメの「だし入り味噌で作るおみそ汁」のレシピを参考にしました。初っ端からみそのメーカーとレシピのメーカーが違うという体たらくですが、まあ大丈夫でしょう(丁寧に作る方でズボラすな)。

1.具材の下準備

まずは分量通りの乾燥わかめを水で戻します。「えっ、わかめって先に戻さないといけないんだ……???」と初手から早くも戸惑っています。

2.計量に次ぐ計量

水ももちろんキッチリと量りました。正直もう面倒くさい。逃げ出したい。

3.具材を煮立たせる

きちんと計量した水に、きちんと計量した具材を入れて煮立たせます。レシピの具材はわかめと豆腐なのですが、昨日に合わせてうす揚げにしました。これで具材に左右されず、みそ汁本来の味の違いが明確に分かるはず!

4.また計量

具材を煮立たせている間に、みそももちろん量ります。

5.みそ投入

具材に火が通ったので、いよいよみそを投入します。なんと数年ぶりにみそを溶きました。世の中にはこういう人間もいるんだよ。もちろんレシピ通り、一旦火を止めてから溶き入れています。ダルすぎる。なんだこの料理。

6.もっかい着火

最後にふたたび沸騰直前まで火を入れまして……

7.完成!

ようやく完成です! 本当に長かった……。一見何の変哲もないいつも通りのみそ汁ですが、料理漫画メソッドに則れば今までわが家で食していたみそ汁とは雲泥の差があるはず! というか、こんなに頑張ったんだから味の違いに気づいてくれないと泣いてしまいそうです。

でも、「こっちの方がおいしいってなったら今後ずっとこの作り方しないといけないの!?」という気持ちも正直あります。そんなの絶対に無理なんだが。

結果はいかに!

そんな感情入り混じるみそ汁を、さっそく食べてもらいました。結果は……

誰一人気づかず!!!!!!!

夫や子どもたちはもちろん、作った私ですら「いつものと同じでは?」になりました。いやでもこれはさすがに私の舌が<<<貧>>>すぎるだけかもしれません。理解したかった。作り手として。

もう一生みそは溶かない…

というわけで少なくともわが家では、「みそ汁は多少(多少???)手抜きしても大丈夫」という結果になりました。もう二度と具材や水を量りませんし、来世までみそは溶きません。見せていくぜ、ズボラの底力。

みなさまにおかれましても今後はぜひ手抜きみそ汁を取り入れていただき、毎日の夕食作りを楽にしてください。これは別に共犯者を増やしたいとか足を引っ張りたいとかではないんです。100%善意です。信じて。

では、また。

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おきらいすさん やりたいことやったもん勝ち系フリーダム母

とにかく楽して褒められたい系ママ。根っからの大阪人です!賑やかすぎる2歳差兄妹と天然な夫との、笑ってばかりの4人暮らし。口癖は「ま、そういうこともあるよね~」料理も掃除も家計管理も「なんとなく、それっぽく見えたらOK♪」毎日ハナマルです◎

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