子どもの字が汚いのは、鉛筆の持ち方が原因かも?正しい持ち方ができてないと、筆圧が弱い・歪む・姿勢が悪いなどの癖が身について、正すのにもひと苦労。大人も使える矯正アイテムで、親子で鉛筆の正しい持ち方からの美文字を目指しましょう◎
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「字を書く」は子どもの成長の証
保育園や幼稚園でひらがなを覚えると、文字に興味を持ち始め、友だちや先生に手紙を書いたり、本を読み始めたり。
文字がわからない小さい子どもでも、鉛筆やペンを持って「書く」ことが好きで、紙を見ては鉛筆や色ペンを握って「書く」遊びをしている、2歳児の行動に成長を感じる反面、壁紙や提出書類に落書きされないか、とヒヤヒヤしています。
子どもの鉛筆の持ち方や姿勢が気になる
書くことに慣れてきた子どもは、学習中の姿勢が気になるところ。友だちに手紙を書いていた小学2年生の長女は、文字はキレイなのですが、書いているときの姿勢が覆いかぶさった状態で、もはや手元が見えませんでした。
勝手に鉛筆でお絵かきを始める2歳の女子に比べて、年長になる三男は自宅で文字を書いている姿を見たことがなく、試しに鉛筆を持ってもらってみたのですが、
私も鉛筆の持ち方には自信がなく、実は箸も曖昧。子どものうちに矯正しないと、大人になっても間違えた持ち方の癖が直らないので、文字も姿勢も「美しい」とはかけ離れた状態に苦労しています。そんな私が、子どもに正しい鉛筆の持ち方を教えることができるのでしょうか。
鉛筆の持ち方矯正アイテム
子どものうちに、正しい持ち方を覚えてもらいたいと思い、何か自然に持ち方を正せる文具を探していたところ、こんな矯正アイテムがありました。
鉛筆デビューや矯正初級に向いている形の、持ち方グリップ。かわいいフクロウの顔が書いてありますが、矯正の段階によりグリップの形も変わり、他にもイルカや蝶などのシリーズがあるそうです。
試しに姿勢の悪かった長女に、装着して書いてもらうと、
机から眼が離れて、姿勢が戻っているではないですか!
使い方は簡単!鉛筆に取り付けるだけ
この矯正グリップは三角や六角、丸など、さまざまな鉛筆の形でも装着ができました。
薬指をでっぱりに添えれば、正しい持ち方の完成です。
持ち方グリップを実践してもらいたい子どもの特徴
- 力が入らず、筆圧が弱い
- 濃い鉛筆を使っていても、筆圧が薄くて文字が細い
- 文字を書くときに手が浮いている
- 持ち方が決まっておらず、毎回支える指が異なる
- 文字を書く姿勢が悪い
誰でも鉛筆の持ち始めめは、グーで握って持つのかと思っていたのですが、きょうだいの様子を見ていると、始めからきちんと持てる子もいれば、小学生になっても正しい持ち方ができていない子もいて、鉛筆の持ち方は人それぞれ。
矯正グリップを使用して、何度も繰り返し書くことで、自然と持ち方が安定するのかな、と思いました。
あくまで矯正なので、すぐに正しい持ち方が身につくわけではなく、持ち方が安定するまでは、ある程度の回数や時間が必要でしょう。口で説明するのが難しい「鉛筆の持ち方」。持ち方グリップは、子ども1人でも簡単に正しい持ち方が自然と身につくサポート文具、だと感じました。
そして、この持ち方グリップを使っていた子どもの様子を見て、おばあちゃんたちが口をそろえて言うのが
昔はこんな便利な道具はなかったね
そして、「あなたたちが小さい頃は、鉛筆やお箸の持ち方を教えるのが、本当に大変だったわ」と子育て時代を振り返っていました。正しい持ち方を教えるのは、いつの時代も母親の役目なのかもしれませんね。
最初は誰でも字が汚い!「書ける」ことを褒める
小学校に入ると、日記の掲示などで字が上手な子・汚い子と得意不得意が出てきますが、低学年はみんな字が汚いのが当たり前。また、十分に文字が書けないうちに、漢字を覚えないといけないこともあり、子どもなりに大変です。
文字や漢字を覚えられなくても、正しい持ち方で一字一字に集中し、キレイに文字が書けたときは褒めてあげたいと思います。
また、このフクロウの形をした持ち方グリップは、対象年齢3歳から。シリコンなので嫌なゴムの臭いもなく、小さな子どもが噛んでも苦味もない丈夫な素材です。
誤飲する恐れもない大きさなので、2歳児にこの持ち方グリップをつけた鉛筆を渡したところ、「こわい!」「いらない!」と言って拒否されてしまいました(笑)。
始めから持ち方グリップをつけて鉛筆を持たせるより、子どもが興味のあるときに装着してあげると、鉛筆デビューや矯正スタート時に、スムーズに導入できると感じました。