子連れで行きたいグランドキャニオン国立公園・アメリカ旅行

グランドキャニオンってどんなところ？

アメリカを代表する国立公園、グランドキャニオン。ユネスコの世界遺産にも登録されています。ここは想像を絶するスケールの大自然に出会える場所。巨大な地表の割れ目を目の前にすると「キャニオン（峡谷）」というより、まさに「地球」そのものを感じることができます。地形は侵食によって、現在も変化し続けています。

ビューポイントを結ぶ無料の路線バス

公園はコロラド川を境にサウスリムとノースリムに分かれています。施設がきれいに整備されているのはサウスリム。サウスリムの中心から西側にはハーミッツ・レスト（Hermits Rest）まで、たくさんのビューポイントが点在しています。それらを結ぶのが無料の路線バス。全部で３路線あります。

子連れ家族におすすめしたいトレイル

せっかくグランドキャニオンに来たのだから、トレイルを歩いて、目の前に広がるけた違いの絶景に出会いたい。小さな子どもと一緒に本格的なトレッキングをするのは難しいけれど、比較的アクセスしやすく整備の行き届いているトレイルもあります。その1つが、サウスリムからノースリムに続く断層に沿って歩く「ブライトエンジェル・トレイル」。このトレイルを途中まで行って帰ってくるだけでも、とっても楽しいです。

太陽が昇ると気温がどんどん上がるので、朝早い時間帯からスタートするのがおすすめ。運が良ければミュールにも出会えます。グランド・キャニオンが一番美しい時間は、日の出、日の入り。太陽の光が岩壁にあたり、みるみるうちに、そして力強く変化していく様子はとても美しいです。

ビレッジ内は子連れ旅行にとっても便利

多くのアメリカの国立公園内には、宿泊施設、レストラン、キャンプ施設、スーパーなどの施設があり、それらの施設が集まっているところをビレッジと呼んでいます。サウスリムにもビレッジがあり、観光地化されていてとても便利。自然環境を保護しつつ、観光地化を両立させているのは決して容易なことではありません。ビレッジには大きくて品ぞろえが豊富なスーパーマーケットがあり、食料品や生活雑貨などのほか、すぐに食べられるサラダやサンドイッチ、テイクアウトコーナーも併設されてます。フードコートや土産物を売る店もありショッピングも楽しめます。

現地ならではの情報はビジターセンターで

ビジターセンターは、滞在期間中に開催されるイベントやトレッキングツアーなど現地でしか入手できない情報が入手できます。また、グランドキャニオンについて学べる資料もたくさんありますよ。

国立公園内のホテルに泊まってみよう

グランドキャニオン国立公園を訪れるのなら公園内のホテルに泊まるのがおすすめ。ビレッジ内の宿泊施設は6軒あります。基本的にどの国立公園でも公園内の宿は高いし、グランドキャニオンのリム沿いの宿はさらに高いというデメリットはありますが、日の出と日の入りをホテルすぐ横で簡単に見れたり、朝早く空いている時間からトレッキングできるのは公園内のホテル宿泊者だけの特権。せっかくここまで来たのだから是非、国立公園内のホテルに宿泊してみたいですね。

グランドキャニオン国立公園内ホテル一例

格式高い老舗宿エルトバホテル
グランドキャニオンの観光名所の1つともなっていて、宿泊しなくても是非、訪れてみたい場所。歴史のあるホテルだけあり、建物全体の雰囲気はいいです。

人気宿カチーナロッジ
近代的な建物のカチーナロッジはエルトバの新館的存在。ロッジという名の通り、気取らない雰囲気のお部屋です。

宿泊予約TIPS
宿泊予約は13カ月前の1日から始まります。予約のキャンセルは2日前まで可能なので、行くと決めたらとりあえず予約を取って、後でスケジュールが決まった段階で、ほかの日をキャンセルするのも手です。逆を言えば、こまめにチェックしていれば空きが出てくることも。
オンライン予約はこちらから
http://www.grandcanyonlodges.com/

グランドキャニオンへのアクセスと周辺情報