551人の先輩ママたちの、妊娠と仕事の体験談。待ちに待った、もしくは、不意だったかもしれない「妊娠」。上司への報告や、仕事とのバランス、どうしてた?ストレスを強く感じ仕事を辞めた人、仕事を続けた人の今だから言える事もご紹介します。

questionいつ妊娠報告を、職場の上司や同僚にしましたか?

妊娠2~3カ月のときに妊娠報告したプレママが7割

職場(上司や同僚)に、いつ妊娠報告をしましたか?(有効回答数:551人)

最多は「妊娠2カ月」、ほぼ同スコアで「妊娠3カ月」。9割以上が妊娠5カ月までに報告済みという結果に。そのタイミングとなった理由については、最も多かったのが、業務上理解を必要としたこと。

1位 業務上、理解を必要とした 44.5%
2位 できるだけ早くしたかった 35.2%
3位 つわりなど体調不良がつらかった 32.8%
4位 安定期に入った 17.6%
5位 その他 11.4%

(複数回答)

安定期を待つよりも、早めの報告となる人が多いようです。早めとなった人の中には、

など、人員や業務への気配りを理由とするコメントも。

など、個々の事情、体調が理由でやむを得なかった人もいます。

question妊娠報告。具体的に、どう切り出した?

社会人としての気遣いがしのばれる結果に

最も多かったのが、まずは直属の上司やそれに当たる人に「お話があります」と、あくまでも簡潔に伝えるパターン。通常の業務報告の流れで、という人も目立ちました。事実を述べ、仕事や人事への配慮を添えつつ、自分の問題や希望を伝える。社会人としての細心の気遣いがしのばれました。

なかには少数派ですが、

という、明るく(?)“気持ちぶっちゃけ”型も。

question妊娠報告後の反応は?

周囲7割は好意的、でも…

妊娠報告をした後、職場の反応は?(有効回答数:551人)

気になるのは、「その後」の反応です。職場の反応はどのようなものだったのでしょうか?良い反応だった人は、

など、心配が杞憂に終わったというコメントも。

一方で、決して「歓迎されなかった」人の声です。

と、苦い思いを経験しています。

question妊娠期に仕事をすることで、ストレスはどれくらい感じた?

とてもストレスを感じた 15.6%
ある程度ストレスを感じた 35.8%
どちらともいえない 14.3%
あまりストレスは感じなかった 22.1%
全くストレスは感じなかった 12.2%

妊娠中の仕事、就労について、ストレスの感じ方は?(有効回答数:551人)

ストレスを感じたプレママも多数

心も体もデリケートになる妊娠時期。実際にストレスの感じ方はどうだったのでしょうか。

「ある程度感じた」35.8%が最多、次が「あまり感じなかった」22.1%。職場が配慮してくれたかについて見てみると、「配慮なし」派のストレス度はより高いものの、「配慮あり」でストレスを強く感じる人も。

妊娠のストレスは、職場の配慮だけでなく、つわりや体調の程度など、人それそれ、環境それぞれで、「個人差」が大きい傾向のようです。

question妊娠期の仕事、ストレスを軽減する方法は?

では、通勤やつわり、不安感など、みんながこの時期をどう乗り切ったのか、具体的に“工夫したこと”を聞いてみました。

通勤やシフトで

マインドをおだやかに

これまでと同じペースでは働けない状況に葛藤(かっとう)しつつ、自分なりの工夫を重ねて乗り切ろうとしたコメントが続々。

ただ、なかには、体調の悪化や緊急入院、マタニティーハラスメントなどの深刻な状況になった人も。一人では抱え込まない、決して無理はしないことも心がけたいですね。

question妊娠中、仕事を辞めたいと思ったことは?

実際に退職した 23.6%
辞めたいと強く思ったが結果しなかった 7.4%
辞めたいと思う瞬間はあったが、結果、思いとどまった 20.5%
辞めたいとは、ほどんど思わなかった 41.4%
辞めたくなかったが、辞めざるをえなかった 5.1%
分からない、覚えていない 2.0%

妊娠中、仕事をやめたいと思った事は?(有効回答数:551人)

辞めた人、続けた人。どちらも半数以上は後悔していない

仕事との新しいバランスをとる中で、「辞める」選択が浮上する人もいます。気持ちと実際の行動については、次の結果となりました。

その選択は良かった?それとも後悔している? 仕事を辞めた人に“胸のうち”を聞いてみると…。

一方で、仕事を続けた人は、次の通りでした。

プレママへのエール

最後に、先輩ママたちからプレママたちへ、経験に基づいたメッセージとエールです。

先輩たちが共通して語るのは、周囲を上手に頼ること、そして、自分なりのバランスに自信を持つこと。このバランスは妊娠出産に関わらず、子育てが始まってからも、常に問われ続けていくことですね。

今回、辛かったこと、悩んだことも含めて経験を回答し、真摯(しんし)なメッセージを送ってくれた先輩ママの皆さん、本当にどうもありがとうございました。

※コメントの()に記載した居住地と年齢は、回答時点の情報です