おもちゃを隠して保育園に持ってきちゃった！どうする？

事件は会議室で起きているんじゃない、そう現場で起きてますね。朝の保育園への送りはいつもバタバタする Jay（ジェイ）です。

朝から長男（4歳）がお気に入りのおもちゃを「保育園に持っていきたい！」と申しておりました。もちろん母は「せやなぁ、持っていきたいよなあ、かっこいいもんなぁ。でもさぁ、それ友達に貸してあげられる？壊れたりしても“いいよー”ってできる？」と、共感してからの説得。

長男は「…できない」。うん、ほな置いてこか、帰ってきたら遊ぼな！はい、おもちゃにバイバイして～、で、今までは大体イケてたんですけど、今日は無理。駄々＆癇癪ですわ。「持っていく！リュックの中に入れとく！」と聞かない長男。

うん、たまに年上の友達がそれしてるんですよね。隠しおもちゃ。園から出たら取り出して見せるっていう。（その作戦ついに覚えてしまったか…）と、ガックシな母。

時間もないし、「わかった！ほなリュックのポケットに閉まっとこう。でも保育園の中で出せないよ。いい？」と尋ねると、（うん）と首を縦に振ったので（まぁ、保育園ついたら忘れてるやろし、その隙にそっと持ち帰って忘れさせよか）で、うまくいくと思ってたんですよね。

朝は自分の支度、長男の説得、次男（2歳）の身支度で バタバタ走るバタ子さんより走り回って、やっと保育園にたどり着きますから、もう考える暇もなかったわけです。

はい、保育園到着～！で、先生に挨拶して、長男が言う。「ねえ、おもちゃ出していい？」

なんでやねん！

そこからは、もう1回あのセリフ。「せやなぁ、見せたいよなあ。かっこいいもんなぁ。でもさぁ、それ友達に貸してあげられる？壊れたりしても〝いいよー〟ってできる？」と聞くと、長男が言う。「…うん、できるよ！」

できるかいな！

もう、おもわずツッコみたくなる気持ちをおさえて、一息ふぅ。考える母。（うん、ここはいったん先生巻き込もう！）そう思って先生に相談。

もちろん先生も同じように「そっかー、見せたいよね。でも、友達みーんな貸してほしくなるよ、たいせつなおもちゃだから壊れたら悲しくなるよね？無くなったら嫌だよね」と、やさしく子供目線の説得。しかし負けない長男。「だいじょうぶだよ！」となぜか得意気。

あかん、〈おもちゃを譲り合うこと〉を覚えた保育園というゾーンに入って、強気なってもうてるやん！もう一度母は考えた。

（彼の欲求はなんだ？）

彼の欲求は…〈ーおもちゃを見せたい！ー〉
見せてどうする？…〈ーかっこいい！と言われたいー〉

そこで母は先生に無茶ブリ。期待値を高めるように「じゃあ、かっこいいおもちゃ…先生にだけ、こっそり見せたら？それだったら友達に見られないし！」と、言いつつ先生には思いっきし目くばせ（ほんま、すんません、先生！）

するとそのスモールステップに納得した長男！が、こそっと先生に…おもちゃを見せる。すると先生が目を輝かせ「うわぁー！かっこいいねえ！これは、みんなに見せたら きっとみーんな貸して欲しくなっちゃうから、もう帰ってこなくなっちゃうかも！」と言い、ナイスアドリブを決めてくれたおかげで！やっと長男が納得。おもちゃを手渡してくれました。

ふぅー、一件落着！