みんな大好きヨシタケシンスケ!

どの家庭でもヨシタケシンスケさんの絵本を1回は読んだことがあるのではないでしょうか?『もうぬげない』や『おしっこちょっぴりもれたろう』、『りんごかもしれない』など、大人も子どもも一緒に笑えてほっこりする独特な温かみ、そして大人も思わず唸るような深みもある。そんな絵本をたくさん描かれている作家さんです。

深みがあるといっても1歳ごろから読める本も多くありますし、小中学生、そして大人向けの本まであります。2歳のわが家の娘も『おしっこちょっぴりもれたろう』、『もうぬげない』などを愛読しています。

父親なりの育児を明るく楽しくリアルに描き出した一冊!パパもママもみんな読んで!

さてタイトルにもある通り今回紹介したいのは、ヨシタケシンスケさんの『ヨチヨチ父 とまどう日々』(赤ちゃんとママ社)です。ヨシタケシンスケさん自身が父親となってから、その子育ての経験をもとに描かれたエッセイ集(育児マンガ)です。

1つ目のエッセイから出産時の妻にドン引き、生まれてきた赤ちゃんにショックを受け、正直な感想は胸の奥にしまって「…カワイイネ……」と言いましたというエピソードから始まるなど、等身大なエピソードが満載です。

読んでみれば笑ってしまう育児あるあるもたくさん。さらにパパならではの苦悩にも触れられており、パパいつも微妙に報われない感があるなど、その苦悩には思わず「わかる!!わかる〜〜!!」と心の中で叫んでしまいました(笑)。

一方でママが読めば「へぇ〜パパってこんなこと思ってるんだ」と、パパなりの辛さをわかってくれるはず(いや、パパもママもそれぞれの辛さがありますよね)。さらには、親になった自分は親になる前と比べて強くなったのか弱くなったのかとか、ヨシタケ家の教育方針にもちょっと触れられたりとヨシタケシンスケ作品ならではの深さもたっぷり。

明るい気持ちになりたい、ほっこりしたい、ちょっとしんみりしたい、ちょっと考えてみたい、悩んでいるけどヒントが欲しい、などなど。どんな時にも寄り添ってくれて、時にはうっすら涙が出ちゃうことも。オススメできる一冊です。

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へんぺさん のんびりとした父親です

妻と娘と息子の4人家族/1年間のダブル育休取得(~2023.4)/仕事は学校の教員/育休の経験が少しでも社会の役に立てればと経験や考えたことを書き残しています

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