新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務が急速に広がりました。私もその一人で、週4日は在宅勤務、週1日は出社というペースで仕事をしています。出社日には夫が在宅勤務し、どちらかが家にいるようにしています。

在宅勤務で乗り越えた「小1の壁」

子育て中のわが家にとって「在宅勤務」は救世主のような制度です。通勤時間が長い私たち夫婦は、子どもが小学生になり保育園のように長時間預かってもらえなくなったら、働き方を「時短」「パート」などに変えざる得ないと、ずっと考えてきました。しかし、実際は在宅勤務が定常化され、長女が小2になった今も、フルタイムで働くことができています。

在宅勤務の落とし穴。子育て中に起きた2つの問題

しかし最近、子育て中の「在宅勤務」には落とし穴があるのではないかと考えるようにもなりました。それは、今年度に起きた2つの家庭問題がきっかけでした。

1つ目は、次男が週2回療育に通い始めたことです。保育園と異なり、送迎時間帯は勤務時間中に重なってしまいます。移動支援やシッターサービスなど、送迎を頼めるサービスに連絡しても、なかなか見つからず、在宅勤務の合間に上司に中抜けを申請して、送迎に対応することになりました。

2つ目は、小学2年生の長女が学校に行きたがらなくなったことです。夏休み明けから、頻繁に「学校に行きたくない」と言い出し、昨年9月は半分以上休んでしまいました。在宅勤務しながら、となりで小学生が勉強や読書をする日々が続きました。

在宅勤務での、育児と仕事のミルフィーユ状態!

在宅勤務がなかったら、これらの問題で休職や退職を決意したかもしれないと考えると、「退職の危機」を在宅勤務で乗り越えたとも言えます。しかし、現実は会議と会議の合間を縫って次男を療育に連れて行き、長女の相手をしながら資料作成。仕事と育児のミルフィーユ状態にアップアップの毎日です。

私自身も、就業後や休日にソファで倒れ込むように寝てしまうことが増えてきました。まどろみながら「もしかすると、今は仕事をセーブする時期なのかも…」が頭をよぎります。

在宅勤務との付き合い方。セーブするべきタイミングを見落とさない

在宅勤務が急速に普及して、多くの人が仕事と家庭を両立しやすくなりました。しかし、自分でできる限りのことをしなければならないという状況に陥り、セーブする必要がある時でさえも働き続けることが増えているように思います。

私自身は今回の問題から、仕事をセーブするタイミングは、「小1の壁」や「子どもの不登校」などの対外的な状況ではなく、自分自身の判断になったのだと気づきました。在宅勤務とうまく付き合いながら、自分がセーブするべきタイミングを見極めていきたい。そんなことを考えるこの頃です。

ワーママ生活、細く長く続けていきたいです!

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ヨリさん

小3、小1、4歳の母。発達遅れのある末っ子の療育と仕事の両立が課題。共働き、3人育児の暮らしの工夫をブログ「よりみち家族」を書いていたら、1冊の本になりました。書籍「暮らしの最適化」発売中です。

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